生えび大特価

7歳差の姉妹の母=えびの日々の奮闘ぶりをお伝えします(^_-)-☆ 子育てとは体力勝負なり!

保育園の見送り、ぽぽちゃんに負ける。

2013年07月12日 11時40分23秒 | Weblog
 ベビーたちのアイドル・・・・それはぽぽちゃん。「一家に一体」と言っても過言ではないくらいみんなが一度は抱っこしたり遊んだり、逆さ吊りの刑にしながら持ち歩く人形・・・・。我が家にも睦菜が小さい時に買ったぽぽちゃんが今も健在。少々傷だらけになっていて汚れている箇所もあり、さらにはパンツのゴムが伸びきってすぐ脱げるといった不具合はあるものの、捨てずにおいていたおかげで今は結菜のお気に入りとなっている。
 そんなぽぽちゃんは睦菜の時よりずっと遊ばれている気がするし、外出する際につれて行くと結菜は必ず持ち出し車に一緒に乗りこんでいる。そんなにもぽぽちゃんが好きなのか、重宝するなぁと最近切に思う。そして最近の日課は保育園に行く時もぽぽちゃんを連れ出し一緒い登園すること。あまり私物を保育園に持ち込むのは気が進まないが、すぐに引き上げたら問題ないと、ご機嫌取りにぽぽちゃんも同行させている。保育園の先生たちはとても寛容で、「あら、今日はぽぽちゃんと来たの?」と声をかけてくれるし、教室にぽぽちゃんとともに結菜が登場すると、「あ、ぽぽちゃん!」と瞬時に園児たちの目に留まるのも確か。恐るべしぽぽちゃんの人気と知名度・・・・・。先日はトイレトレーニングで園児がトイレに行った際も、ぽぽちゃんに興味があって仕方のない園児たちの気持ちをくんで、先生はトイレの入り口のドアの向こうに椅子を置いて、その上にぽぽちゃんを置いて、みんなのトイトレを見守らせていた。さすが、子どもの気持ちを削いだりしない・・・・・。
 私はそのうちそっとそのぽぽちゃんを引き取り、「みんなにはぽぽちゃんがこのクラスのお友達じゃないから帰ったと伝えてください」と言って保育園を後にした。
 さらに別の日は、保育園の教室までぽぽちゃんを連れていくと、その姿が見えるだけで園児は「あ、ぽぽちゃん!」とまた指をさし、まるで毎日ぽぽちゃんも登園してくれるような期待のまなざしでぽぽちゃを見る子まで現れた。その日は「ぽぽちゃん帰るね」と言ってドアで手を振るしぐさをしてぽぽちゃんが去っていく様子を子どもたちに見せた。
 そして今日もまたぽぽちゃんを保育園まで連れていくと言った結菜は、ぽぽちゃんを逆さ吊り持ちで登園。教室に入ってからもぽぽちゃんのことを気にしているので、私がさっさと引き取り帰ろうとすると、いきなり取り上げられたと不満げに大きな声で泣き始めた。え???私の姿よりもぽぽちゃんの姿がなくなる方が寂しいの????戸惑う母・・・・泣く結菜。
保育園の先生は「お母さん、よかったらここにぽぽちゃんを置いて行って下さい」とこれまた寛大な心でぽぽちゃんを迎え入れてくれたので、私は園児が見える棚の上にぽぽちゃんを置いて、「じゃぁ、今日はぽぽちゃんの保育参観ね」と言い残して保育園を後にした。しかし、恐るべしぽぽちゃんマジック・・・・。
 なんか園児を魅了するフェロモンでも出てるんだろうか・・・・・。母は複雑な心境であった・・・・。

ムツナノネガイ

2013年07月05日 09時46分39秒 | Weblog
 七夕。睦菜は自分のことではなく、他人の幸せを願える子と知り私は嬉しい。てっきり「勉強ができますように」とか「スイミングでテストに合格しますように」とか書くと思っていたから、家に帰ってきたらこれが台所に飾ってあったのを見て私は思わず泣いてしまった・・・・・。

 「おじいちゃんが死にませんように」

 それは5月に結腸がんの手術をしたアメリカのおじいちゃんに対する願いだった。術後からもうすぐ2カ月経つ頃だけれども、調子のいい日と悪い日があるらしく、周りで支える家族にも苦労や心配をかけている。私は日本にいるのですぐに駆けつけて世話をしたりケアをすることができないのが非常に辛く、たまに奥さんや娘、奥さんのお姉さんなどから近況を聞くしかないのである。それも時差があるし、私はただ父が無事で、そして一日も早く回復してくれることを願う今日この頃なのである。

 睦菜はそんな私の心配や不安な気持ちを察していたに違いない。会えなくても、手術前にスカイプで交わしたおじちゃんと孫の会話が忘れられないのかもしれない。そして私が今は遠く海の向こうに離れいてしょっちゅう孫を連れて遊びに行けないことにもどかしさを感じていることを知っているのだろう。だから短冊に込めた願いが非常に現実的であり、また心にぐっと残るものがあった。
 私は早速この写真をFBを通じてアメリカの家族へ見せた。これらを励みに過ごしてほしいと思ったから。そして睦菜の願いが届いているのか、父の先日のガンセンターでのアポの結果と言えば、化学療法も必要なく、今後はPET検査で転移がないかを調べたり、定期的に経過を見て行くことで方針が決まったそうだ。アメリカの家族は少しほっとしている様子だったし、私もこのまま辛い治療の必要もなく、また元のように父が毎日余生を大好きなアメリカで送れてくれたら言うことない。そして、何よりも睦菜の成長のみならず、結菜を父に対面させるまでは、何としても元気でいてほしいと思う。できれば日本に家族で来てほしいけどね・・・・。