銃器対策部隊(じゅうきたいさくぶたい)とは、日本警察の機動隊に所属する部隊のこと。警察内部では略して「銃対(じゅうたい)」と呼称されることが多い。
銃器等を使用した事案への対処や、原子力発電所等の警戒警備を主要な任務などとしている(つまり対テロも)。また、重大事案発生時は第一次的な対応を実施し、警備部特殊急襲部隊「SAT(サット)」到着後はその支援を行う。
近年では、刑事部の特殊犯捜査係(SIT等)と共に、事件現場に出動する例も見られる。
銃器対策部隊が誕生した理由は、
1968年に静岡県で発生した、「金嬉老事件(きんきろうじけん)」と呼ばれる人質立て篭もり事件が発生した。
この事件では犯人が、カービン銃とダイナマイトで武装していたため、警官隊は接近することができず、人質の救出は非常に困難であったが、結果的には捜査員が報道関係者に変装することにより、犯人に接近して制圧、逮捕したが、この事件以降、犯人制圧と人質救出を目的として、都道府県警察に狙撃用ライフルの配備が進められた。
これが銃器対策部隊の誕生した理由である。