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大善人へ身魂磨き

神様の神器 ③ 弓と神道、弓と言霊のつながり

弓について書いていますが、今日は弓道と神道の繋がりや言霊の中の弓道について書いてみます。写真は、↑十里桃花の神様から〜笑。(俳優さんがタイプとかは全然ないですよ😅)


弓矢の弓部分には真竹や黄櫨(こうろ)を使うようです。黄櫨からは黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)という天皇陛下が重要な儀式の際に着用する、「黄櫨染」色の袍のことを思い出します。天皇しかご着用が許されないこの衣の色である黄色は陰陽5行の真ん中の色でもあります。


  


弦輪(つるわ)は、弦の両端の、弓弭(弓のはず、上下端部分)に掛ける輪の部分で、上側を日の輪、下側を月の輪といい、日の輪は陽であり赤い布、月の輪は陰であり白い紙を巻いてあるようです。弦を弓に張るには人の調和が必要だと昨日書きましたが、弓の上下の弭にかける弦の輪には、日月の陰陽☯️があったのですね。




弓の弦の素材は神道と深い関係があり、昔は苧(からむし)や麻などだったようです。大麻は罪穢れを祓う聖なる植物として、神宮大麻や注連縄(しめなわ)など、様々な神事と関連してあらゆる場面で利用されています。


弓矢の矢の先端に取り付けた石器には太古は黒曜石などが使われたみたいですね。黒曜石は霊的な石です。鳥やウサギなど、小動物の狩猟だけでなく、御守りなんかにも使われました。太古はとても貴重だったみたいです。



弓矢の素材をひとつずつみても、神事と縁があるのがわかります。


大相撲の横綱の化粧まわしにも弓弦と同じく大麻が使われているようですが、相撲も神事です。その相撲の中にも弓取式(ゆみとりしき)というのがあります。




また、京都の上賀茂神社では、烏(カラス)相撲という奉納相撲が行われており、土俵上で神職が烏になり、弓矢で追い回すという神楽の後、奉納相撲を行うみたいです。

弓矢とカラスの組み合わせとは、神武天皇vs長髄彦の戦いを想起させます。


弓は流鏑馬などの神事でも使われ、また、破魔矢などをお正月に買う人もいると思います。




次に、弓に関する言葉についてご紹介します。


「弓」に関する言葉は今も実は沢山あるようなんです。

自分の持っている技術や情報を明かすことを「手の内を明かす」といいますが、「手の内」とは、弓を持つ手の整え方からきています。内は整えるということかぁと感心します。

また、「かけがえが無い」という言葉の「かけ」とは、弓道で右手にはめる革製の手袋(弽:ゆがけ)のことだったり、

「矢面にたつ」「的をはずす」「図星」など、弓に由来する言葉は沢山あります。

相撲の白星、黒星なんかも的からです。




また、俗語かもしれませんが
「やばい」のヤバは矢場のことで、弓矢の置かれた場所が危険だからのようです。

弓道とかをしていなくても、神様のご神器である弓が、意外にも日本人の生活の中や言霊に深く残されている不思議は、とても面白いなぁと思いました。


あ、


ヤバい⁉️


また、マニアックになってしまった。





反省、反省。😂



【写真は全てお借りしました】

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