なぜ？この今夏糸を編むわけ

ニッティングライフのマストアイテム、汚い椅子のためにカバーを作ろうと思っていたのですが…

私、編み物好きとしては珍しく、在庫の毛糸というのをあまり持たないんですね。というのも、編み物を始めた時から「毛糸は作りたいものが決まってから、作りたい気持ちが高まっている時にしか買わない」というマイルールを一応決めていたからです。手が追い付かないので、編みたいと思っているのに編めない編み図や本はたくさんありますけど。

着分買ったつもりで余ってしまった糸とか、半端玉はあるんですよね。ただそれらは、素材も太さもバラバラでまとめてひとつの作品はできません。なにかないかなあと思いながらクローゼットを探ったところ…

おやおや？



これは…いつぞや編んでいたかぎ針編みのスヌードです。私がかぎ針編みからスタートしたのに、途中で棒針編みメインになったわけは、たくさん編んだかぎ針の雑貨やスヌード、結局じっさいに使ったかというと、使わなかったんですよ。かぎ針小物が似合いそうなナチュラル系の洋服もあんまり着ないですしね。そういうわけで編みかけのまま放置されていました。使用糸は、イオンのパンドラハウスで買った、「リフレッシュ」という綿の糸です。

そしてパンドラハウスといえば…これもあった。はじめてパンドラに行って、安さに感動して買ったんですよね。「サマーフレッシュ」という麻混の糸、これが１０玉パックのまま眠っていました。



そうだこの１０玉と、編みかけのスヌードをほどいて椅子カバーを作っちゃえ！というわけで、寒い中、夏糸を編み始めたというわけです。

本格的に編み物を始めてから五年もたつというのに、セーターは１シーズン中に編めないくらいの手の遅さで、ただでさえ時間がかかるモチーフつなぎのカバーがこの冬の間にできるとはとうてい思えません。それだったら今編んでいる弟のアランジャケットに集中して、しんどくなったら気分転換に一枚づつでもモチーフを編んだらいいじゃないの。またいつか来る夏に向けて。これで新たに冬の課題を抱えなくてすむし、在庫は減るし、なかなかいいアイディアだと思いませんか？



いまのところモチーフは三枚出来ています。どれも微妙に編み方が違うんですよ。面白いでし…いえ、本当のところをいうと単純に間違えてるだけなんです。ごめんなさい。ちなみに、ひとつの椅子カバーを作るのに必要なモチーフは２５枚です。そして椅子は三脚あります。はあー。

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いつもありがとうございます。突然拳をふりあげて現れた冬将軍、きょうはちょっと優しかったような、そんな気がします。