新着情報

補聴器に纏わる情報をお知らせします。

盲ろう女性の半生

2007-10-18 | 新着情報
 山口県長門市に住む70代の女性をモデルにした映画「ヘレンケラーを知っていますか」が静かなブームを呼んでいる。彼女は病気の為に18歳で失明、20歳で聴覚を失った。
 「ヘレン・ケラーは誰もが知っていて、多くの人が障害を乗り越えた彼女の人生に感動するが、自分の身近にも同じような人がいることに思い至らないのではないか」。脚本を担当した下島さんはそんな思いを込めてタイトルをつけた。「盲ろう者に限らず、例えば高齢で寝たきりになれば、周りの人と意思疎通を図るのが難しくなる。そういう意味では誰にでも起こりうることだということを知ってほしい」とも話している。(今年4月の読売新聞より)




耳かき注意報

2007-10-15 | 新着情報
 耳垢はためすぎても、取りすぎてもダメです。
 ●耳垢の役割とは
耳垢は外耳道(耳の穴)の耳垢腺から出る分泌物で、汗やわきがと同じ汗腺の一種。
①耳垢は酸性で、殺菌作用があります。
②耳垢はたんぱく質分解酵素がり、殺菌作用があります。
③耳垢には脂肪が含まれており、皮膚の表面を保護しています。


 ●耳垢はためすぎると難聴の原因
耳垢腺の分泌物やはがれた皮膚、ごみ、毛などが固まって外耳道をふさぐと、難聴や耳鳴りの原因となります。長いことためたままにしておくと家庭では取ることが出来なくなってしまいます。耳に水が入ると耳垢がふやけて膨らむので注意が必要です。
 ●耳垢の取りすぎは外耳道炎のもと
逆に耳垢を取りすぎて外耳道を傷つけると、皮膚のびらん、水性の耳だれ、さらにはカビが生えてかゆみが増すなど、慢性の外耳道炎を引き起こすことになりかねません。
 ●耳垢の種類
耳垢にはカサカサした「ふけ耳」と、ベトベトした「あめ耳」があります。これは遺伝にによるもので、日本人は「ふけ耳」が、欧米人には「あめ耳:EarWax」が多いのです。
 ●耳垢取りの注意
①周りに動き回る子供がいないこと。(収集中にぶつかると鼓膜を破る)
②耳たぶを後ろに引っ張って光を十分に耳の中に入れて見えやすくする。
③耳かきを奥に入れすぎない。鼓膜は外耳道の入り口から2.5~3センチの所にあります。入り口から1/3の所に耳垢は溜まり易いので、綿棒などはその長さの所をつまんで使用しましょう。それより先は骨の上に皮膚が被さっているだけなので傷つきやすいので注意が必要です。
 ■万が一、鼓膜が破れた場合には、激しい痛みや出血を伴うのですぐに耳鼻科を受信しましょう。処置すれば鼓膜は再生します。

 ■補聴器専門店には耳の中を見るオトスコープというものを設備しています。



気をつけよう耳のトラブル

2007-10-12 | 新着情報
 「気をつけよう 中高年の耳のトラブル」をテーマにした「医療ルネッサンス盛岡フォーラム」が9月14日行なわれました。(以下今朝の読売新聞より抜粋)

井上 耳の穴から鼓膜までの部分が外耳、鼓膜の奥の空間を中耳と呼びます。この外耳と中耳は簡単に言うと音の連絡通路です。これに対し、内耳は、頭の中にあり、聞こえのセンサーである蝸牛と、体のバランスをつかさどる三半規管からなります。このため、内耳に障害が起こると、難聴に加えてめまいを生じることが少なくありません。外耳や中耳は障害が起きても手術で治りますが、内耳の障害の場合、手術できません。


 *フ中には、難聴やめまいの原因になるのもあると聞きます。
 井上 ある種の抗がん剤は聞こえを悪くします。また、利尿剤や解熱剤、鎮痛剤の中には長く服用していると難聴の原因になるものもあり注意が必要です。(下の絵に続く)





内耳の働き/機能=蝸牛の聴力:骨導値が良ければ補聴器の効果が大きい。
聴力が低下するとそれまでの補聴器の出力では足りなくなる可能性がある。