月話の続きです。
月の兎は望月に餅つきします。
杵は臼とともに使われます。カエルが不老不死の薬を作る兎から杵を奪い、兎が取り戻す話もありました。
昔は正月に我が家は杵と臼をだして餅つきをしていました。我が家には、木の臼と杵がありましたが、石の杵には、石の臼が使われるみたいです。
日出神社の千本餅つきは、兵庫県豊岡市の日出神社で毎年10月に行われている行事のようです。
杵の形状は大きく分けて竪杵(たてぎね)と横杵の2種があるようです。その使用には腕力によるもの、脚力によるもの、水力によるものなどがあるみたい。面白いですね。
杵は銅鐸に描かれたり、奈良県唐古(からこ)遺跡、静岡県登呂(とろ)遺跡からも出土しており、竪杵は、横杵より古いものであるようです。
銅鐸は祈りとも関係ありますから、杵は臼とともに呪(じゅ)的な意味ももち、杵を男性、臼を女性に見立てた民俗があるようで、たとえば花嫁が婚家に入るときに、門口で杵をまたぐなどの民俗があります。
仏教の法具の金剛杵にも杵の字が使われます。空海さんもおもちです。こちらは武器として使われるもので、杵は男性的ですね。。
優しい♡お言葉ありがとうございます
その中で、個人的に興味ある二つを紹介します。杵のことを日本語の方言名として、あーじん(鹿児島県与論島)あじむ(鹿児島県奄美群島)と呼ぶ。とありました。
アジムは、夫から聞いた事があります。それは、同じ響きの安心院(アジム)であり、大分県宇佐市にあり、夫の祖母の出身地です。
三人の女の神様、田心姫(タゴリヒメ)、瑞津姫(タギツヒメ)、市杵島姫(イチキシマヒメ)がご祭神。宗像大社の御祭神と同じです。
天照大神(アマテラスオオミカミ)がこの三女神を宇佐島に派遣するとき、河原の石を取って「この石が留まる所に鎮座せよ」と言い投げ落とし、突き刺さった石が現在の安心院神社内にある長い棒状の石だと紹介されています。
確かに、棒が突き刺さっていて、抜くべからずみたいです。興味深く、夫と訪れる予定の神社のひとつです。
九州大分には、杵筑市や、臼杵市もあり、杵や臼です!臼杵の磨崖仏は炭焼き小五郎を思い出しました。
もうひとつ、面白いなとおもったのは、方言できね(杵)が槌のことや、頑固者・馬鹿者などを意味することがあるようで、それは頑固者は、何回つき降ろされても平気なことからの例えのようです。(ウィキペディアより)
言葉遊びしてる。面白い!
杵と槌は、同じような意味なんですね!
鹿島神宮の武甕槌神は、雷神であり、鹿島神宮には、地震を抑える要石があります。武甕槌神のお父様は火之迦具土神、火の神様であり、名前にツチをおモチです。
火之迦具土神は土を耕すような力餅。いや、、力持ち。
地震、雷、火事、親父。
と怖いものの例えでいわれますね。
頑固な男性(杵)には、臼のような気持ちで、相槌してくれるような、ドーンとしている奥さんがそばにつくんだと思います。想像してみてくださいね!笑。
兎に角、美味しいお餅を作るには夫婦円満が秘訣ですね!
新潟にある白山神社の道祖神碑