見出し画像

札幌・円山生活日記

地下鉄・琴似駅前の町の洋食屋さん~「Univers S.(ユニヴェール エス)」~

地下鉄東西線「琴似駅」 5番出口から徒歩15秒の“町の洋食屋さん”「Univers S.(ユニヴェール エス)」。食材からこだわり全て手作りの店は“1ヶ月以上煮込んで仕上げたデミグラスソースや海老フライもオススメ”です。店内の河原シンスケ氏のアートや日本の職人の手作りの食器や椅子なども自慢で“季節の料理×日本の芸術のコラボレートで食の楽しさを伝える洋食屋”だそうです。

今日は琴似の「Univers S.(ユニヴェール エス)」でランチです。幾つかの“円山・琴似本”に紹介されていた店でエルメスやバカラなどの広告を手掛けるデザイナー「河原シンスケ」氏プロデュースの東京・代官山のフレンチ店元シェフが地元北海道でオープンさせた店だそうです。何かの機会にとブックマークしていたところ丁度琴似界隈で買い物をする用事が出来たので予約してやってきました。店は地下鉄東西線「琴似駅」の最も南側の5番出口を出てすぐ左側のマンションの1階です(地図)。

「Univers S.(ユニヴェール エス)」の外観。「ライオンズステーションプラザ琴似」の1階です。

店頭表示のランチメニュー。A.~K.まで11種あります。スパゲティ、オムライス、グラタン、フライ、ハンバーグ、ステーキ、カレー等の洋食メニューが目白押しです。特別な日のフレンチではなく普段着で食べられる本物の味を、ということで“町の洋食屋さん”というスタイルをとっているそうです。

11時30分の開店と同時に入店です。店内はエントランスすぐのコーナーに2人用テーブル席×4に・・。
店の奥に更に2人用テーブル席×4があります。ウッディで明るい雰囲気です。 
更に厨房前にはカウンター席が4席あり趣ある椅子が並びます。日本の職人さんが1品1品仕上げた感じの❛作品❜です。


飾られている兎をモチーフにしたアートはパリを拠点に活動しエルメス、バカラ、ルイ・ヴィトンの広告などを手がけるアーティスト”河原シンスケ氏”のもの。シェフはこちらの店をオープンする前には同氏プロデュースの東京・代官山フレンチ・レストランでシェフを務めていたとのことで河原氏の作品が飾られているそうです。

同じく河原氏の作品。


ランチセットのメニュー。メインにライスorトースト・スープ・サラダが付きます。表示はすべて税込み価格です。

肉料理のアラカルトメニュー。+350円でスープ・サラダを付けられます。

同じく魚料理と卵料理のアラカルトメニュー。店オススメの大海老フライはここにありました。


おしぼり。水をかけると膨らむタイプで楽しませてくれます。お皿も兎なので河原氏の作品でしょうか。

先ずはサラダが登場。金柑、金時いも、クワイ、ザクロ、愛媛のミカンにビーツのソース。セットのサラダの域を超えた食材と彩りで柑橘系味が爽やかでシャープなサラダです。野菜類も生産者にこだわって本当に美味しいと思えるものをその時期に仕入れることを徹底しているそうで最初から驚きの一品です。


続いてアサリ、ヒラタケ、山東菜とネギのスープ。

立派なアサリが使われていてコンソメ風の出汁にアサリの旨味がよく出てます。山東菜とネギのシャキシャキ食感が良いアクセントで胃が温まり食欲が増して来る感じです。

メインの一つは人気N o.1の「特製ハンバーグステーキ」。セットで税込み1,950円。ソースはデミグラスとシャリアピンでシャリアピン・ソースを、ライスとトーストではトーストを選択。 
ボリュームたっぷりの大きめサイズのハンバーグ。シャリアピンソースは上品で手が込んでいるのが判る深い味わいです。

ハンバーグは柔らかく口の中でホロリと崩れて肉汁と共に旨味が口の中に広がります。肉々しい感じではありませんが肉とナツメグの合わさった香りが良い感じです。
拘りの付け合せの野菜も美味です。南瓜、菜の花、小松菜、ジャガイモ、人参、大根、茄子、紫キャベツと盛り沢山。特に味を含ませてソテーをした大根とナスが大層気に入りました。もちろんホクホクのジャガイモと自然の甘味の人参も美味しくいただきました。

もう一品は「オムライス」。1,100円にふわふわオムレツタイプの+390円にデミグラスソースの+200円で合計1,710円。見た感じからしても美味しそうです。特に一ヶ月以上も煮込んだというデミグラスソースは牛肉の具材入りでハッシュドビーフソースとでも言うべき贅沢感です。

ふわふわ・トロトロのオムレツ、濃厚なデミソースにチキンライスと生クリームを一緒に食べると言葉がありません。これまで食べた一番のオムライスかも知れません。

単品で注文した「大海老フライ・タルタルソース」。2,000円。びっしり身が詰まった大海老と細目に砕いたサクサク衣の触感で名物らしい海老フライとなっています。
ただ2人でプラス海老フライ3本だとそれぞれ海老フライをプラス1.5本食べるようなものだと思い注文したのですがランチ自体がそもそもボリューム満点。さらに単品の大海老フライにも美味溢れる野菜がたっぷり付くので相当以上に満腹しました。夜まで腹が空くことなくシニアの胃袋と消化能力を考慮すべきと反省しました。おススメを是非食べたいと思ったのでつい・・。


今平シェフです。ランチ客も一段落したようで厨房から出て話をしてくれました。「店の兎からしてうさぎ年生まれですか?」というつまらない質問から河原シンスケ氏との関係や店の拘りについて語ってくれました。また後ろの器について聞くと「昔ながらのプリンアラモードも出しています。果物は季節のものですよ」とお勧めいただきました。次回は注文を良く考えデザートもいただきたいものです。


会計をして店を出ると雪が少し降り続いていて奥の「三角山」も雪景色でした。

フレンチシェフ手作りの洋食ランチは大満足で大々満腹でした。店の雰囲気もシェフ・スタッフの手際も流石と思わせるものがあり予約客で一杯になるのも納得の店です。何よりも拘りの食材から作るランチセットがサラダからスープ、メインに至るまで隙を感じさせないプロの仕事と感服しました。ご馳走様でした。また利用させていただきます。

「ユニヴェール エス (Univers S.)」
札幌市西区二十四軒4条5丁目10-18 ライオンズステーションプラザ琴似 1F
営業時間:11:00~21:00(lo.21:00)
定休日:日.祝
TEL:050-5597-1037
URL:https://www.instagram.com/univers.s.2019/
(2021.12.2訪問)

最新の画像もっと見る

最近の「洋食・ステーキ・ハンバーグ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事