心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

尾瀬の森と湿原巡り 燧裏林道・赤田代・ヨッピ吊橋(1)

2020年08月02日 | 尾瀬・燧ヶ岳・会津駒



 燧裏林道は、福島県の御池から見晴まで、燧ヶ岳の北側をぐるっと回る道です。最後まで歩き通したことは一回しかなく、しかもその日は今にも雨の降りそうな雲がかかっていました。天気のよい日に歩き通してみたいと思っていました。
 出発の前日は麓の檜枝岐村で泊まり、翌日の朝6時半、始発の会津バスで御池まで行きました。
 雲の合間から青空が見えています。ずっと雨の続く梅雨の最中、バス停から久しぶりに青空を見ました。大きなチャンスが巡ってきたと思いました。

 燧裏林道は、御池の駐車場の奥から始まります。すぐに燧ヶ岳への登山道との分岐があります。登山道は左折ですが、まっすぐ進みます。
 木の高いところにツルアジサイの花が咲いています。今日は最初から最後までツルアジサイをたくさん見ました。
 歩き始めて数分で、最初の湿原が御池田代です。裏燧では数少ない、大きな湿原です。シカの侵入防止ネットがカーテンのように付いています。
 湿原には、ニッコウキスゲが咲いていますが、数はとても少ないです。まだ咲き始めの時期なのかなと思いました。
 大木が真横に倒れています。青々としている葉が多く、倒れてからあまり年月が経っていないように見えます。
 御池田代が終わると、急な階段を登って次の湿原、姫田代に向かいます。
 姫田代は、御池田代よりずっと小さいですが、このサイズにこそ裏燧らしさがあります。そして、木道の真ん中に立った時の景色もいいですが、森を抜けて湿原に入ろうとする場所の雰囲気、朝陽に照らされた湿原の眩しさが何ともいえません。




 (写真:2020年7月中旬) (つづく) 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。