黄色い涙
東京は阿佐ヶ谷で暮らす漫画家の村岡栄介、歌手の井上章一、画家の下川圭、小説家の向井竜三の4人は、ひょんなことから知り合い、栄介の母親を入院させるために一芝居を打つことになる。その後一度は離れ離れになった彼らだったが、やがて栄介のアパートで共同生活を送ることになる。そんな彼らを見守る近所の米屋の勤労青年・勝間田祐二と、章一に思いを寄せる食堂の娘・時江。そんな彼らのひと夏の物語。
監督:犬童一心
原作:永島慎二
脚本:市川森一
音楽:SAKEROCK
出演
二宮和也/相葉雅紀/大野智/櫻井翔/松本潤/香椎由宇/韓英恵/高橋真唯/菅井きん/志賀廣太郎 /本田博太郎/田畑智子/松原智恵子
見てから大分時間がたっちゃった(笑)少し前にグローブ座での上映で見てきました。映像特典?で、嵐の特別映像みたいなのが先に流れた。内容忘れちゃったけど、なんか面白かった。
でもグローブ座はやっぱり映画見る場所じゃないね・・・(笑)スクリーン向かって右側の席で首が痛くなったよ。
映画は、映像は嫌いじゃないけど個人的な好みとしてあんまりお話が好きじゃなかったです。
映像は凄く綺麗でした、懐かしい・・・っていったらヘンか(笑)自分の生まれる前の昭和の時代はこんなんだったのかな、ちょっとイイ時代だったんですね。最近の昭和ブームもあるし、美化しすぎな部分もあるのかもしれないけど。
映像に流れる街の景色をよく見てると、手足の無い兵隊さんが楽器を演奏していたり・・・昭和って良かったね、ではすまないような雰囲気も。
うちの母親が横須賀出身でそういう人達の話は聴いてて、あぁ本当にそうだったんだって映画で再確認。
このお話、本当に特別な事は何も起きない普通の人の「ひと夏の物語」なんですね。
登場してくる5人に大きな人生を変えるような事が起きるわけでもなく。見ている側の自分としては、なんか彼らに特別な事が起きてほしい、夢が叶う姿を見たい、と思って期待してたので少し疲れた。
ある意味、現実的でリアルな映画なんだけど・・・見た後凄く自分も凹んだ(笑)
「夢ってのはな、呪いと同じなんだよ」という555のたっくんの言葉を思い出した。
原作は未読なんだけど、この映画・・・4人のダメダメ感、疲れてる感があんまり見えなかった。嵐の演技が駄目とかそういうんじゃなくて、彼らがフレッシュ(笑)すぎると思った。
香椎さんは、昭和の景色が妙に似合うのが不思議。
時江の仏頂面最高だった、あぁいう感じの表情をする役ご無沙汰?お水な姿も本当にあの時代の人みたい(笑)えっちしちゃうシーンは、あんま好きじゃない。どうも生々しすぎてしまって。パビリオン山椒魚位な、妄想で補完する微エロ位のが好み(笑)
あ、田畑智子がかなり可愛かったと思います。