株式会社ANの社長ブログ

株式会社AN社長向山かおりです。ナチュラルワイン×沖縄料理飲食店を経営。経営や社会課題に関する情報を発信します。

【株式会社AN】SDGsに取り組むトヨタ自動車に込められた想いとはー特別ドラマ『LEADERS』から探る

2023-01-02 09:41:12 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。 本年もどうぞよろしくお願いします。

昨年開催しました、前田薬品工業株式会社の大久保様とのトークイベントについて、 PR TIMESにて配信しました当社プレスリリースが、「Newsweek日本版」にて取りあげられました。

当社の理念と価値観を共有する方々とコラボレートしながら、 みなさまにより上質なライフスタイルを提案する情報を発信していけることを、大変ありがたく感じております。

【Newsweek】

さて、新たな年を迎えるこの時期は、今年一年の抱負を新たにしたり、じっくり本を読んだり映画をみたりする機会も多いかもしれませんね。

今回は、私が最近みた映画の中で、職業観、リーダー像について深く感銘を受けたドラマについてお話ししたいと思います。

ご紹介したいのは『LEADERS』という題名の、現在のトヨタ自動車株式会社の創業期を描いたドラマです。

トヨタ自動車株式会社は、日本の近代化を支えた織機の製作を手掛けていた株式会社豊田自動織機製作所において、自動車の生産に乗り出したところから始まりました。

今なお技術開発に意欲的に取り組みながら、 地球環境への配慮、人材育成、復興支援など多様な面でSDGsに貢献している企業です。

ドラマでは、愛知佐一郎(豊田喜一郎氏がモデル)社長が、当時は欧米諸国に大きな遅れをとっていた自動車開発にチャレンジする経緯を、克明に映し出しています。

数多くの技術的なチャレンジに直面し、変化する世界情勢の荒波に揉まれながらも、戦後日本の自動車産業を支えるまでに発展する過程には、 現代まで受け継がれた大変多くの人の想いが込められているのを感じました。

このドラマの中で特に深く印象に残っているポイントが3点あります。

1つ目は、どのような状況にあってもビジョンを描き続けることの大切さ。

佐一郎が自動車開発に取り組み始めた頃は、欧米諸国と比べて技術力で大きく遅れをとっており、エンジン一つどのように作られているかの手掛かりもない状況でした。

開発の過程で何度も失敗し挫けそうになる瞬間でも、何とか安全に走れる自動車をつくろうと社員一丸となって力を合わせてこられたのは、 社長である佐一郎が、国産自動車の製造・販売で日本を豊かな国にするというビジョンを示し続けたからです。

今はまだ目に見えないものを描き、伝え続けることが社長の大切な仕事だと感じました。

2つ目は、ビジョンの実現において仲間の存在が大きな力になるということ。

人間一人ができることには限界がありますが、人が集まり力を合わせて、お互いの得意分野を掛け合わせることで大きな力を発揮します。

それは技術的な課題を乗り越えるという意味においてももちろん、 精神面で試される場面において突破する力をももたらします。

佐一郎が技術的な課題と同時に、様々な関係者からの多くのプレッシャーを抱えながらも進み続けることができたのは、

ビジョンの実現が自分自身のやりたいことでもあり、また仲間と共有するものだからだと思います。

そして困難な時に各人の目先の利害を主張するだけではなく、 本当は何を目指していたのか、初心に立ち返って目的を見つめ直すことを、佐一郎も社員も大切にしてきたことが大きな結束力を生み出したのだと感じました。

3つ目は、困難な状況において決断する経営者としての覚悟。

国産自動車産業を発展させ、日本国民の生活を豊かにするという佐一郎のビジョンは、 太平洋戦争、戦後の混乱期において、現代では考えられないような多くの困難に直面します。

会社の存亡、ひいてはビジョンの実現が佐一郎自身の決断にかかっている状況の中で、 自分自身の立場に固執せず、会社が自動車製造・販売を継続することでビジョンを実現することを第一優先に置く決断には、 経営者としての人格をかけた、ただならぬ覚悟を感じました。

佐一郎のようなリーダーの存在が、ビジョンに共感し協力しあう仲間を引き寄せ、 一体となって全力で取り組みビジョンを実現する過程は、深く心を動かすものがありました。

現在のトヨタが技術開発に積極的に取り組むと同時に、SDGsなど社会活動に貢献しているあり方は、 トヨタの理念が創業当初から今なお変わらず生き続けていることを表していると思います。

一年の始まりのこの時期に、日本を代表する自動車会社の創業の歴史に想いを馳せながら、 みなさんご自身の人生の目的、目標を見つめ直すきっかけになれば大変幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

参考