見出し画像

大善人へ身魂磨き

彼岸花

一言主神繋がりて今日は彼岸花について書いてみたいと思います。
葛城一言主神社は彼岸花の名所とコメントをいただいた方から教えてもらいました。彼岸花は、不思議な雰囲気の花だなぁとずっと思っていました。


彼岸花はなぜ赤い?これは、一説では地獄からもこの花だけは見えるようにとかも言われています。別名曼珠沙華。


「彼岸」花という名前は、あの世を連想させます。お彼岸の頃墓地に咲く真っ赤な彼岸花。

彼岸花が墓地に多く植えられているのには、実は理由があるようですね。昔は人が亡くなると土葬されました。津野山では、私が幼いころに亡くなった祖母は土葬でした。


写真は、妹が津野山で撮影したものです。


昔は土の中で生活するモグラなどが遺体を荒らすことが多く、それを防ぐために植えられたのが彼岸花でした。彼岸花には毒がありモグラなどの生物を寄せ付けない効果があるようです。

 

つまり、彼岸花は、ご先祖さまの遺体をを守ってくれていたんですね。実は花、葉、茎、根要するにすべての場所に彼岸花は毒があるようです。

 

特に毒製物質が多く含まれるのが「鱗茎(りんけい)」と呼ばれる球根です。彼岸花は花が終わり葉や茎が枯れた後も、鱗茎が土の下に残り、何年も花を咲かせ続けるんです。

 

触る分には大丈夫ですが、食べると嘔吐、下痢、呼吸困難を引き起こすようです。

 


彼岸花の別名のひとつ、曼珠沙華。サンスクリット語で「天界の花」という意味だそうですね。


また、「死人花」「幽霊花」「地獄花」とも言われています。お彼岸はあの世とこの世が通じるとされる時期。そんなときに咲く彼岸花ならではの別名かもしれません。

 

彼岸花は花の咲いている時期には葉なく、葉をつけている時期には花がないようです。つまり、彼岸花のサイクルは、芽が出て茎が伸びて、花が咲くという一般的な植物のサイクルとは異なります。彼岸花は茎が伸びた後花が咲き、そして、花が散ると葉が出てくるようです。


このことから、「捨て子花」という別名もあり、名前は葉を親に見立て、葉(親)に捨てられた花=捨て子花という別名が生まれたようです。


ひとつの花に昔の人は色々名前をつけたのですね。それだけ、美しさと、咲き方と咲く時期の不思議、物悲しさを感じたのですね。


乳イチョウ、母を亡くした乳飲み子が乳イチョウからしたたる雫でいきられるようになった話が葛城一言主神社の御神木にはありました。


そして、葛城一言主神社は彼岸花の名所であることを知り、何故か、一言主の神様は、両親を失った子供、悲しみと共にある人を、曼珠沙華の花びらのように情熱をもって助ける神様なのかもしれないと思いました。


親との縁は強い人もいれば、薄い人もいます。また命も長い短いがあります。この世は何が起こるかわかりません。命尽きるまで生きるのみだとも思っています。


また、あの世のどの世界に逝ったとしても、真っ赤に咲く彼岸花の花だけは、どの御霊も見捨てず、また、カンパネルラのような逆縁と呼ばれる悲しみを胸に亡くなった御霊にも、年に一回この世を訪れる道標となる花なのかもしれないとさえ感じました。


なんと優しい華なのでしょう。「慈悲華」と私は名付けます。彼岸花は、「慈悲の華」。一言主神は、「慈愛の神」。


どうか、暑さ、寒さの境目のお彼岸に「慈悲華」をたよりに、多くの悲しみをもって散った御霊が昇天できますように。


8月のお盆の時期。コロナ禍で里帰りしてお墓参りすることも難しい時代。終戦記念日も近いですね。


どこからでも届くと信じて、亡き御霊に手をあわせたいと思います。彼岸花のような慈悲の心を持ちたいです。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ひとりごと」カテゴリーもっと見る