授業が始まって、今日で1か月と2日。課程の8割(20章/24章)が終わり、水曜日には3回目の小テストもありました。この季節のバンコクはスコールもあって、猛暑の日本より遥かに過ごしやすいと感じるのだが、心身共に疲れがかなり溜まっている。それもこれもレベル1に比べて、レベル2が格段にしんどいためだ。我がクラスは12名でスタートしたのだが、今日なんぞは1限目に7名しか顔を見せず、おかげで先生からの指名がいつもより速く巡ってくる羽目になってしまった。また、毎朝提出した宿題を授業の終わりに返してくれるのだが、受け取っている生徒は5名程度に過ぎない。29,500バーツ(約12万5千円)の授業料をむざむざ捨てるなんて、年金ジジイの私には考えられないことだが、登校したくなくなる気持ちはわからないでもない。
タイ文字を学ぶレベル2を難しく感じる理由は生徒それぞれだろうが、私は以下の要因があると考える。
1)文字の形と音を同時に短期間で学ぶ難しさ 教科書に載っている子音は44種、母音は29種、トーン記号4種、それに特殊な記号が数種あり、日本語の50音よりも多い。何の予備知識もなしに、これらを12日間で身に付けるには並々ならぬ労力を注ぎ込まねばならない。私は、文字の形だけは時間をかけて予習してきたので、授業では発音に注力すればよかったが、両方同時は本当に大変だと思う。
2)ディクテーションの難しさ 耳で聴き取った音声(単語)をタイ文字で書き表すのはとても難しい。子音、母音そしてトーンの3つを正確に特定し、尚かつ綴りの規則に則って正しく表記しなければ、丸はもらえない。採点された小テストの答案用紙を閲覧したら、20問中12問しか正解がなく、予想を大きく下回って衝撃を受けた。
3)特殊規則の多さ 条件によって形を変えたり、消えたりする母音、末尾に付いたとたんに読みが変わる子音、子音の二重読み、特定の子音が前に付くと変わるトーン、発音しない子音、文字からは想像もできない読み方、などなど、特殊規則がとても厄介。来週金曜日にある4回目の小テストにおける発音とディクテーションはこいつが主役なので、今から悩ましい。
4)予習必須の授業 先生は、理解度の浅い生徒のために、手取り足取り助けることはしない。「予習はしてきて当たり前」、「子供じゃないんだから、わからないところがあったら自ら質問してきなさい」、「試験問題はよく似たものを先に渡してあるでしょ」、というスタンスだ。考えているうちに先に進まれてしまうと、以後の理解がおぼつかなくなるし、指名されて上手く答えられないことが続いて、優秀なクラスメイトとの差を実感すると、心が折れるのも無理からぬことである。
14日に配点40%の修了試験が終わったら、2〜3日タイ語の勉強から自分を解放して、何も考えずに海を見ながらボケっと過ごしてみたいなあ。
なお、最終試験はディクテーションが無い代わりにヒアリングテストが待っているので、今のうちからテキスト後半の会話文の音源を聴いて耳を鳴らしておいた方が良いですよー。
最終試験の80問が最後の難関なので頑張ってください❗️
今週は金曜日に4回目の小テストがあるので、クラスターの発音とディクテーションに注力し、金曜日から翌週の月曜日にかけてヒアリング練習をやり込んで、火曜日のレビューテストに臨む計画を立てました。最後はなんとかリベンジして終わりたいものです。