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ワンダーランドの日記帳goo

話題は何でもアリスです。ブログ人のワンダーランドの日記帳そっくり
引越しました。記事は検索機能で見つけて下さい。

べっぴんさん38感想

2016-11-23 21:22:19 | テレビ番組
未来2
すみれは田中五郎から紀夫のことは
あきらめてくれと言われた。
そのことが重くすみれにのしかかり
仕事中でも涙が出る。
周りに気を遣うすみれに
明美は、「あんたはあんたで
淡々としとき」
という。

「淡々と」
「淡々と・・」
と自分に言い聞かせた。

あるひ、商店街の一角の
貿易雑貨の店が倒産した。
「こんなご時世だから
しかたないかもしれない」と
時子たちは話した。

君枝たちは、こどもがどんどん
大きくなるので、何かつくらないと
という。
麻田がみんなに声をかけた。
麻田の隣の隣の雑貨屋さんが
倒産したことから
その店をベビーショップにしたらという。

見に行くと
思ったよりも大きい。

「だったら、子供服を作って売れば
いいのでは?」と明美は言った。
「子供服・・」
すみれの心に夢がめばえた。
「すてきだな」といった。
良子と君枝は、すみれのために
子供服の店を作ろうと話し合った。
すみれは子供服のショップを
やりたそうだったと
二人は言った。

ゆりと潔の店はなかなか統制のために
うまく行かない。
いいものを作って信用をつけろと
五十八がいうがなかなかだという。

ゆりは、五十八に
はなが近江にいたことがある
のかと聞いた。
五十八が
そうだというと
「母は優しいだけではなく強い人だった
のだ」とゆりはいう。
五十八は
「優しい人は強い人だ。
辛いこと悲しいことを知っている
人間が強くなれるし優しくなれるんだ」
と話をした。

すみれは紀夫にわたした
裁縫セット入れを
みて、
紀夫を思っていた。

翌日
明美は花売りの子供から
花を買って
店に飾った。

君枝はデザインブックをあけて
子供服のデザインはたとえばこんな
といった。

歓声を上げるすみれたちだった。

子供服の
型紙も売ろうといった。
そうすれば家にある古い服や着物を
ほどいて、服を作ることができると
いう。

いい考えだとみんな賛成した。

あたらしい店に勝二と昭一が
見に来た。

勝二は「家賃はいくらか」と聞く。
商店街のひとが
「ベビーショップの繁盛ぶりを
みて、応援してくれているから
安くなる」と麻田は答えた。

外国の怪しいお面を見て
健太郎たちが泣いた。

勝二と昭一はおたがい
自分の息子を抱き上げて
あやした。
最近は父親に慣れてくれたと
二人は笑った。
良子と君枝はさくらに、
「またね」といって
帰って行った。
さくらは、お父さんと
一緒に帰る健太郎たちを
じっとみていた。
父親のいないさくらのさみしさが
すみれに伝わってきた。

そんなとき、栄輔がやってきて
さくらを抱き上げた。
「さくらちゃん、元気やったか?
ほら高い高い~~~~」

そういって、赤い縫い糸をすみれに
わたそうとした。
「これ、もらってきたものだから
使ってほしい」といった。
すみれは、驚いて糸を見た。

すると明美が「ありがとう」と
いって糸を受け取った。
栄輔は、思わず、「おうっ」と
声を上げた。

明美は「あんたももう帰り」と
いう。
「うん、また明日ね、明美さん」

「うん、またな。」

すみれは「ありがとう」といった。

見送る明美は
「やさしいな」とつぶやく・

不安との戦いは自分との戦いと
いいます。なぜなら
不安はその人の中にあるから
です。

そんなひとほど・・・

栄輔は肩車しているさくらの
顔がどうなんだろうと
すみれに聞いた。

「笑っています。」

「そうなん?
みたいな~~~」

と栄輔はおどけていった。

そんなひとほど
ひとの温かさが
しみるのです。


栄輔は「かわいいな~~
さくらちゃん~~~」
といった。
****************
どきっとしました。
栄輔がすみれに渡そうとした
縫い糸は

赤い糸。

運命の赤い糸のように

みえました。

まさか

これから

まさか・・・
と思いましたが

まさかですよ。
紀夫さんが
亡くなるわけ

ないじゃないですか。

あの糸を受け取った
明美ちゃんが・・・
その運命だったのかなと
思ったけど
どうも

そうではないらしいです。




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べっぴんさん37感想

2016-11-21 21:56:58 | テレビ番組
未来1
突然紀夫の両親が訪ねてきた。
そして、すみれに、紀夫のことは
あきらめてくれという。
ここまでまっても便りもなければ
様子もわからない。
戦死したものと思ってくれといった。
なによりも、すみれには未来があるから。

それがショックだったすみれは
翌日大阪で五十八にあって相談した。

「おまえはどう思う?」と聞かれて
すみれは「わかりません」といった。

五十八は「できるかぎり自分も
紀夫の消息を探してみる」といった。
闇市を歩いていると
元締めの根本と玉井が
言い合いをしていた。
「場銭を取らないとどうやって
暮らしていくのか」と玉井が言う。
根本は、この間の五十八の
話しがしみこんだらしく
場銭を取らない方向へと
考えているらしい。

たちどまると栄輔が追いかけて
きて、駅まで送るという。

落ち込んでいるすみれに
「ベビー相談室は評判がいいそうだね」と
聞く。すみれは栄輔に来てくださいというが
栄輔は、喜んで「何を相談しようかな」と
いう。すみれはふっと笑いそうになった。
そのとき、リヤカーを引いた物売りを
見つけて栄輔が走って行った。
そのリヤカーに赤い傘がのっていた。
その傘は、栄輔の両親がやっていた
傘工場でつくったものだという。
「戦争で焼けてしまってもうなくなった
と思っていたが、こんなところで
出会うとは・・・・・
すみれさんも」と栄輔は言った。
「願っていたら必ずかなうから」といった。
「いつも栄輔さんは元気で明るい。
それで、私も元気になる」とすみれは
いって、感謝した。

店に戻った。
ちょうど、良子と君枝が
子供たちが父親になつかないことを
悩んでいた。

その話はすみれには、つらいもの
だった。
すみれは一緒に型紙を作りながら
用事を思い出したといって
外へ出ていった。
泣いていると明美がハンカチを差し出した。
「なにかあったん?」
「ええ・・・」
明美は浮嶋時計店の店主に
ちょっと店を貸してと言って
店主に出てもらって
すみれと話をした。
すみれの話は、田中五郎にいわれたこと
だった。
あまりにもすみれの心には重たかった。
明美は、「なんだ、そうなんや。
死んだという話ではないのだから
ええことや。」といった。
そして、「あんたは
あんたで
淡々としとき。
淡々やで。」
といった。

次のベビー相談室の日は
前回以上に盛会だった。
店の中は客でいっぱいになった。

麻田の店に下駄を買いに来た
客は「またくるわ」といって
帰って行った。

君枝を案じて昭一が健太郎を
背負ってやってきた。

そのすがたをみて
すみれは、
「淡々と・・・・」
「淡々と・・・・」と
自分に言い聞かせた。

夕方、すみれはひとりになって
さくらを背負い
高台にのぼった。

紀夫を思って泣いた。

「会いたいね・・・
あいたいね・・・
お父さんに
あいたいね、」と
すみれはさくらに
いった。
****************
つらい場面です。
多くの女性が
戦争へ行った夫を
父を
兄弟を
恋人を

思って、なきながら、暮らした
時代だったのでしょう。

多くの子供たちが
両親を亡くし
父を亡くし

母とともに

父親の帰りを待ちわびた
時代だったのでしょう。

帰ってきた家族は
それなりに、悩み事があり
いまだ、生死さえわからない
家族は、祈るように
待ちわびていたのでしょう。

田中五郎の言葉は
すみれの幸せを思っての
言葉だったと思いますが

帰らない人を
ずっとまっている
姿をみているのも
田中にとって
すみれが、かわいそうで

たまらなかった
ことと

思います。








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べっぴんさん36感想

2016-11-19 14:52:36 | テレビ番組
笑顔をもう一度6

すみれが家に帰ると
家の前に
兵隊の格好をした青年が
たっていた。
坂東紀夫の名前をいって
隊は違うが、移動で一緒に
なったという。
そのときに、すみれが紀夫に
わたした
裁縫道具入れを借りたらしい。
それを返しに来た。
紀夫の消息を聞くと
青年はすみません、わかりませんと
いった。

青年は大切なものに違いないと
思ってもってきたという。

すみれにとってこの出来事は
生死さえわからない紀夫君を
すぐ近くに感じることができる
ほど、また果てしなく遠くに感じる
ようなそんな出来事だった。

そして、
またいつもの朝となった。

いよいよ
ベビー相談室が開催された。
店の中は、母親でいっぱいだ
った。
明美は、質問在りますかと
聞く。手が何人も上がった。

一人の女性をさすと
その女性は
五か月の赤ん坊の母親で
すごく背中をそらすので
大丈夫なのかと不安の様子だった。

明美は、「おなかの中で丸く
なっていた赤ちゃんが
自由に動かせるような
所に出てきたので
加減がわからないのですよ」と
答えた。
みんな、びっくりして
声を上げた。
「ああ、そうなんだ・・・」
「うんうん」

つぎつぎと
手が上がる。
ゆりが応援に来た。
ゆりは君枝の
仕事を代わりに手伝った。
君枝は休憩に入った。

すみれはおしめの話をした。
「このおしめは
体に沿うので赤ちゃんにとっては
楽です。
また、一枚で済むので
洗濯も楽です」という。
みんな、「おお、っ」と
声を上げた。

初日はおわった。
みんなお互いの健闘を
たたえ合った。

商品は欲しいけど買えないという
お客さんがおおかったと
すみれがいう。

そして、
なんとかならないかと
考えると
手間賃の分安くなる型紙だけを
販売しようかと
いった。
そして、裁縫が得意ではない
ゆりが作ってみて
できるかどうか試した。
ゆりは、「よく思いつくな」と感心
した。

ゆりは、紀夫が貸したという
裁縫キッドを見て
「さくらにお父さんは優しい人だと
教えられるね」といった。

あの型紙で裁縫が得意ではない
ゆりができたと報告した。
「でも、作る過程でまよったところ
がある」というと「型紙に
同じ色で印をしたところを
縫い合わせるということにしたら
誰にでもできるかな」と
アイディアが浮かぶ。

そんな時、昭一が仕事で近くまで
きたからといって店に
やってきた。
あつあつの二人だった。
すみれは、ほほえましく
思った。

家に帰ると栄輔が
さくらと遊んでいた。
すっかりなついていた。
栄輔は
「わしでよかったら
なんでもいいつけてや」という。

「で?
何しに来たん?」とゆりが聞く。

「え?
さくらちゃんに会いに来たんや」という。
「へえ、そうなんだ。。。。」

とゆり。

栄輔があずきをもってきていた。
「特別な時に
使いましょう」とキヨが言う。

すみれは、「そうだ」といって
あずきをいれた
お手玉を作った。

栄輔は昔よく妹と
遊んだものだと
いった。

そしてお手玉の腕前を披露
した。

「いちばんはじめはいちのみや
二、また日光東照宮
三、また佐倉の宗五郎
四、また信濃の善光寺
五つは出雲のおおやしろ
六つ村 村、鎮守様・・・」

そこへ、
「ごめん下さい」と

男の人の声がした。

こんな夜更けにだれだろうと
顔を見合わせると
栄輔が
「自分が出る」と言って
玄関口へ行った。

「どなたです?」

「わたしは
あの・・・・・」

見知らぬ青年がでてきた
ので、とまどっている。
来客とは
紀夫の父親、田中五郎と
その妻富美だった。

すみれは、挨拶をしてあがって
もらった。

「さくら、大きくなったな」と
田中夫婦は喜んだ。

話しとは

紀夫のことだった。

「紀夫のことはもう
あきらめてもらえない
だろうか?」
とまどうすみれだった。
*****************
紀夫君の生死をめぐって
エピソードが展開されます。
紀夫君は生きているのか?
生きていたらなぜ
帰ってこないのか?
もう死んでいるのか?
でも、そのお知らせは来ていない。
すみれにとって、不安なことばかり
のなかで、
両親があきらめてくれというのだった。
もちろん、田中夫婦にとっては
大事な息子であって
帰ってきてほしい。
でも、消息が分からない。
いつまでもすみれを
またせることはできない。
だったら・・・
と思ってのことなのだろうと
思う。
はたして
紀夫君は・・・????

あのキャストですから
あれだけの出演回数で

終わるはずが

ありません・・・・・。

(そっちかい!)
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べっぴんさん35感想

2016-11-19 14:17:56 | テレビ番組
笑顔をもう一度5
すみれが店に戻ると
時子、綾子 文が
きていて、ベビー相談室
を楽しみにしているといった。

「また決まったら教えて」と言って
帰って行った。
そこへ美幸がきた。

「こんにちは・・」
「こんにちは。
ワンピース出来ているよ。」
美幸が笑顔になった。

美幸ちゃんのためのワンピース
だという。

「このワンピース、美幸
ちゃんにあげるね。
もともと売り物ではないから
美幸ちゃんが大事にしてくれたら
いいのよ」と
すみれがいう。

美幸は
「大事にする。
大事に
大事に・・・」

「うん・・・。」

君枝、良子
明美と一緒に造った
ワンピースだった。
すみれにも意義深い服で
ある。

ある日、すみれは、勝二を
見かけた。
屋台にいた。
つかれている様子だった。

「こんにちわ」というと
勝二は「いかな」
といって立ち上がった。

すみれは、「これ・・・」といって
お給料を渡そうとした。
勝二は
「それは良子に渡してほしい」
というと
すみれは「良子ちゃんは受け
取ってくれない」という。
「だったら、自分が受け取るわけには
行かない」と勝二は言うが。

すみれは、「このお金で時計を買い戻して
ください。
ご主人が結婚のとき良子ちゃんに
買ってあげた時計です。」
といった。
良子が生活のために時計を売ったこと
をは話した。

すみれはその時計のおかげで良子に
巡り合えたのだった。

時計屋の主人もあの時計は売らないで
取っておくからといったこと・・

「良子ちゃんは大事な友達です。
良子ちゃんを幸せにできるのは
ご主人しかいませんから」

その説得で勝二は時計屋に
いった。

再び良子へのプレゼントとなった。
昔、結婚するにも
若すぎる良子を嫁にもらったことは
有り難いと思ったものだった。

そして時計をプレゼントしたのは
一緒に時を刻んでほしいと
いう思いからだった。

勝二は、良子のうでに
時計をつけた。

「もう一度一緒の時を
刻んでくれ」と
いう勝二。
「はい・・・・」
良子に笑顔がもどった。

お店では
君枝がベビー相談室の
ポスターを書いていた。

そこへ、良子が来た。
「こんにちは。」
明美は驚いた。
「元氣だったの?」
「ええ」
「それはそれは・・・」

すみれは、良子の腕の
時計を見た。
時計が戻ったことを
喜んだ。
「よけいなことだったかな?」
と聞くと
「よけいなことではなく
いい方向へ向かっている」と
良子は言う。

「ありがとう」と
良子は言った。

そのとき
店の戸が開いた。
美幸があのワンピースを
きてやっていた。
今日は入学式だった。

一緒に来たのは
祖父だった。
祖父はみんなにお礼を言った。

孫のこんな明るい顔を見たのは
久しぶりだったという。
ワンピースのおかげだった。

美幸の両親は亡くなり
祖父に育てられているという。
良子が美幸に「髪の毛を
ゆってあげる」という。
かわいいお下げになって
リボンもつけて
美幸はうれしそうに
入学式へ行った。

その姿をみて良子は
あのとき、ディスプレーを
作ったことを思い出した。
あの時決めたテーマは
「春
入学式」だった。

そのテーマの
ワンピースを作った。

良子はここで
もう一遍働きたいと
いう。

こうして四つ葉の
クローバーはそろった。

すみれたちの再出発だった。

そんなとき
すみれが家に帰ると
ある来客があった。
兵隊の姿をしていた。
「坂東紀夫さんのお宅で
しょうか?」
「はい・・・・」
******************
この美幸ちゃんというのは
これっきりなのかどうか
これっきりだとおもいますが。
すごくかわいい女の子です。
髪の毛が
黒々として
少し長めでした。
それを良子が左右三つ編みに
して、短くまとめて
リボンでくくりました。

かわいい恰好でした。

ディスプレーにワンピースを
作って飾るとき
テーマを
春、入学式

にしたことは

語られなかったと
思います。

が、

紺色のワンピースで
白い丸エリと
くれば・・・

入学式です!!!

ああ、こうして
いいものは
いいものとして
受け継がれていくものだと
思いました。







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べっぴんさん34感想

2016-11-19 13:44:29 | テレビ番組
笑顔をもう一度4
「まるで、ベビー相談室ですね。」
麻田がいった。
すみれは、はっとして
「それよ!」といった。
麻田は驚いた。

すみれは三つ目の答えを見つけた。
さっそく、五十八がいるゆりのもとへ
といった。
ちょうど、潔と栄輔が出かけるとき
だった。
坂東営業部の再興にむけて、
協力してくれるという
顧客のもとへいくというとき
だった。
栄輔は「運命やなぁ===」と
いいながら、潔と出かけた。
ゆりは、何か不満そうだった。

すみれは五十八にあって
自分たちにしかできないこと
の答えを見つけたことを
話した。

私たちにしかできないこと
とは、明美の力を借りて
ベビー相談室を
開こうかという。
子育て仲間ができたり
相談ができたり
すると、店を覚えてくれるし
お客さんも増えるのではないかと
いうのだ。
子育てで悩んでいるお母さんたちも
助かるのではともいった。

五十八はそれを聞いて
「なん・・・・っっっ
ちゅう~~~

いい考えだ!!!!」と

いった。
すみれはうれしくなった。

店に帰るとディスプレーの前に
女の子がじっと立っていて
あのワンピースを見ていた。

いつかの女の子だった。

すみれは声をかけた。
「気に入った?
きてみる?」
と聞いた。
女の子は美幸という。
「ほんとう?」
顔がぱっと明るくなった。

試着してみるとよく似合って
いた。少し大きいかも
しれない。
「どこか着ていきたいところが
あるの?」
美幸は、「入学式」という。
「じゃ、入学式にきようか?」
美幸は喜んだ。

すれみは
ワンピースも美幸にきてもらった
ほうが
うれしいだろうと
思った。

そして、サイズを治しておくからと
いった。

お直しをするとき君枝が
感心していた。

腰のあたりのふんわりかんや
肩のあたりの
ギャザーで、盛り上がった
感じは絵にかいていた通りだった。
が、実際作るとなると
難しいものだ。
それを良子が型紙で
やってのけたのだ。
良子ならではだと感心した。

すみれは、「開店前に良子ちゃん
にたくさん
型紙を作ってもらったけど
そのお代金をもっていっていいかしら」
と二人に聞いた。

そのころ
良子は、今朝のこと
就職活動を心配する
と勝二から「おまえが心配する
ものではない」と
言われたことが気になった。
うまくいっていないのではと
思った。

すみれの家にゆりが同居することになった。
その夜、勝二は帰ってこなかった。
勝二は、「昔の恩も忘れて」と
愚痴りながら
屋台で飲んでいた。

翌日すみれは良子を訪ねた。
そして、君枝が帰ってきたことを
話した。
美幸にワンピースを着せたことも
話した。
型紙の手間賃のお金を渡そうとしたら
良子は断った。
自分の勝手で辞めたし、みんなに迷惑を
かけたからという。
勝二が帰ってきたが、すみれをみて
また、出ていった。
すみれは、良子の不安そうな顔を
みて、笑顔にさせてあげたいと
思った。
******************
「運命やな~~~」
栄輔が言った。
ちょうど、坂東営業部再開へ
むけて協力するという昔の
顧客が現れたという。
それが運命なのか・・
それとも、出かける寸前にすみれが
やってきて、会えたことが
運命なのか・・・・
栄輔はともかくも
運命やな~~~~としか
いわない。

元気で明るくていい若者である。
彼の、生い立ちや
家族は不明である。
ただ、すみれには、好意を
よせているようである。

すみれは、まったく
理解していないのが
栄輔にはいいことなのか
わるいことなのか

わからない。



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