ペットコミュニケーション a-luna

暮らしの中で思う事、感じた事など気ままにかいていきます。
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ペットロス

2008-03-12 17:36:34 | その他
今日も暖かいですね~ワンコもニャンコも窓辺で仲良くお昼寝です
駐車場の桜も咲き出しました。花粉は嫌だけどこの時期は大好きです


一昨日 馳星周さんの「走ろうぜ、マージ」を読み終わりました。
馳さんと愛犬マージ(バーニーズマウンテンドッグ)がお別れするまでの94日間が書かれたものです。
マージは悪性組織球症という癌に冒され11歳で虹の橋を渡りました。

亡くなるまでの94日間のマージの様子、馳さんやご家族の気持ちなどが書かれています。

私も、私が初めて自分で迎え入れた犬「ルナ」を2年4ヶ月前に亡くしています。
ルナを亡くしてから自分でも分からないうちにペットロスになっていました。

ルナは家族にとっても大事な存在だったので、みんなが深い悲しみにありました。
私が泣いている訳にはいかない…心にぽっかり空いた穴に気付かぬ振りして日常を過ごしているうちに、苦しくてどうしようもなくなって来ちゃったんです…。

知らないうちに涙がこぼれている自分、何をしていても無気力な自分、クレアの世話でさえ最低限の義務として行っている自分がいました。
何も楽しめない、大好きだったワンコとの時間でさえ楽しめなくなっていたんです。今までやっていた競技会、ドッグスポーツ、ボランティアすべて止めてしまいました。

その頃はまだコミュニケーションも出来なかったし、コミュニケーターの存在を知ったばかりで「そんな人もいるんだ…」くらいの事しか思わなかったな、確か…。(プレマさんの理恵子先生に亡くなる直前、偶然にコミュニケーションしてもらった事があります)

自分が苦しくて、ルナの温もりや匂いに触れたくて、もがく日々が続いていましたね。
だからこの手の本や映画は私には恐くて見れなかったんです。
1度逆療法だ!と思ってペットロスの方々の本を読んだ事がありました。
みんな同じだって事が分かれば抜け出せるかもしれない、そう思ったんです。
でも結果は…散々でした前よりもっと落ち込む自分を感じて2度と見ることを止めました。

それから色々な事があって(インドに行ってディクシャインストラクターになったり、コミュニケーターになったり、その他色々…)今の私がいます。

今の私にはその時の苦しみはありません。ルナの事を思い出してもとても穏やかな気持ちでいる私がいます。
ルナは私をコミュニケーターへと導いてくれた子です。あの子と経験したすべてが今の私に役立っています。
その存在自体で家族を癒し、時には母のように、姉妹のように、6年半を過ごしてきました

ルナの子、クレアはだんだんルナに似てきました。性格はシャイでルナとは違うけれど私達にとってかけがえのない存在です。

馳さんの本を読んで勿論悲しかったし、ルナの事も思い出したけど、そこにある感情は以前のものとは違っていました。自分の中の悲しみが本当に癒せている…そう感じました。何よりこの本を読めたことが自体が驚きです。

時が解決してくれる…そういう言葉をよく聞きます。確かにそんな事もあるでしょう。でも時が経っても見ない振りをした感情は癒されません。
悲しみや苦しみに向き合う…自分の内側に目を向ける…それが必要な時が人生には訪れるかもしれません。
そんな時、少しでもお手伝いが出来たらいいなぁと思います

ルナに甘えるクレア(子犬の頃)









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2 コメント

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そっか・・・ (ひな)
2008-03-12 20:23:18
お目にかかったとき、本当に悲しみが溢れてて、そんでもって追い討ちのように、お母様のことがあって・・・。
言葉もなく、ただそばにいたな~って思い出しました。

私はペットロスを経験したことは(多分)ありません。
なので何にもいえません。が、アルナさんが静かに受け止めた感じが文章から伝わってきて、ホッとしています。
ルナちゃん、初めて見ました。
なんてやさしい目をしているんでしょう!
心が・・・なんていうんだろ・・・穏やかって感じかな・・・になりました。
心から嬉しいブログでした。ありがとう!
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そうだったね・・・ (アルナ)
2008-03-13 12:37:23
そうそう、ひなさんにお会いした頃は悲しみの真っ最中の時でした。
今はあの時の事が懐かしく思い出されます。
お互い21日間大変だったモンね
この写真私の大好きな写真なの。ルナの暖かさが伝わってくる…あの子はそんな子でした。
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