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アメコミとラーメン

John Romita Jr.の画力に脱帽、Amazing SPIDER-MAN 933(39)号




今回Amazing SPIDER-MAN 933(39)に関しては2冊買った。1冊目は読書用でJohn Romita Jr. (JRJR) が描いたもの。定価$5.99。これでも高い。そしてもう一つは、Foil Variant。Patrick Gleasonが描いたもの。写真で質感がわかるかどうかわからないが、1990年代に見られたキラキラ反射する表紙。Gleasonのデザイン力には頭が下がる。なんと定価$9.99。高い。(御用達からは割引価格で手に入れているとはいえ。)

筋書をZeb Wells 、画をJRJRとインクをScott Hannaが担当。JRJRとHannaは昔のJohn Byrne、Terry Austinみたいに常にこの組み合わせだ。

粗筋を手短に書く。SPIDER-MANの呼びかけに応えたニューヨークのヒーロー達。Crime MasterとRing Masterの抗争を沈めた。それぞれ別の地域でギャング達が暴れているため再びヒーロー達は別れた。残ったSHE-HULKとSPIDER-MANは怪物たちが暴れまくっているマンハッタン島南部へと移動し再び戦いを始めた。銃弾に倒れたTombstoneは何とか回復しSPIDER-MANと共にこの抗争を鎮めることを提案。

今回も気に入ったシーンや台詞を紹介。今回の手柄はJRJRの画力だろう。全盛期は過ぎたとは言え、今回の話を画にする力は十分残っていた。昔ながらのアメコミ的な構図やコマ割りという感じがする。SPIDER-MENにはその方が合っている気がする。

DAREDEVILのことはよく知らないが今はElectraがDAREDEVILを名乗っているらしい。そして彼女はRing Masterの催眠術が効かない。彼女の台詞。”Your mind is undisciplined child screaming through a megaphone.” 無茶苦茶辛辣。

Crime MasterのSPIDER-WOMANに対する台詞とその答え。”This war has nothing to do with you.” “I know. I’m just the distraction.” 彼女は囮でCrime Masterの後ろからSPIDER-MENが襲うこのシーンは楽しい。

SPIDER-WOMANとSHE-HULKの掛け合いは結構楽しめた。怪物たちとの戦いの前に、SHE-HULK を盾にしていることを散々指摘するシーンも良かった。その前の彼女の台詞。”We’re fighting with monsters? I have a law degree.” 弁護士資格を彼女はもっているので、当然大学院のMasterは取得しているはず。そんな彼女の誇りを垣間見た。

今回の騒動を煽っていたHammerhead。そしてその彼をコテンパンにやっつけたMadam Mask。彼女はまだ何かをしでかそうとしているのか。

もう一つの謎は、ギャングMaggiaの幹部Count NefariaとSilvermaneを倒したのが誰なのか。(アメリカのレビューショーではNorman Osborn説が有力だな。オイラはこれもMadam Maskの仕業かと思ったが彼女の専門外だわな、Silvermaneのシステムを誤作動させたのは。この現代のGang Warは予想以上に楽しい。
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