■助演女優賞は香椎由宇/日刊ドラマGP(2008/5/1 ニッカンスポーツ)
<第11回日刊スポーツ・ドラマグランプリ受賞者発表>
第11回「日刊スポーツ・ドラマグランプリ」の助演女優賞は、日本テレビ系「有閑倶楽部」に出演した女優の香椎由宇(21)が受賞した。「有閑-」は人気の少女コミックが原作。漫画が好きだからこそ、ドラマ化で原作のイメージを壊したくないという香椎は、出演依頼を受けるかどうか悩んだという。「やるからには原作に忠実にやりたい」。そんな思いから、伸ばしていた髪をばっさりと約30センチ切って収録に臨んだ。
香椎は今も漫画喫茶に通うほど漫画が好き。だから、漫画が原作のドラマや映画の出演は、依頼があっても簡単には引き受ける気にはなれないという。「有閑-」の出演の話があったころの心境を、こんなふうに打ち明けた。
香椎「それぞれが持っているイメージってあるじゃないですか。(漫画が)アニメになるだけでも声が違ったりしてちょっとしたショックを受けるのに生身の人がやると一致しない部分が、もっと大きくなる。なので、なぜ漫画原作をこんなにいっぱいやらないといけないんだろう、という気持ちが正直ありました。どうにかして逃げられないかな、と思ったんです」。
香椎いわく「スケールが大きく、すごくおもしろい」という原作のドラマだけにずいぶん悩んだが、制作サイドからだけでなく、原作者の一条氏からも熱望され、出演を決意した。演じたのは“やまとなでしこ”という設定の女子高生だ。
香椎「やっぱり、やるからには原作に忠実にやりたい、と。漫画が好きな側としては、できるだけそこに近づけたい、という気持ちがありました」。
立ち居振る舞いや言葉づかいはもちろん、演技以外のところまで細かくこだわった。おかっぱ頭にしようと、胸まで伸びていた髪を、あごのあたりまで約30センチばっさり切った。原作のイメージから「毒々しさを出したい」と、着物の帯留めにクモのブローチを置いたり、ブーツのチャックをトカゲのような形にしたりと、画面に映るか分からないようなところまで、自ら制作スタッフにお願いした。
そんな真摯(しんし)な姿勢や彼女の持つ存在感が、視聴者の印象に強く残ったのだろう。圧倒的な支持で助演女優賞を獲得。「見てくださった方とつながることって、なかなかないので、みなさんから投票していただいたっていうのは素直に喜べます」と話した。
これまでの役のイメージや顔立ちから、演じた女子高生のような“やまとなでしこ”とみられがちだが、趣味はバイクいじりで「性格はどっちかっていうと男の子に近いと思います」。「有閑-」の登場人物なら“元気バクハツ痛快娘”と紹介されていた女子高生に近いという。
「有閑-」の最終回放送後の昨年末、俳優オダギリジョー(32)と結婚することを発表したが「今までとまったく変わってないです」とさらり。「女子高生はもういい。今度はバイクに乗れる役がやりたいですね」と、笑みを浮かべた。【桐越聡】
■ドラマ 有閑倶楽部オフィシャルサイト
久しぶりの新聞登場。本誌の写真(リンク先にあり)を見ると、だいぶ髪が伸びたな~という印象。
デスノートの時もそうだけど、原作漫画に対してとても気をつかってるのが香椎さんらしいと思うんです。ホントにこの人は漫画すきなんだね(笑)
ドラマの有閑は漫画と全然違うけど、それはそれで良い5人組で見てて楽しかったので良かったと思います。
「毒々しさを出したい」の記事は、前に何かでそのまま同じものを読んだ気がするんだけど何だっけ?(笑)