札幌・円山生活日記

売り切れ人気の蕎麦店～「蕎麦に銘酒蔵美庭（gravity）」～

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#蕎麦前

和食

2022-08-23 22:01:44

大通西14丁目の「蕎麦に銘酒蔵美庭（gravity）」。北海道はじめ全国各地の蕎麦を日替わりで提供しています。特別な産地、特別な技法で打つ蕎麦「別誂え」と「もり」の利き蕎麦セットが人気です。売り切れ御免です。ご主人が揃えた全国の銘酒も常時80種類以上用意され“蕎麦前”も楽しめます。

本日は「蕎麦に銘酒蔵美庭（gravity）」で蕎麦ランチです。この店は大通公園界隈に自転車で出かけた際に前を通りかかり発見しました。写真を撮り後刻ネット検索するとご主人拘りの手打ち蕎麦が大変な人気の店のようです。地下鉄駅では東西線「西11丁目」が最寄りのようですが「西18丁目」からも徒歩圏のようなので【《1920's－1930's 三岸好太郎が生きた時代》～「北海道立三岸好太郎美術館」】の前に出かけることとしました。場所は地下鉄東西線「西18丁目駅」と「西11丁目駅」の間の「大通西14丁目」、「西18丁目駅」からは最も東寄りの5番出口から東へ向かい「大通」と「福住・桑園通（西15丁目通）」の交差点角のビル1階です（地図）。

「蕎麦に銘酒蔵美庭（gravity）」の店頭。この日の開店は11時30分。少し前に到着して待っているとご主人が幟を立て杉玉を吊るして開店です。

新酒のしるし杉玉と「新そば」の文字。“蕎麦に銘酒”の季節到来です。

本日のお蕎麦は〔別誂〕が「長崎粗挽き十割」、〔もり〕が「中標津粗挽き二八」だそうです。

店内に入ったところ。酒瓶がずらりと並んだカウンター席がメインのようです。

窓際の手前に2人用のテーブル×１と奥に4人用のテーブル×１がありました。2人用テーブルに案内されました。

お蕎麦のメニュー。

「お昼の一品」。蕎麦前を楽しむに十分のラインアップです。

「お昼の一品」の裏の夜の「一品料理」。後ほどの客には昼でも手が空いてくれば出せるかもと言っていました。

まずは「白レバーのパテ（モナカの皮添え）」。税込み550円。

「白レバーのパテ」。モナカの皮に乗せていただきます。良い味です。

「だし巻き玉子（2ケ玉）」。同550円。出汁の効いたふわふわ卵焼きです。

「天ぷら三種」。同950円。説明は「アシタバ（右上）にズッキーニ（左）にヤングコーン（中央左）です！」でした。メニュー名は海老とシシトウは定番でプラスの3種という意味でしょうか？サクサクいただきました。なお天ぷらには塩も天つゆも付きません。少し後に店員さんに「天つゆとか無いんですか？」と聞くとご店主から「別料金になりますが用意しますか？」と。すでに蕎麦セットがきていて岩塩が付いていたのでその塩でいただきました。

「利き蕎麦セット」。同1,550円。

先ずは「中標津粗挽き二八」の〔もり〕です。

ピンク色の岩塩が添えてあります。蕎麦の風味に自信があり先ずは塩で食べてみろ！ということのようです。何も付けない蕎麦は新そばの風味が広がり塩を付けると甘味が増します。

続いて本わさび。そしてつゆ、つゆ＋本わさびと順番にいただきます。つゆは

「和仏料理手打蕎麦坂」の鰹節“ダブル使い”のような香りとコクの強いツユでした。ただ量が少なめかな？

〔もり〕を食べ終わった頃に〔別誂〕の「長崎粗挽き十割」が登場。より新そばらしく青みがかった外見と少し噛み応えのある食感の違い以外に香りなどの違いを利き分ける能力がありませんでした。申し訳ありません。もちろん〔もり〕同様美味しい蕎麦です。

最後にトロトロの蕎麦湯がきました。が食べ方が悪かったのかツユは残っていませんでした。

大変美味しいお蕎麦屋でした。堪能しました。ただモヤモヤが少し。我が家は11時30分の開店直後に入店。すぐに4人（成人）家族客が入店しました。そして3組目の若い男性ソロ客が入店し「長崎（の十割蕎麦）ある？」と聞くとご主人は「前客と予約客で終わってしまいました！」と応えていました。その客は前日の夕刻にも来て食べれなかったので改めてこの日の開店早々に来たのだとか。無念そうにカウンターに座って〔もり〕ほかを注文していました。しばらくして年配のご夫婦がやってきて〔もり〕とともにつまみ数品を注文しご主人お勧めの日本酒を飲みはじめました。その次は予約客でお馴染みさんらしくカウンターの一番奥に座り生ビールとつまみを注文。次に客が来た時には「申し訳ありません。蕎麦が終わってしまいました！」でした。まだ開店後30分ほどの12時です。その後も何組かの客が来るのですが同様で「平日の夕方は空いていますのでどうぞ！」と声をかけていました。「我が家はラッキーだったね！」とは言ってみたものの蕎麦屋の看板が出ていながら開店30分ほどで蕎麦が無いとは？？ある後客は一品料理があるのを確認し飲み始めましたが〆のない蕎麦前は少し残念でしょう。仮に店の評判を聞いて遠くからわざわざやって来た客がいたならば気の毒です。たまたまの巡り合わせの問題だったのかも知れませんが・・人気もある時には良し悪しのようです。ご馳走様でした。