縄文時代、東京は海だった。
「感覚を研ぎ澄ましてトーキョーを楽しむ」
フヂの社内企画から発生した番組。
電車男のパロ広告まで製作でいつでも企画書キボリーヌってゆうのらしい。笑
えっ、ていうかこんな本格的に番組にしてくれるなら無い知恵を必死に絞ってアタシも・・・なんて無理ですやん。映像にして面白い企画・・・となると考え込んじゃうね。
由宇たんが出てくれるなら寿命削ってでも考えたいです。笑
うっかり見落とす所だったんだけど、たまたま暇で番組表確認してたら見つけて即録画予約入れておきました。中々詳細がわからなかったからどんな番組なのか全然検討つかなくて、てっきり由宇ちゃんが軽くナレーションだとかスタジオとかで紹介する程度かな~なんて買ってに思い込んでたんだけど放送が始まってみたら、こりゃビックリ。
思いっきりでまくりじゃないですか。
本人がトーキョー探索するじゃないですか!
音楽めちゃめちゃ良いじゃないですか!
絵が綺麗じゃないですか!
解説がとても良いじゃないですか!
しかも時間がたっぷりじゃないですか!
むしろこのまま、クレメンティにつづく二作目のDVDに出来そうなクォリティ。
番組内容は、解説ページにあった通り「アースダイバー」という本を元にして進行。
香椎由宇と行く現在のトーキョーから古代のトーキョーを見つめるガイド番組といった寛治、じゃなくて感じかなぁ。
「東京になかなか馴染めない」みたいな事を言っている香椎さんにまさにピッタリな企画っていうか彼女しかこの番組の進行は出来ないんじゃないかというような内容ですよ。
最初から関東に住んじゃってる人間の感覚と、一時期をシンガポールで過ごしている彼女との環境に対する感覚の違いみたいなのをちょこちょことコメントしてた。
「東京」がどんな場所なのか、はっと気づかされるような内容でしたよ。昔その場所には、どんな暮らしがあって今にどう繋がっているのか、そして人々の繁栄とともに、うまれたもの、失われたも
のに気づかされたり。
特に東京タワーに関するあたりの紹介がとても興味深くて面白かったです。「死に見つめられる所」だなんて全然気づかなかった。三回位しか行ったことないけど・・・。あのあたりはお墓が多いんですって。ちゃんとそれにも理由があって。
アタシは、隣の県の人間なんで東京には詳しくないんですがー、やーーー本当に見てて面白い番組だった!
由宇ちゃんのナレーションも優しい感じで深夜の静かな時間にぴったり。
この番組このままDVDにしてくれないかなぁ。むしろ、本と一緒にセットとかで新装で出すとか。笑
半年に一回位、第二弾とかやってもいい企画でしたよ。色んな場所を紹介して欲しいなぁ。
トーキョー・アースダイビング |
自転車を買ったのは、いつもと違う景色を見たかったから。
最初はうちから学校まで。そのうち、休みの日も当てもなく走るようになった。
私は何故か東京に馴染めない。
何もかも人工的で、みんなが話している事も意味がないように聞える。
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自転車に乗ると、いつも見過ごしている風景を見つけられる。
代官山の真ん中で見つけたのは古い神社。
流行の洋服や雑貨で埋め尽くされた代官山に残る神社はそこだけ
時間に取り残されてるように見えた。
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東京タワーの立つ場所は一万年前。太平洋へ突き出す大きな岬だった。
東京タワーに上るのは二回目。高校生の時、シンガポールに住んで居た当時の友達ときた。
その時は何にも感じなかった。
「今の東京を一望して」
・・・海にしておけばいいのに。うーん、なんか・・・凄い頑張ってみんなが作ったのはわかるけど凄い色んなもの消しちゃったんじゃないかな。
シンガポールって凄い緑が多いところなんです。そういう所から東京に来ると疲れちゃうんです。
なんか息苦しい。
東京にはなれた、でもなんだか馴染めない。
初めて気がついた。東京タワーの足元にはお墓が一杯ある。
縄文時代、死んだ人は生みに突き出た岬に埋葬されたのだ。
ずっとおじいちゃんに、死んだら骨をすぐ埋葬して海に入れてくれって・・・
そういうのを聞くとあたしもそっちのがいいなと思う。
今から50年以上前、米軍の空襲で焼け野原になった所に放送塔を建てる計画がスタートした。
鉄塔の材料は朝鮮戦争で使えなくなった戦車。
東京のランドマークにまつわる意外な死のイメージ。
だけど今、この場所は観光名所になった。豊かな生活は死の気配を消し去っていく。
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