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大善人へ身魂磨き

塩の話し ①


暑い季節、冷房を調節して熱中症にならないように水分と少しの塩分をしっかりととりたいですね。


塩は昔は貴重で、「しおらしい」なんかは、控え目で、慎み深く、可愛らしいことですが、これは、封建時代、塩が手に入りにくかった百姓の女たちが、塩欲しさに出陣する武士が持つ塩包みに目をつけて言い寄ったことから始まった言葉のようです。


女性の態度は恥ずかしそうで、塩欲しさの素人の言い寄りとすぐに見破ることができたことから、「しおらしい」となり、"この塩が欲しいんだなと察しがついていた"が転じた言葉みたいですね。


また、「敵に塩を送る」という話に登場する塩は、塩止めによって苦しんでいた武田信玄の領地の民に、上杉謙信が送った塩のことです。

たとえ敵対する相手だったとしても、民が苦しむことを見過ごせず、敵の窮地を救うこととして戦国美談が後世に語り継がれ、ことわざとなりました。


また、天塩にかけるとは、自ら世話をしていつくしみ育てることで、漬物、おむすび🍙をイメージしてもわかりますが、昔から手に塩をつけて丹念にものを作る行為には、愛情がこめられていることです。


このように、とても貴重だった塩🧂は、言葉の中でもなかなか味わい深いです。また、塩は人間の身体にとって必要不可欠なものです。人間の体内では塩は作り出せなくて、必ず食べ物から摂取する必要があります。


生き物は海で誕生し、海から陸の生き物に進化を遂げる際に、体の中に海水と同じ成分を作ったといわれています。それが体液や血液などの液体であり、太古の海水の成分と非常に似ているようです。


また、胎児を守る羊水も、海水の成分とほぼ同じもので、生き物は塩と共にあり、塩がなければ生存することが出来ません。 


体の中の塩分は、腎臓の働きにより一定に保たれており、腎臓は、身体の神様都海神(都會神)が頑張ってくださっています。水の要素と一番深く繋がり、また、塩とも繋がりが深いイメージがあります。


通常では腎臓で保たれる塩は足りなくなることはありませんが、下痢や激しい発汗などで急激に失われると、体の中の塩分が足りなくなり、脱水症状が現れます。


都海神がヘルプミー!!と叫んでしまうことになります。 


というわけで、水分と、適度の塩をこの暑い時期には摂り、健康にいたいですね。


さて、前置きはこれくらいにして、


聖書には、地の塩(The salt of the earth.)の話があるようです。

地の塩とは、社会のために尽くして、模範となる人のたとえのようですが、この由来は、新約聖書―マタイ伝・五の一節、「山上の垂訓」として知られるイエスキリストの言葉からのようです。


「あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか〈略〉人々があなたがたのよいおこないを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい」


私たちが地の塩であるという視点は、天地をつなぐ人は、天地には欠かせなくて、きちんと味わい深く、しかも、天地という素材を活かすお役目がある、、というような意味合いに深読みしてみました❣️


米🌾は、神様に関係深いイメージがあります。私たちが、白米のおむすびの塩の役目だとすると、しょっぱすぎず、でも、ないと味気ない、そんなさりげない主張しない感じのヒトって、良いなと思いませんか?


私たちの身体にも、神様からお預かりしている器という視点をもち、食事でも塩分は取りすぎず、さりげない程度の塩を摂取して大切に使いたいです。





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