“日本料理の繊細さとフレンチの力強さを組み合わせ、旬の食材で季節の献立にてお客様をお迎えいたします”がコンセプトの「和仏料理 手打蕎麦 坂」。和食のコースに前菜、メイン、デザートがフレンチ、そして、こだわりの蕎麦粉で打つ手打ち蕎麦が楽しめる和仏コース料理が自慢です。また“和のつまみ、フレンチのつまみ”の蕎麦前でワインや日本酒を飲み蕎麦で〆る、そんな使い方も楽しめます。年末には年越し蕎麦のテイクアウトもやってます。
今年も最後の外食を蕎麦で〆るべく「和仏料理 手打蕎麦 坂」にやってきました。この店は札幌に転居前の昨年春に新居の諸手続きで札幌に来た際に夜に利用したのが最初です。その後、昨年末に年最後の外食を蕎麦で〆たのが2回目、その約2か月後に和仏つまみの蕎麦前でワインや日本酒を飲み蕎麦で〆る昼酒飯が3回目、そして今回で4回目です。円山の飲食店で最多訪問店となりました。場所は地下鉄東西線「円山公園駅」から裏参道に出て「西18丁目駅」方向へ5分程歩きスープカレーの「マタレー」を超えた交差点の左向かい側のビル(シーズンビル)の1階に入っています。同じビルの地下1階には「日本料理 潤花(るか)」があります(地図)。
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「和仏料理 手打蕎麦 坂」の入る「シーズンビル」の外観。
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各店の看板左の階段を上がったところが入口です。入店時(18時頃)は横なぐりの雪でした。
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ドアを開けビルに入った奥の右側に店があります。店頭に暖簾と「和仏料理 手打蕎麦 坂」 の小さな看板が出ています。
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店に入ったところ。右側に2人用テーブル席×1とカウンター6席、合計8席のこじんまりとした店です。
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本日は店の年最終日で客はわが家のみ。案内された奥のカウンター席から入口方向を見た店内です。調理は右奥の厨房で行われますのでご主人の包丁さばきなどが見れないのは残念です。
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そのカウンター内の立派な和包丁。
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本日の予約は、先付け+前菜+メイン料理+手打ち十割蕎麦+デザート5品の「軽めのコース」で税込み6,500円。まずは先付けの「金時人参、生木耳、青菜、菊花としめじの温かいおひたしに山かけ」。
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飲み物は「生ビール」(同600円)から始め「グラスワインの白(ブルゴーニュ タイプ シャルドネ)」(同820円)。
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前菜は「スモーク・サーモン」。
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円筒形にタルタル風に形作ったスモークサーモン上にコンソメと和出汁のジュレ。下は卸したカブと和出汁のスープ。1皿に和仏が同居しているような料理です。三層の料理をそれぞれに食べても混ぜて食べても美味しいです。ご主人の技量の冴えを感じる前菜です。
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そのご主人。飲み物やデザートの準備はこの俎板です。
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赤のグラスワイン。仏オーヴェルニュ産「ロロン エ フィス ピノ ノワール [2019] LORON & FILS Pinot Noir」同880円。
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メイン料理は「鴨のロティー」。玉葱とハチミツの赤ワインソースに季節の野菜添え。
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鴨肉はチェリーバレー種の胸肉だとか。濃厚な旨味の詰まった見事なレア状態の鴨肉と赤ワイン等が凝縮されたソースのマリアージュ。店の云う“フランス料理の力強さ”を感じる1品です。
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〆の蕎麦を前に日本酒を注文。石川の純米酒2種と北海道の酒がお勧め。
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「日本清酒(北海道札幌市)」さんの純米吟醸酒「雪ふるる」をいただきました。1合同1,100円。
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「手打ち十割蕎麦」。薬味はねぎと辛み大根。
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香りと腰のしっかりした蕎麦です。ズルズルっと喉ごし良く食べるとツユに鰹出汁の良い香りを強く感じます。聞くと鰹節を“ダブル使い”しているとか。昆布などを使わず厚手の鰹節のみで濃厚に出汁をとって仕上げに薄切りの鰹節で香り付けをしているとか。ご主人の拘りです。
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蕎麦湯で割って鰹出汁の旨味を最後まで味わいました。
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デザートは「生チーズのムースとレモンのアイスクリーム」。削りフィナンシエのトッピング。
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生チーズのムースはレモン風味でフィナンシェで香ばしさが追加されています。レモンアイスの酸味との相乗効果でさっぱりとしたデザートでした。最後に熱い日本茶が出されてコース終了です。
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ご主人と色々と話をしている過程で「年越し蕎麦」を勧められました。店舗内での飲食物の提供は本日(27日)で終了し31日まではこの「年越し蕎麦」と「オードブル」の準備と受け渡しになるとか。わが家ではお節料理は昨年と同様「レ・マドリの二重おせちオードブル」を注文済みです。北海道ではお節料理を31日から食べ始める習慣があるそうですがわが家では1日から食べるので「年越し蕎麦」と競合しないと考え折角ですので注文しました。これで31日の夕食は「坂」の「オードブル」(「蒸し玉子」同750円、「リエット3点セット」同1,800円)と「年越し蕎麦」(2人前同1,500円)で〆ることとなりました。
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支払いには「令和3年度札幌市飲食店未来応援クラウドファンディング」の「札幌飲食応援お食事券」を使います。10,000円(10口)の応援で13,000円分の支払いに充てました。
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店を出た20時前の「裏参道」。滑らないように慎重に歩いて帰りました。
「和仏料理 手打蕎麦 坂」での今年の締めくくりの外食も大変結構でした。それにしても“創作和食でも、懐石風フレンチでもない・・日本料理の繊細さとフレンチの力強さを組み合わせた和仏料理”とは良いものです。好みにぴったりのような店で馴染んでしまいました。この次はまた土日祝限定の昼飲み蕎麦屋を楽しみに参りたく思います。ご馳走様でした。今後も宜しくお願いします!
「和仏料理・手打蕎麦 坂」
札幌市中央区南1条西22丁目2-15シーズンビル1F
011-688-5117
営業時間 11:30~14:00 (ラスト入店) 18:00~22:00 (ラスト入店)
土日祝日、昼の蕎麦屋 11:30~14:30 (L.O)
定休日 不定休(ご予約頂けましたら営業致します)
http://www.saka-saka.com/
(2021.12.27訪問)
札幌市中央区南1条西22丁目2-15シーズンビル1F
011-688-5117
営業時間 11:30~14:00 (ラスト入店) 18:00~22:00 (ラスト入店)
土日祝日、昼の蕎麦屋 11:30~14:30 (L.O)
定休日 不定休(ご予約頂けましたら営業致します)
http://www.saka-saka.com/
(2021.12.27訪問)