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大善人へ身魂磨き

放られた祠

ドライブすると、たまに、祠をみかけます。多分、昔は参拝されていたけれど、今は、殆ど参拝されなくなった祠。忘れ去られた放られた神様のいらっしゃる場所。


宮崎駿監督の千と千尋の神隠しで、千尋が神隠しにあう前に沢山の放られた祠をみて、両親に

「あのお家みたいなの何?」

と尋ねます。

すると、

「石の祠、神様のお家よ」

と答えます。

(画像は千と千尋の神隠しより)


神社も人が参拝するしないにより明暗が分かれます。明治に行われた、神仏分離でかなり沢山の神社は廃されたりもしたようです。


土着の日本神道は、経典、教祖もいない神の道です。

そこには自然への祈りがあります。

仏教が入ってきた当初、対立はあったものの、長い歴史の中で仏教を神道と融合させたのも、自然や和合を大切にする懐の深い日本だからこそ成せたことだと思います。宗教戦争なんか、世界では沢山ありましたから。


色んな場所で神様を感じ、神社や祠を建てお祀りをしていた昔からいうと、時代の移り変わり、行きにくい場所、過疎が進んだ場所では、お宮や祠を移されたり、廃されたり。


また、神社を社格で格付けし、昇格できないとかあったりです。人間社会に振り回される感じで、本来は逆じゃないかなぁ、なんて思います。



何故そこに祠やお宮が建てられたか?を振り返って想像して考えると、昔の人がそこに何らかの畏怖や敬意を感じる何かを感得したからです。


時代の流れとともにいなくなるのかといえば、日本国土をつくった神々はずっといらっしゃるのだとも思います。


祠やお宮がなくとも神様がいらっしゃる場所は沢山あるとも思います。


津野町力石の祠のことを知った誠さん。誠さんは、山の仕事をしていて、今までもそういう放られた祠を山で見つけると、無視できず、祀りなおししてきたそうです。


その数100を超えるようです。津野山神界の話を妹から聞き、この話を仲間にし、津野町力石に縁が無い方にも復興の輪を広げてくださっています。道を作った後、1000本以上の植樹をするよう手配もしてくださいました。


誠さんは、仕事が終わると奥さんの琴さんとずっと津野山神界の話をしているそうです。


携わる事が出来て楽しくて嬉しくて仕方ない、神事はそういうものだとも言っているようです。


八百万の神様、放られたり、忘れ去られた神様を見つけたら、手を合わすように変わっていくと良いなと思います。


誠さんの事務所は、高知のお山の上にありました。津野山神界の祠を護るお宮も建設中でした。






誠さんと琴さんの山の事務所にはお手製の祠と鳥居があり、鶏を飼っていました。







高知が地震になったら沢山の人が避難できるようにとヘリポートまで自分で作っていました。





誠さんは、津野山神界の金比羅様に初めてのぼった時、ここは、天国か、、と圧倒されたようです。


津野山神界の復興に凄い熱意と喜びで事を成しているのを見るにつけ、私には、誠さんご自身がエネルギーの強い生きた神様に思え、また、誠さんや琴さんのいる事務所のお山も、地上の天国のように思えました。






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