Good Toy time ~グッドトイタイム~

ようこそ!子どもたちの遊びの世界へ♪ブレイクタイムのおともに、ちょっと覗いてみてください。

いたずらを叱る前に…

2020年09月18日 | 子どもの行動
こんにちは、amiです。

先日、甥っ子(次男)の1歳のお誕生日に、「くるくるチャイム」というおもちゃをプレゼントしました。

ペンギンさんの形をした、かわいらしいおもちゃ。
くもんから出ているロングセラー商品です。



ペンギンさんの頭の上にボールを入れると、くるくるとらせんの坂道を下ってボールが下に落ちていきます。下までボールが落ちると出てくる時にチャイムにあたり、「チーン」と音がなる、かわいいおもちゃです。



赤ちゃんは繰り返しあそびが大好き!
自分がかかわったものが、同じ場所を通って同じところに出てくる安心感。

それが、赤ちゃんをこのおもちゃのトリコにしています❤️

おもちゃの広場でも大人気のこのおもちゃを、1歳になった甥っ子にプレゼントしたのでした。

そして数日後…
2人が仲良く遊んでいる写真が届きました。

下の子にあげたプレゼント…に夢中になっていたのは、3歳のお兄ちゃん、Kくんのほうでした(笑)



気に入ってくれたようでなにより。
仲良く遊んでね。

そんなことを思っていたら、さらに数日後。




事件が・・・!!










ん?何か入ってる!




ボールではないものが…。




こ、これはまさか・・・。















チキンナゲットーーーーーーーーーーーーーーー!!




おやつに食べていた、チキンナゲットでした(笑)


妹にこの経緯を聞いてみると、どうやらこれを入れたのは長男のKくんだと判明!


発見した時に、妹はこう聞いたそうです。


「どうしてこれ入れたの?」


するとKくんは…


「まわるとおもったから、だ・よ❤️」


と小声でかわいく答えたらしい(笑)

Kくんはボールがくるくると回る様子をずっと見ているうちに、チキンナゲットも回るかもしれないから確かめてみよう!と考えたのでした。

この話を聞いて、ママすごいなーと思いました。

ボールではないものが入っている。(しかも油っぽい)もうそれだけで大人から見ると意味不明で思わず、



「おもちゃが壊れちゃうでしょー!」



「食べ物をそんな風に扱ったらだめでしょー!」



とつい言いたくなってしまう、そんな場面だったと思います。


しかし、いったん冷静になり、子どもがなぜそうしたのか理由を聞いてみると、ちゃんとそこには意味があったのです。

子どもは遊びを通していろいろと考えています。

「なぜ?どうして?」と疑問を持ちながら、様々な物の原理や仕組みを学んでいるのです。

そしてその学びを確かめながら体感することで、遊びはどんどん豊かになっていきます。

子どものいたずらは成長のサイン。
自分で考えたことを確かめる、そんな自主性が育っています。

小さなことでも、自分で考え、判断し、決定する。
このことがのちに社会に出てから自分の力になっていくのです。



【コラム】 子どもの絵、どう受け止めていますか?

2020年09月17日 | コラム
おはようございます。amiです。
今日はとても過ごしやすい朝です。

先日、仕事で、ある園に行ってきました。
その園で自由画を描いている3歳児を見ていた時のこと。

「お休みの日の思い出を自由に描いてみましょう」という、先生の声掛けにより、子どもたちが一斉に絵を描き始めました。

しばらくすると、一番早く絵を描き終わった子どもが先生のもとにやってきました。

「せんせい、できたよー!」

絵を見ると、そこには電車?または新幹線?のような、乗り物の絵が描いてありました。水色と赤色がきれいに使われた、とてもかわいらしい絵でした。

するとその先生は、

「これは何の絵を描いたの?」

と聞きました。

その子は、

「これねー。おやすみの日に、みんなでおばあちゃんのおうちにいったの。飛行機で行ったんだよ。」

と答えました。

さて先生はどのように答えるのかしら?と思ってみていると…。

「ねえねえ、飛行機で行ったなら、もっとここに雲とかあったでしょ?飛行機はお空の上を飛ぶのよ。」

とおっしゃったのです。

大好きな先生からそのようなコメントをもらった子どもは、当然、書き直します。先生に褒めてもらいたいからです。その子も、「うん。わかったー。」と言いながら、自分の席に帰っていきました。

続けて、他の子がやってきました。その子の画用紙には、たくさんの〇が描かれていました。(2,3歳頃によくみられる、〇のファンファーレです。)

青で書かれたたくさんの丸の中には、よく見ると、目と口と鼻があり、手もちゃんと描かれていました。

すると、それを見た先生は、

「お顔の色は何色ですか?肌色を塗ったほうがいいわよ。」

とおっしゃいました。その子もまた、「うん」と言って席に戻っていきました。

先生のおっしゃることはごもっともです。保育現場の絵の指導って、本当に難しいんです。先生の本当の気持ちも、もしかしたら別のところにあるのかもしれません。

ただ、園の方針や保護者の方の反応(うちの子だけ絵を上手に描けない…などの心配)、そのようなことを踏まえての指導なので、子どもの気持ちを大切に…とはどの園も思っていることですが、その大切に…の方向性が園によって本当に違います。

幼稚園や保育所は絵画教室ではないので、子どもの色彩感覚や美的センスを育てることを重視するよりも(それはそれでとても大切なことなのですが…。そのお話はまたの機会に。)、まずは子どもが絶対的に自分を肯定してもらえる、そんな安心感が必要です。

そのような視点で考えると、先ほどの先生の声かけには、あと少しの配慮がほしかったなと思います。

それは、

子どもの気持ちを受け止める

ということ。

例えば、飛行機を描いて見せてきたらまずは、「すごく大きな飛行機だね。誰とお出かけしたの?」と聞きながら、そのやりとりを楽しんでみたり、

「おばあちゃんのおうちにみんなで行ったんだね。良かったね〜!」と受け止める。

その上で、例えば「水色の大きな飛行機だねー。中に書いてあるこの赤い四角はなに?」と、目で見えたことを感想にしながら子どもに尋ねてみると、そこから子どもが自らまた絵を描きたい気持ちになることもあります。

そのようなことだけでもいいのです。
(ただし、大人が誘導的に声をかけないことが大事!)

まずは、自分の願い(こんな風に描けばいいのに…、こんな風に描いてほしい!という願い)を横に置き、子どもの気持ちを聞きながら、そのことを「そうだったんだね。」「楽しかったんだね。」と受け止めてほしいのです。

そんな小さなこと??と思われるかもしれませんが、このような小さな受け答えの積み重ねが、やがてその子の「自分は絶対大丈夫」という、自己を肯定する心へと育っていくのです。

難しく考えず…。

「ここはこうしたら?」と言う前にまずは、「そうだったんだね。」「そう思ったんだね」と、子どもの気持ちを受け止めることから始めていただきたいなと思います。






おもちゃの広場☆開催レポート2

2020年09月15日 | おもちゃの広場
おはようございます。10月からいよいよおもちゃの広場を再開します😊安心安全に楽しいひとときを過ごしていただけるよう、万全の態勢で準備中✨

今日は、2019年度に開催したおもちゃの広場の活動を少しご紹介します。

【開催地1:綾瀬市ひよこサロン】

◯開催日
・第1回:2019年7月19日(金)10時〜11時30分

ひよこサロンは、綾瀬市役所が運営する子育て支援センターです。綾瀬市早園地区にあります。こちらの子育て支援センターでは今年初めての開催となりましたが、昨年より運営している、海老名のすくすく広場にひよこサロンの保育士さんが遊びに来てくださったことがきっかけでご縁をいただきました。2019年度は近隣にお住いの方を中心に、たくさんの親子が遊びに来てくれました。

アットホームな空間の中で、保育ボランティアさんが保護者の方と談笑をしながら、子どもの遊びを温かく見守っていらっしゃるのが印象的でした。

よいしょ、よいしょ。モンキーちゃんが子どもの遊びを応援してくれます♪


くるくる回るボールに夢中!

他にも、保護者の方向けに幼児の視野体験メガネ「チャイルドビジョン」の製作を行い、子どもの発達と遊びの見守りについてのお話もさせていただきました。



こちらのひよこサロンでは、おもちゃの広場を開催する前に、保育ボランティアさんたちが円陣を組んで、「エイエイオー!」と気持ちをひとつにします。また、おもちゃの広場終了後は、お昼をいただきながら、今日の広場の振り返りを行います。子どもたちのエピソードに花が咲き、素敵な時間が流れていました。

2020年度の10月にまた開催させていただくことになったので楽しみです。

【開催地2:海老名市立子育て支援センターすくすく(大ホール)】

海老名市のこどもセンター内にある海老名市立子育て支援センターです。2019年度は年2回の開催となりましたが、市役所から発行される広報誌による開催告知もあり、累計259名の親子が遊びに来てくれました。

◯開催日
・第1回:2019年8月3日(土)9時〜11時30分 (大人88、子ども76=計164名)
・第2回:2019年12月14日(土)9時〜11時30分(大人51、子ども44=計95名)
大人139名、子ども120名=年間来場者数 累計259名



広い空間で子どもが思い切り走り回ることのできる場所があるため、ステージ上で開催しているおもちゃ広場のおもちゃを持ち出し、自分の好きな場所でじっくり遊ぶ子どもたちの姿も見られました。


「お姉さん、こうやってバケツを持って!」

新しいゲームを思いついたHくん。真剣な表情でかえるさんをお池に入れていました。
子どもの発想は大人が思っているよりも柔軟で豊かです。

大人の価値観で遊び方を決めつけてしまうことのないよう、「子どもが始めたこと」を大切に、これからも広場を運営していきたいと思います。

おもちゃの広場☆開催レポート1

2020年09月14日 | おもちゃの広場

おはようございます。今日は私が運営するおもちゃの広場について、過去の活動内容をご紹介します✨先程、アップしたおもちゃの広場ブログより前に書いた内容です。

〜東京おもちゃ美術館 おもちゃの広場開催レポートより〜


※以下のブログの一部は、「スフィアボール」「感性を育むもの」の内容と重複する箇所があります。

〇場所:海老名市立子育て支援センターすくすく 大ホール 

〇開催日

・第1回:2018年5月19日(土)13〜16時 (大人73、子ども79=計152名)

・第2回:2018年8月25日(土)13〜16時(大人59、子ども49=計108名)

・第3回:2018年12月8日(土)13〜16時(大人50、子ども57=計107名)     

★ワークショップ開催「牛乳パックでコマづくり」、保育のヒント資料配布

・第4回:2019年3月2日(土)9〜12時(大人36、子ども44=計80名)

★幼児の視野体験「チャイルドビジョンを作ろう」、保育のヒント資料配布

大人218名、子ども229名=年間来場者数 累計 447名

〇使用おもちゃ名:なでしこセット 

すくすく広場は、海老名市のこどもセンター内にある海老名市立子育て支援センターです。市役所から発行される広報誌による開催告知もあり、2018年度は累計447名の親子が遊びに来てくれました。全日程とも大ホールを使用しての開催となり、広々とした空間でゆったり遊ぶことができました。(おもちゃの広場は舞台上で開催しました。)

★おもちゃの広場でのひとこま★

小さな兄弟と遊びにきてくれたAちゃん。私が持っていたスフィアボールを見せながら、「今からまほうをかけるから見ててね。1・2・3!」とボールを大きくする様子をママの近くでじーっと見ていました。

その後、しばらくしてからスフィアボールを手に取り、お姉さんのところへ向かうAちゃん。「見ててね。今からまほうをかけるから。」とはりきって説明をしてくれました。

そのスフィアボール、どこに持っていくのかしら??と思い、こっそりあとをつけてみると、あかちゃんコーナへ…。「いまからまほうをかけるからね。」とAちゃん。その様子をじーっとみているふたごちゃんたち。興味津々の様子。おねえさん、どんなまほうをかけてくれるのかなぁ…。

「ちちんぷいぷい、1.2.3!!」おねえさんがまほうをかけてくれました!

大きくなったスフィアボールをしばらくじーっと見つめた後、しばし固まるふたごちゃんたち…。次はどこにいこうかな~と、再びはいはいの旅に出かけたのでした(笑)

★おもちゃの広場でのひとこま2★

この日はお天気が良かったので、ステンドグラス風のおもちゃ「サン・カク・マド」を窓に貼っておきました。窓の近くに座わり、Tくんが小さなおもちゃで遊ぶ様子をずっと見ていたママ。私が2人の傍でそっと窓におもちゃを貼り付けると、その姿を見て興味を示したTくん。「ここに貼ってね。」と私が声をかけると、色とりどりのサンカクマドを次々に手に取り貼り始めました。おそらく20分くらい集中していたと思います。

Tくんが夢中になって遊ぶ様子を「きれいですね~」と優しく見守るママ。日頃のTくんの様子を伺いながら、遊びが楽しくなる声かけや接し方など、いろいろなお話をさせていただきました。「その話、目からうろこでした!声のかけかたひとつで違うものですね。」と笑顔で言ってくださったママの姿に、おもちゃの広場を開催することの喜びを実感したひとときでした。

 

Tくんが夢中になっていた「サン・カク・マド」本来は構成遊びを楽しむおもちゃとして作られていますが乳児さんでも十分楽しめます。サンカクを重ねる、色が変わる、影ができる…。大人はついつい知的な興味を育てようと「与える」ことに意識が向きがちですが、子どもがはじめたことを大切に…。小さなからだいっぱいに感じていることを穏やかな気持ちで見守れる、そんな大人でありたいと思います。


【おもちゃ紹介】 P・K・W ~ママの背中を道路に~

2020年09月13日 | おもちゃ紹介
こんにちは。amiです。久しぶりの投稿です。
このコロナ禍で学校は大忙し💦

5月からzoomを使用した授業が始まりました。それと同時に、zoomを使用した研修会があちこちで行われています。

9月は新しいチャレンジの月✨
知育玩具に特化した資格を取り、おもちゃコンサルタントとしての活動の幅を広げたいと思います😊

さて、本日はPKWというおもちゃをご紹介します。

PKWは、ドイツの老舗ブランド「ケラー社」が販売しているクルマのおもちゃです。

全体的に丸みをおびたフォルムが特徴。
いろいろな色のバリエーションがあります。





実はこのおもちゃ、ケラー社の社長がデザイナーに制作を依頼する時、こんな風にお願いをしたのだそうです。

「ママの背中を道路にして遊んでも、気持ちよく遊べるおもちゃにしてください。」

えっ、、、?

ママの背中を道路に???🚗

って、一瞬耳を疑いました(笑)

実はこのクルマ、ケラー社の社長が「子どもとママが遊べる木のクルマを作ってほしいなぁ…。」という想いから生まれたのだとか。

だから、ママの背中を道路になのですね。

ほんとこのクルマ、タイヤの部分がマッサージにちょうど良くて、ローラーころころと気持ちいいんです😊

我が家は夫と2人暮らしですが、肩が凝った時、コロコロと転がしながら「こっちの道路もお願いしまーす!」なんて言いながらマッサージをしあっています(笑)

子どもとママが遊ぶ時は、ママが寝っ転がっているうえで遊んでも楽しいですね!…というか、もともとそういうことを想定した遊び方をしてほしいという願いを込めてデザインされたおもちゃですから✨

木の玩具って高いものが多いし、どうしても丁寧に扱わなくてはいけないようなイメージがあると思いますが、子どもとママが触れ合いながら遊べるこんなおもちゃもいいのではないでしょうか?



10月より、いよいよおもちゃの広場を開催します。
それまでこのクルマは我が家の観葉植物コーナーで待機中🚗

開催日が決定したらまたお知らせします。