昨日の続きです。
え～っと…。私は山の中腹にある自分の家に向かっていたんでしたね。
私の家は木で出来た山小屋風の２階建ての家です。
家の中に入りましたが誰か家族のいる気配はありません。
でも私にはわかります。ここで家族と暮らしています。
私は一人娘、父、母と住んでいます。
父は…今の時代で誰か知っている人かな？と思い見ていくと今の父のようです。
私の父はもう既に亡くなっていますが、父に対する懐かしい思いが蘇ってきます。
母は…と見ましたが今の中で該当する人は思い当たりません
家の中はとても質素な感じ。入って直ぐに２階へ続く階段があり、その奥はリビングのようです。暖炉が見えます。
誰も居ないようなので私は自分の部屋へ行く事にしました。２階です。
さほど広くない部屋にベッド、机があります。正面に大きな腰高の窓。
窓を開け外を眺めると綺麗な山の空気が感じられました。
とてもいい眺め…眼下には今上がってきた町並みが見えます。
所々で友人が言葉を掛けて誘導してくれます。その言葉に従うように映像も動き出しはっきりしてきます。
彼女が家に誰かいないか探してくださいといいます。
そこで私はゆっくり向きを変えました。すると背後に犬がいます。いつの間に？
その子は私をまっすぐに見つめています。直感でわかりました。「ルナ」です。
ルナの目だ、と思いました。
一緒に暮らしていた時の感覚が蘇ってきます。懐かしいあの感覚…
あ～見えたんだ～
そう思いましたよ～。
「ルナ」と呼びそうになったけど、そうだ
ここでは違う
その子の名前は？歳は？と友人が聞きます。
「え？名前？歳？」と思っていると不思議と浮かんでくるんです。
私は口が勝手に動くように答えています
「名前はボギー、年齢は５歳、男の子…ボーダーコリーだ・・・」
大きめのクリクリ巻き毛のボーダーコリー。堂々としていて頼りがいのあるステキな男の子です。
「この子は誰の子？あなたが飼っているの？」という問いに
「うん、私の子、でもね、ウチは牧場なの。この子は羊を追いかけているわ。私の犬だけど、お父さんと働いているのよ。私も牧場のお手伝いをしているの」
私はいつしかこの女性になりきって喋っていました。
この時の感覚、とても不思議な感覚です。上手く説明できないけど、まるで映画を見ているような感じ、今の私ははっきりいてちゃんと自分がある。
でも彼女の心の中が手に取るようにわかる…。彼女が私という感覚がある…そんな感じ。でも一体になっている訳じゃないのよ。
う～ん、上手く説明できない
友人の誘導でこの人生でもう少し先に行く事にしました。
すると場面は変わり暖炉の前でボギーは横になっています。
急に私は泣き出しました（本当の自分も泣いている）
ボギーは仕事中に足を怪我しました。その傷口からばい菌が入り化膿し全身状態が悪くなったようです。
この時代のことですから大した治療などしなかったのでしょう。
もう立てなくなったボギー。彼女はもうボギーに残された命が僅かだという事を知っています
泣きじゃくりその大きな身体に顔をうずめて縋り付いています
私自身もルナが逝ってしまった時の事が蘇り涙が溢れています。
ボギーは逝ってしまいました…。あっけなくボギーと一緒の人生は終わってしまったのです。ボギー８歳の冬でした。
暫く泣きじゃくっていた私は、急に心が穏やかになるのを感じました。
とても静かな心…ともに過ごした時間に素直に感謝している心、そんな感じです。
この時、今の私の中で気付くものがありました。
前世の彼女から今の私へのメッセージです。
「死は決して悪いもんじゃないし、終わりでもない。
私達は永遠に繋がり、いつまでも共にいる。
私達は同じ時間を共に生き、沢山の出来事を、思いを共有してきた。
その全てがかけがえのない物。
共にこの時代で出会えた事に感謝し、日々を過ごそう。」
この時代を生きた彼女は生活そのものの中に自然や神に感謝する心を持っていたようです。彼女だけでなくきっとそれは皆、当たり前に持っていたもののようです。
現代の私達が忘れてしまっている事なのかもしれないですね。
シンプルだけど大事なものが見えていた時代…そんな事なのかな。
こうして私の前世の旅は終わりました。
時間にして３０分くらい、短い旅でしたね。
でもこのメッセージはとても深いものがあり私がコミュニケーションしている中で教えられた事と重なっていました。
そして帰ってきてから私が気付いた事、それはどんな時代をどんな風に過ごしてきたかという事より、揺らぐ事の無い私達の結びつきのほうが大事なんだって事。
私のこだわりがまた一つ無くなった瞬間でした。
過去への旅はとても興味深いジャンルだと思います。
でも私がいつも思うのは、その見たものは今の人生に何か気付くものを持っているという事です。役に立つ要素があるって事。
そこから何を学び今の人生に役立てられるのか…という事ですね。
今私がしているディクシャ（人間だけの）のセッションではご希望があれば簡単に誘導しながらテーマを決めて行っています。
個人であったり３～４人であったり。過去世に限らず今生での問題の場面に帰ったり。
今のところ試した方はなにかしら体験してますけど絶対に見れるとはいえません。何が見えるのかもわかりません。
でも体験した方は自分の中に起きた事に驚きを感じながら楽しそうにシェアしてくれます。
必ずしも心地よい体験ばかりではないんですけどね。
悩み苦しみがあるときはその場面へ帰る事も重要な時があります。
自分の内側へ向かう時間も人生の中では大切でしょう。それは意識的にやらなければ日々の生活の中では出来ないかもしれないですね。
長～くなってしまいました
私の拙い文をここまで読んでくださった方、ありがとうございます
助かりました。
私の腰の辺りまで来る草で覆われています。
パクっと咥えて中で暴れたらしくまた出しての繰り返し
女性で２０歳くらい、可愛いふわっとしたワンピースを着ています
