皆さん恥ずかしがらずに補聴器を活用しています。
7月18日放送のNHKの番組が好評だったようで、新規のお客様が話題にされます。
番組では、聴力に自信のある人でも騒音のなかでは聞き取りが悪くなり、記憶力が悪くなるというものです。
そういう方は軽度の難聴があるために、騒音下での聞き取りに能力の多くを使うために
記憶への配分量が減少します。
この方も自分では気づかなかったものの、軽度の難聴がありました。高音(子音部分は中度です)
最近「日本耳鼻咽喉科頭部頸部外科学会」が監修するACジャパンの広告でも難聴リスクが報じられています。
大きな音を聞いて耳(蝸牛)を痛めつけないことが大事です。
難聴があると身体的不活動(3%)、社会的孤立(4%)、うつ(4%)になる可能性も出てきます。
防衛医科大学校の水足邦雄准教授は音楽をイヤホンで聞くには
対策2:音量を意識する(目安は設定の60%以下)
対策3:有毛細胞を休ませる(1時間おきに10分静かな環境で元気になる)
水足先生は補聴器調整には実耳測定を入れることを推奨しています。
先ほどの軽度の方も補聴器を装用してみると正常値まで聞こえるようになりました。
補聴器はこのように音の高さ(周波数)ごとに個人に合わせて調整しますから、
25dB~35dB程度になるようにします。
補聴器を使ってみたら世界が変わったという人が多いです。
補聴器販売店での相談と試聴・貸し出しは無料ですから認定補聴器専門店をお選びください。
貸出しを受けたからと言っても、購入しなくとも構いません。強要するお店はよくありません。
たまたま下記の内容に出会いました。晩年のベートベンの難聴は有名です。
それでも交響曲やピアノソナタを作曲していました。どのようにして・・・・??
ベートーベンは第九交響曲(合唱)の初演で指揮を務めた時(54歳)、
演奏終了時に万雷の喝さいを受けても聞こえずに、
周りの人に促されて観客の方を振り向いたとの話があります。
赤ワインの飲みすぎで耳硬化症になっていたという説もあります。
骨導が良かったから伝音型の障害なのでしょう。その3年後に亡くなります。