ラジオ、ノイズの海へ

　土日をちんたらと過ごして逃避。

　マルチエフェクターにディストーションをつけっぱなしにしてカチカチ踏み続けていたらハーシュノイズのようなエコーが頭を包む。エコーのピッチを上げたらエコーはほぼ消えギターのピッキングの音も消え純粋なディストーションサウンドに。ノイズの海、いやヘッドホンなら池レベルか。水面３センチでも溺れられるが俺は溺れた。

　とそんな事を考えて深夜無駄にチャリに乗る。夜風が気持ちいい。回るペダルのリズムと街灯や建物から漏れるノイズでまた溺れる。可愛い女の子ちゃんの子宮の羊水に包まれたいし胎盤の養分だけで生きたいし。でも俺は君の体内にいるからお腹が膨らんだところは見られないのが残念だ。まぁスケベなんだからウフフ。せいぜい十数センチの結合で一つになるってので満足してるのを超えたいししたいし。海へ帰ろう。