株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、アロマやハーブなど植物の力を利用したフィトテラピーが、予防医学の観点から注目されていること、 またアロマやハーブについて知ることがSDGsと密接に関係していることについてご紹介しました。
今回は、最近耳にする機会が多いヴィーガンの話題から、健康やSDGsについてお話ししたいと思います。
みなさんは「ヴィーガンラーメン」というものがあることをご存知でしょうか?
ヴィーガンは動物由来の食品を摂らない完全菜食主義者を指し、 さらに食生活だけでなく衣類、化粧品などにおいても動物由来のものを避ける方もいます。
ヴィーガンを取り入れることは、私たちの健康や動物愛護だけでなく環境保護にもつながっており、SDGsの観点で注目されていることは、以前の記事でもご紹介した通りです。
ヴィーガンラーメンはこの考え方に則り、肉や魚、卵、乳製品、はちみつを使わず、野菜や海藻などの植物性の食材だけで作られているのが特徴です。
近年の健康志向、環境意識の高まりもあってか、ヴィーガンラーメンを提供する飲食店が増えてきています。
また、自宅で調理して食べられるヴィーガンラーメンの商品も販売されています。
味もしょうゆ、みそ、塩といった定番のものから、豆乳、トマト、ナッツを使用したものなど、バラエティーに富んでいるのも注目されるポイントです。
ヴィーガンラーメンには様々なメリットがあると言われています。
健康面では、腸への負担が少なく身体に優しいという点があげられるでしょう。
ヴィーガンラーメンに用いられる食材は主に野菜、海藻などで食物繊維を多く含むため、腸内環境を整え、美容によいと言われています。
最近はグルテンフリーのヴィーガンラーメンも登場し、小麦アレルギーの方でも楽しむことができるようになりました。
少し視野を広げると、ヴィーガン志向の海外の方でも食べられるというメリットがあげられます。
また、「ハラール」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、 宗教上の理由から豚肉を食べることができない方も、ヴィーガンラーメンであれば食べることが可能です。
このようにヴィーガンラーメンは、腸に優しく健康によいというのはもちろん、
健康上の理由や信条・宗教上の理由により動物由来の食品を食べられない方々も楽しむことができるというメリットがあります。
ラーメンという日本で馴染みの深い身近な食べ物が、より健康的に、多様な価値観の人に受け入れやすい形で楽しめるようになり、 かつ環境に優しくSDGsにつながっているのは嬉しいことだと感じました。
今後も、皆さまの日常に身近なところから取り入れられるSDGsに関する取り組みについて、発信してまいります。
引き続きよろしくお願いします。