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札幌・円山生活日記

サギソウとエゾリスと。~北海道大学植物園~

「北海道大学植物園」は札幌農学校(北海道大学の前身)の教頭だったクラーク博士の進言に始まり、宮部金吾博士の計画・設計により1886年(明治19年)に開園した日本で2番目に古い植物園。広さ13.3haの園内には約4,000種類の植物が見られるほか歴史ある建築物も当時の趣を残し保存されており、都心の「緑のオアシス」として多くの市民に親しまれています。

今日は「北海道大学植物園」に「サギソウ」を見にやってきました。白鷺(シラサギ)が翼を広げた様に似ていることが和名の由来とする美しい姿で昨年もこちらで鑑賞させていただきました。今年も見逃すまいと同園ウェブサイトの「見ごろ情報」をチェックしていると23日更新の情報に「サギソウ」が出ていました。早速に出かけるとこととし併せて園内を散策し「灌木園」付近でエゾリスにも出会いました。アクセスは地下鉄東西線「円山公園駅」から2駅乗り「西11丁目駅」から徒歩で参りました(地図)。


「北海道大学植物園」の正門。


正門受付で「みごろ情報」を入手します。

「見ごろ情報」によると「サギソウ」は昨年同様に「高山植物園」にあるようですのでいつもの北回りルートではなく南回りで「高山植物園」に直行します。 


「高山植物園」に入ってすぐの鉢物コーナーに「サギソウ」が4鉢ありました。少し花が枯れてきているのもあり少し出遅れていたのかも知れません。いずれにせよ間に合ってよかった!
純白の白鷺(シラサギ)が群れて飛んでいるようです。
見事なものです。


こんな花を自然の中で見ることができれば大感動ものでしょうね。ありがとうございました。

鉢置き台にシオカラトンボがとまっていました。

「サギソウ」で大きな目的は達したのですが折角ですので園内を1周します。まずは「高山植物園」へ。木橋の架け替え工事は完了していました。

「高山植物園」の「キンロバイ」。
「キンロバイ」。
同じく「エゾトウウチソウ」。 

「高山植物園」から「重要文化財群」前を歩いて「バラ園」に向かいます。
 
「バラ園」。
「バラ園」ボーダーの「キクイモモドキ」。
「草本分科園」の「エゾトウウチソウ」にとまるアキアカネ。
同じく「ルリタマアザミ(エキノプス)」にとまるヒョウモンチョウ。

同じくクジャクチョウ。

「ハルニレの林」を通って「灌木園」へ。
 
「灌木園」入り口。

「灌木園」の「ホザキナナカマド」。
同じく「ハナマス(実)」。
「ヤエヤマブキ」。
「エゾヤマハギ」。

そろそろ鑑賞を終えて「正門」へ戻ろうかと歩き出したところへエゾリスが登場。この「灌木園」一帯に広がる林が住処のようです。
すぐさま林の中に入っていきました。
周囲の様子を伺うエゾリス。
場所を移動しても警戒中でした。

最後に「宮部金吾記念館」の前を通って・・。

「ハルニレ」の巨木を見た後に正門を通って帰路につきました。

今日も充実の散策でした。特に本年も「サギソウ」を見ることができ満足です。数日前のNHKウェブニュースで4000株もの群生地の様子が報じられていましたが機会があれば一度は自然の中でも観察したいものです。ただ乱獲や湿地の減少などで環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定され群生地も少なくなっているようです。当面は近場で次は「百合が原公園」でしょうか。また自然溢れる「北海道大学植物園」ですので当然いるものと思っていたエゾリスに本日も出会えました。次回は紅葉の時期に来たいと思いますがその際にも会えると嬉しいです。ありがとうございました。

「北海道大学植物園」
札幌市中央区北3条西8丁目 011-221-0066
開園時間:夏季4月29日~9月30日/9時~16時30分、10月1日~11月3日/9時~16時、冬季11月4日~4月28日/平日10時~15時30分、土曜日10時~12時30分
※各最終入園30分前、冬季は温室のみ開園
休園日:夏季/月曜日(祝日の場合は翌日)、季/日曜・祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
入園料:夏季/高校生以上420円、小・中学生300円、冬季/小学生以上120円

https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/index.html
(2022.8.23訪問)

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