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チュラ大Intensive Thai Level 3 その後

2024-10-05 13:00:00 | ロングステイ

チュラ大のIntensive Thaiのレベル3が遂に終盤戦に入り、佳境を迎えた。教科書は8章のうち7章まで終わり、来週の金曜日はいよいよ卒業試験である。レベル2で、タイ文字を声を出してたどたどしく読み始めた7月の上旬と比べると、今では10行弱の文章の意味が取れるので、よくまあ短期間でここまで来たものだと思う。先生方はレベル2が一番難しいと言うが、私からすれば、レベル3の方が圧倒的に難しい。

1. 授業において、英語の使用割合が格段に減った。1割ないのではないか。先生からの質問はおろか、単語の解説でさえタイ語が中心で、まるでタイ-タイ辞典のようだ。理解できない時は、「先生、それ、英語で何て言うの?」と日本人がタイ語で質問することになる。

2. 先生の話し方のギアが上がった。容赦なしのネイティブスピードだ。「あれ、この単語の意味は?」と思い出しているうちに、話がどんどん進んでしまう。

3. 5分間のプレゼンが4回ある。レベル2までは、クラスメイトの前でスピーチをすることはなく、レベル3から登場する課題だ。1回分を用意するのに土日が潰れてしまう。家族の紹介、料理の作り方、思い出に残る旅行、ときて、来週は興味のあるエンターテイメントがお題だ。プレゼンの翌日にレビューテストがあるのがこれまた辛い。

4. 新出単語の数が多い。2章に1回あるレビューテストでは、設問や回答の選択肢のあちらこちらに、新出単語が散りばめられているので、単語の意味がわからなければ、手も足も出ない。私は、新しい単語や忘れた単語のリストを各章毎に作っているが、毎回100個を超えてしまう。1日あたり30個以上は覚えなければならない計算である。レベル1から通算すると、もう2,000個に届いているはずだ。

5. 文章読解では、およその意味は取れるのだが、こなれた日本語にするのが難しい。一つの単語が幾つもの意味を持っていたり、語外のニュアンスがあったり、表現がまわりくどかったりと、アタマを悩ますことが多い。先生は英語が達者だが、日本語はできないので、質問する訳にもいかない。一方で、文法はレベル1と2の焼き直しが半分以上なので、難しくはない。文法が主体の日は、少し気が楽になるくらいだ。

6. 文章を声を出して読む。10点満点のレビューテストにおいて、先生の前で与えられた文章を読む音読試験の配点が50%を占める。教科書のどのページが出題されるかは予め指定されており、模範回答の音源も配布されているので、簡単そうに思えるが、さにあらず。練習して行っても、本番では単語の区切りを間違えてつっかえたり、正しい声調(トーン)でなかったりと、意外と難しい。

来週はいよいよ最終週で、火曜日にプレゼン、水曜日にレビューテスト、そして金曜日に卒論試験と、目白押しだ。これまで、100点中42.5点分が終わり、クラスメイトには敵わないが、36.41点と85%を僅かに超えているので、このまま90%に近付けるよう追い込みをかけたい。

 

 


アクシデント・・・停電

2024-10-02 08:34:51 | ロングステイ

ドジャースの大谷選手のレギュラーシーズンが終わった。打率3割1分、ホームラン54本、130打点で二冠王となり、加えて盗塁がイチロー選手の記録を超える59個。野球ファンを興奮させる素晴らしい活躍であり、最後の2週間、私は毎日そわそわしながら試合経過を追いかけていた。ポストシーズン、そして投手に復帰する来年の更なる活躍を心から期待したい。

さて、一昨日の夜、LEOビールでの晩酌終えて、タイ語の予習をしようと教科書を開いたところ、部屋の灯りが明滅し始めた。いつも通り、暫く待てば回復するだろうと高を括っていたが、さにあらず。テレビ画面が消え、エアコンが落ち、部屋は真っ暗になってしまった。これは不味い。真っ先に部屋のブレーカーを確認したが、落ちてはいない。カーテンを開けて外を眺めると、多少の雷雨ではあるが、落雷するほどでもない。それに、他の建物には灯りがついている。同じコンドミニアムの別棟でさえ問題なさそうだ。私の棟だけ、入口や廊下などの照明も含めて、真っ暗なのである。

コンドミニアムの住人と管理室を繋ぐLINEを確認すると、どうも受電設備の故障のようで、復旧には時間がかかるらしい。こうなると何もできない。諦めてベッドに横になったが、ここからが地獄であった。まず、部屋の温度が上がり、汗が吹出でくる。エアコンはおろか、扇風機だって動かないのだから、空気がベタベタして気持ち悪い。扇子でパタパタ仰ぐのが関の山だ。窓を開けても、風がなく、外気は緩くて湿度が高い。幸いシャワーとトイレは使えたので、水を浴びて身体を冷やし、明日の授業に備えて眠ろうとしたが、まんじりともせず夜は更けて行った。日付が変わった頃、設備交換のため昼過ぎまでかかるとの情報がもたらされ、絶望感は頂点に達した。

このまま朝を迎えても辛いだけなので、5時の始発バスで登校し、24時間営業のマクドナルドで涼しく時間を潰すことを考えた。スマホの灯りで着替えを済ませ、冷蔵庫の冷凍室にナマモノを押し込んで部屋を出た。真っ暗な廊下を進み、非常口階段で外に出ると、駐車場のクルマに避難した人もいて、エンジンをかけっぱなしにしてエアコンを効かせ、車内で寝ているようだ。バス停まで15分歩くと、程なくエアコンバスがやってきた。車内の何と快適なことか!

すっかり気を取り直して、5時半にサイアム到着。途中、何軒かの24時間営業のマクドナルドの横を通り過ぎたので、何の疑問も持っていなかったが、昼間あれだけ賑わうサイアムはほぼ無人。マクドナルドもケンタッキーも24時間営業ではなく、再び難民になった私は、7-11の小汚いイートインコーナーで時間を潰したのでした。