飯豊山(2,105m) (つづき)
新潟と福島、福島と山形の県境が走る、回廊のような登山道を進みます。その幅は、狭いところでは1mほどしかないようでした。
短い梯子が3本連続する岩場が出てきました。それほど難しくないのですが、いつもより荷物が重いせいか、歩きにくいです。
時々水の音がします。飯豊では、標高の高い場所まで来ても常に沢の存在感があります。
その沢を見下ろすと、下の方に真っ赤に色づいた木があります。紅葉はほとんど終わっていますが、部分部分ではとても美しく、たった1本の樹だけでも、ずっと遠くから分かります。
落葉し真っ白の幹だけを示すダケカンバも美しいです。
深い谷に向かって獣道が3本平行に走っています。熊か鹿か分かりませんが、よくあんな急な所を通れるなと思いました。
(登頂:2019年10月下旬) (つづく)