対米関税交渉の結末は？

対米関税交渉の結末は？

対米関税交渉の一環でトウモロコシ輸入拡大で譲歩案提示した日本。
トランプの対中関税貿易戦争を仕掛けた結果、中国は米国から輸入してたトウモロコシをブラジルやオーストラリアに切り替えた。
結果米国でだぶついたトウモロコシを日本が輸入拡大することを関税の譲歩案の一つとして提案した。
結局、トランプの関税政策で一番被害を受けるのは皮肉にも米国の生産者ということになる。
そして,そのケツを拭くのは情けないが日本ということである。
他に米や大豆の農産物の受け皿として日本が輸入拡大をせざるを得ない事態も考えられる。
関税交渉で双方win,winの結果になることはないのである。
思い付きでコロコロ変わるトランプの関税政策で最大の相手の中国は、淡々と対米輸入品依存から他国へ切り替えて影響力を増している。
トランプは近い内に対中関税の引き下げに動くしかないだろう。
めちゃくちゃなトランプ政策は就任して3ヶ月が過ぎ、世界からの信頼が失われつつあるのは事実だ。
イランは核開発協議も中国やロシアと行うと表明。
ロシア・ウクライナ戦争の米国の和平案も両国から拒否されている。
米国国内も各方面から批判が出始めている。
思い付きで二転三転する大国のトップの政策に国内外は翻弄させられているのである。