今年も始まる【梅雨の祭典】 全日本大学野球選手権大会

≪第62回全日本大学野球選手権大会≫

6月11日から　神宮球場・東京ドーム

組み合わせはこちら　⇒　　http://www.jubf.net/alljapan/alljapan2013_tournament.html



今年も始まります。
ワタシが勝手に【梅雨の祭典】と呼んでいる、
全日本大学野球選手権大会。

他の競技で言うならば【インカレ】。


今年も全国26地区の代表が集結。
わずか6日間にわたる、
熱き精鋭たちの祭典が開幕です。

この大会、
優勝までには5試合（シードチームは4試合）を勝ち抜かなければなりません。
6日間で5試合！
厳しいトーナメント戦です。
（気候は灼熱ではありませんが、甲子園よりも過酷な日程となっています。）


勝ち上がりのポイントは、
いかに投手を上手くやりくりしていくか、
というところでしょう。

この所の上位進出チームを見ても、
『2枚看板』
がしっかりしているチームが、
やっぱり強さを発揮している感じです。

通常大学野球のリーグ戦と言えば【勝ち点制】。
長くて3連戦ですから、
4試合、5試合を短期間で戦い抜くためには、
選手層の厚さがどうしても求められます。

いきおい、
層の厚い東京6大学、東都大学の代表チームが上位に上がるケースが、
ここ数年特に顕著です。

過去6年の優勝は、
東京6大学が3回（法政、早稲田）、東都が3回（東洋）。

ここ2年は、
決勝が【六大学vs東都】
という宿命の対決となっています。


しかし今年は、
六大学代表の明治大、東都代表の亜細亜大共に、
大苦戦のリーグ戦を勝ち抜いての逆転優勝。
絶対的な力を持ったチームではありません。

しかしながら、
その分”粘り強さ”は持ち合わせており、
このあたり、
過去の大会とは毛色の違ったものになりそうな気配もあります。


明治はかつてないほど苦しみ抜いたリーグ戦でした。
4カードで星を落としながら勝ち点は落とさずの”完全優勝”。
粘って粘って、
第4戦にもつれ込んだのが2カードと、
異例ずくめの優勝でした。

山崎・関谷の両”日大三OB”の二本柱は、
安定感があるようでないようで・・・・・
一発勝負ではやや怖さもある投手です。

打線も、
迫力があるようでないようで・・・・・
しかしつながりだすと威力を発揮します。


明治にとっては、
初戦で対戦するであろう創価大（東京新）が『越えなければならない最初の高い壁』になりそうな気配。
うまく立ち上がれば決勝までの道のりも見えてきそうな組み合わせです。


対する一方の雄である亜細亜大。

九里・山崎の両先発が安定していて、
戦いぶりは明治より安定感がありそう。

しかし打線も含め、
去年よりは『戦力20％ダウン』ぐらいだろうと、
ワタシは見ています。

その亜細亜と8強での対戦が予想されるのが、
昨秋の明治神宮大会を制した桐蔭横浜大（神奈川）。
ディフェンディング・チャンピオンです。

エース小野をはじめ昨年のメンバーが多数残り、
今年は自信満々の戦いぶりを見せていますね。
昨秋の明治神宮大会では強豪を次々に破って栄冠に輝いたが、
今年はどうでしょうか。

その神宮大会準決勝の再現となるこの試合、
そこでは今回同様、小野－九里の投げ合いとなりましたが、
桐蔭横浜大が2－0と亜細亜を振り切りました。

亜細亜としては、
リベンジに燃えていると思います。
面白い対決です。


その他では、
”地方の雄”東北福祉大と近大の一戦も注目。
その勝者が九州地区トーナメントを勝ち抜いた日本文理大と対戦。
厳しいブロックになりましたねえ。

首都で東海大を撃破した日体大は、
京産大のブロックへ。

今大会の初出場は、
中国地区代表の吉備国際大。
『夢の東京ドーム』での試合に、
胸をふくらましていることでしょう。


さて、
この大学野球選手権、
会場は神宮と東京ドームの2つ。

大学野球界の合言葉に、
『神宮出場』
というのがあります。

が、
果たして出場の決まった選手（特に地方リーグの選手）というのは、
”学生野球の聖地”神宮球場と、
”野球人憧れの場所”東京ドームの、
本音としてはどちらで試合をやりたいのでしょうね。

ワタシだったら、
やっぱり”東京ドーム”かなあ。

ドーム球場でプレーする機会って、
あんまりないですからねえ。
どうなんでしょう。


ということで、
『来週もひとつ、今週のように”毎日雨は降らず”という天候で、お願いしますね～』
と空にお願いしつつ、
開幕を待とうと思っています。


頑張れ！大学球児！！

夢の舞台で、スパークだ！