「やむにやまれなくなって蕾を破って咲くのが花である」
という言葉を聞いた時、
素敵だなぁと思いました。
富士山の御祭神はこのはのさくやひめです。
富士山はただ存在してその美しい姿を長年ずっと現します。霊山ですね。御祭神このはのさくや姫も美しいようですね。
花には一年草もあれば多年草も。
二宮尊徳翁の和歌に、
天地の 和して一輪 福寿草
さくやこの花 幾代経るとも
とあるようです。
どんな花も、ただやむに止まれず咲く。幾代も咲き続けるのもあります。
このはのさくや姫様が神様の息吹を乗せて花を咲かせてたりして。
この花咲けや〜、あの花も咲けや〜
花咲か爺さんみたいに、花咲か姫さまかも(๑˃̵ᴗ˂̵)
花は誰かを喜ばせようとか思ってないし、ただ、種が落ちた場所で、その精気がほとばしり、やむにやまれず芽吹き咲く。虫のためでもなく、ただ自然の発露。
それが虫たちを生かし、私達の目を癒します。
花はただ種が落ちたとこに咲くだけ。
シスターの故渡辺和子さんの
置かれた場所で咲きなさい
という名言と重なります。
これって
全ての人が、自分の場所で
無理せずに、本当に無理せずに、
自分を大切に生かすこと。
人の目を気にしたり
比較して競争してヘトヘトになって生きるのとは真逆のもの。
重荷があれば降ろして、
周りや親の期待に応えようとかしないで、
居心地の良い所で
自分の答えを自分で見つけて
人知れず咲きたくなったら咲く。
季節外れでも咲きたくなったら咲く風媒花みたいに。
自然の発露を大切にして生きることを
人を含む自然界の全てに神様が望んでいるように思います。
【画像はこのはのさくや姫検索より】