東京猫暮らし

東京在住の40代自由業男と2匹の猫とののどかな日常

20年来のサックス

2007-11-08 14:47:30 | 音楽


昨月、ソプラノサックスを買った。キャノンボールのブラックニッケルのやつ。深い光沢を放ち、存在感がある。学生時代から吹いていたものは、すでに押入れの中でさびていた。まだ、音色を取り戻す段階。それにしても、指が動かない。頭の中では、山のようにフレーズがなっているのに、リズムと速度を乗せることができない。しかし、楽器と自分の息を合わせていくだけで、とても一体感がある。キャノンボールの管は少し太いようで、厚みがありちょっと粗い音が出る。よく、鳴る。あの不安定でざらついたソプラノ独特の中音域の音色が、どんどん自分の身体にフィードバックして、心地よい。40代を過ぎると、時々時間の軸がいったり来たりする。これのせいで、意味もないことに熱中し続けていた大学時代を、思い起こしたりすることが増えた。ジャズは、やはり一生モノだ。



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