grow 徒然日記

花と緑・・・ときどき犬

そこに花があるだけで

2014-06-30 11:38:25 | 日記
6月も今日で最終日。
一年が半分過ぎましたネ、あっとゆうまです

日常なにかとせかせか動きながらも、何か大切なことを忘れているような、、充実させたくて頑張って、でも何かが足りていないような、、
人は満ち足りたい気持ちから前に進む力をもらっているとも思いますし、まだ見ぬ未来にむけて努力もできる

一年の節目を迎え、いろんな事に想いを馳せ、一瞬フと心にポカーンと穴が開いたような気持ちになった時、花の咲く姿はただただ ひたむきで満ち足りていて、生命のすべてがそこにあるかのようなシンプルさに心を打たれたようです

昨日何気に手にしたタウン誌に、園芸家の柳生真吾氏の記事やプロジェクトが掲載されていました。
“ヒマワリの花後の姿に頭が下がります”
そうおっしゃるには…
そもそも植物の存在の目的は、タネを作ること、子孫を残すことで、そのための手段が“花”です。
ヒマワリで感心するのは花が終わった後の、下を向いてうなだれている姿に子孫にかける強い思い、大切なタネを雨から守り抱きとめている母の強さを感じる…と。


花が美しいのは、まさにそれで、生命力。
子孫繁栄させようと土の養分を吸い太陽のエネルギーを得て、時には香りを放って虫の力を借りたり、棘でその身を守ったり。

人も同じく...と、思ったら今よぎった人物がいます。幕末の英雄、坂本龍馬。
日本の未来を見据えて、より良い世の中を想い奔走してくれた姿には、母の強さとはまた違った、子孫繁栄のため突き進む父の強さといったとろでしょうか

ふとした時に、そこに花があるだけで随分違うものです

東北大震災の復興プロジェクトにも被災地に花を植える活動が随所にあり、柳生真吾さんの提唱で立ちあがったスイセンプロジェクトも、今年で3年目を迎えるそうで全国から約20万個の球根があちこちで被災地を彩どっているそうです。

ヒマワリは原発の汚染を和らげると聞きますし、スイセンは塩害にも負けずに当たり前のように咲く、本当に頭が下がります。
スイセンの花言葉は、
ナルシストに由来するギリシャ神話にでてくるナルシスにちなんで“私は美しい”が色濃いですが、、ほかに、
“私のもとに帰って” “愛に応える” “謎めいた美” “尊重”
復興プロジェクトにふさわしい言葉の数々ですね

スイセンプロジェクトホームページ  http://suisen-project.com


今回、お教室で使おうかと試作したミニチュアガーデンセットに、自分がこんなに癒されるとは。。。
イミテーショングリーンと合わせて華やぎを加え、なおかつコンセプトは癒しと実用
メインにハーブを使用しています


左手にはキク科のダールベルグデージー、右手には木に見立ててツツジ科エリカ属のバレリーグレビス
ハーブはクレソンです
女優 篠原涼子さんの旦那様である市村正親さんの、若き劇団時代のニックネームがクレソンだそうで、(テレビ番組より)
ステーキにはなくてはならない付け合わせ、お刺身でゆうところのツマ的な誰もが認める立て役者だったというエピソードを聞き、クレソンを見る度に市村さんを思い出すのですが、本当に素敵な温かい方で、篠原涼子さんがこれだけ輝いているのもとっても頷けます
お肉を食べて、クレソン食べて、暑い夏に打ち勝ちましょう


ちなみに。。。そういえば、と。。。長崎グラバー邸を訪れた際に、ついつい撮ってしまった坂本龍馬とのツーショット
僭越ながら














京都の草花

2014-06-23 10:21:38 | 日記
近頃は雨模様が多いですね~

雨あがりの朝などは、少しひんやりして感じるほどです。

そんな早朝の涼感は、京都の竹林や楓に囲まれた景色を想います

先日京都へ行った折に、平家物語ゆかりの祇王寺に立ち寄りました
つつましやかな草庵で、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより追われるように都を去り、母と妹とともに出家、入寺した悲恋の尼寺として知られています。

外は太陽が燦々としてうだる暑さなのに、空高く伸びた楓に守られるようにして見事な景観が広がっていました


カタツムリ(大きい!)も気持ちよさげで、草花も心地よく咲くという雰囲気のなかで吸う空気の気持ちのよさ
脳にまで浸透する、密度の濃い空気です
地球の香り

春夏秋冬の景観が素晴らしいそうで、四季折々の姿を見てみたいものです

祇王の心がまさしく後世に残った・・
平清盛の寵愛を祇王から奪った形となった白拍子の仏御前も、“明日は我が身”と悟りこの尼寺に身を寄せ、祇王、祇女、母刀自、仏御前の女性4名は、一途に後世の幸福を願ったとあります。

いつの世も女性の芯の強さは優しく、美しく、まっすぐですね

凛と咲いていた桔梗にその姿を重ねて



なんとも可愛い葉もありました双葵(だったかな?)
二枚の葉が、対生で一対の姿で、葉の形がハート型に見えるのでラブラブリーフと個人的に名づけました


大きな木に守られると、下界はこんなにも心地よいものなのか・・と改めて思います。
家にも覆うほどの大きな木が欲しい夏はずいぶん違うでしょうね別荘などとは違い、街中では難しいことではありますが。

クーラーをつけるパワーも節約できて、CO2を吸ってくれるとってもエコ

今週は、growのテーマソングであるUAさんの“大きな木に甘えて”(勝手にゆってるだけですが)のリズムで
後世の世に大きな木がたくさん残りますように




散ってもなお、美しい姿を残してくれる余韻の持ち主 夏椿の花    祇王寺にて









サボテンの花

2014-06-16 09:50:07 | 日記
サボテンの花が咲きました

実家のバルコニーのリフォームの為預かっている植物たちを、先日ついでに植え替えたところ、
急にサボテンが元気を出してついには花を

はじめは、こどもを作ったのだとばかり思っていましたが、にゅーんと突き出して月下美人のような美しいお花を咲かせてくれたのには驚きと感動を覚えました


その姿からは想像もできない華麗な花
サボテンの花を見たことがない訳ではないけれど、いつも見慣れている子にその姿をみると感動ひとしおです

内に秘めた美と生命力
サボテンの花を見るとそんな印象をうけますね

面白いので他のサボテン画像を見たところ、オォッというのやプププッというのやら満載で、意外性や力強さをもとめたくなったらサボテンの花でインスピレーションを得られそう

財津和夫さん作詞作曲の“サボテンの花”
ドラマ“ひとつ屋根の下”の主題歌として有名な歌ですね

暖かく切ない印象のこの歌の歌詞を、うろ覚えなので改めて検索したところ、、、切なすぎました
そうなのかー

この感じは大沢誉志幸さん楽曲の  “そして僕は途方に暮れる”  に似た感じです

私はSHANTIがカバーしている曲が大好きでして、彼女の歌声で聞くこの曲を胸に失恋のあとにはラスティーネイルあたりをBARでちびちび飲むのもお勧めです(笑) 

人には切ない思い出のひとつやふたつあるもので、そうそう常にハッピーというわけにもいかない時は、その日胸にちょっと文鎮を置いてみてもいぃんじゃないかな。と思います
その、おもりを破ってサボテンのような素敵な力強い花をきっと咲かせてゆくのでしょうし


イタリア貴族でムーラン(スミレ)の育種者のレナート・ファラオネ・メンネーラ氏のメッセージ
「人には男、女、ホモセクシャルやレズビアンもいる。
 愛と美しさの形が様々であるように、ムーランは美しさを追求するスミレだ。
 色々な色、形、香りを その日の心の色にあわせて毎日、そばにそっと置いて楽しんでほしい。」

花が生み出す色。その日その日、心にあった色をあわせてみてください
きっと素敵な事が起こるハズ













薔薇の目覚め☆

2014-06-13 08:38:54 | 日記
ついに薔薇に目覚めてしまいました

以前つとめていた花屋の敷地にはなかなかに広いガーデンがあり、ところどころに薔薇がありましたが、ここにはこの子、あちらにはあの子、というぐらいで薔薇メインではない微妙なバランスでした
ガーデン内をうるり歩き、毎年咲く薔薇に会うそんな感じの薔薇とのお付き合いでした

今年はさまざまな薔薇園に行く機会に恵まれ、薔薇の力に圧倒され、その魅力の虜になってしまいました


まずは身近な顔ぶれをご紹介

上から、

今年一番に咲いた我が grow gardenのミニ薔薇。
次に咲いたどの花よりも力強く大きく美しく切り取って寝室に飾りましたがかなり長持ちしました(不思議に。。)
散る時、シャクヤクのようにバサっと散ったのを見て、思わずベルサイユの薔薇のテーマソングが脳裏をよぎり、
“薔薇は♪薔薇は♪美しく..散~る~” そのものだわと、感動

次にハウステンボスにて一目惚れして購入した ウィリアムモーリス。
DAVID AUSTIN社のイングリッシュローズで柔らかいアプリコットピンク色の丸みがあり、ティーの香り、樹高が高く(1.5m)アーチを描くように成長するとのことなので、暫くは丸く小ぶりに刈り込んで鉢で温存することに
ふさわしい時に、ふさわしい所へ

同じくハウステンボスより、DAVID AUSTIN社の ザ・プリンス。
美しく整った豊かで重厚な紫色のカップ咲きの花強いオールドローズの香りが頭の芯まで届きクラクラするほど素敵な香りです
こちらも暫くは鉢にて出番待ち

実は夏の越し方に少し自信がなく、また薔薇には害虫がつきやすく病気も多いのでこれから起こるであろう難問にひとつづつ対処して勉強してゆくんだろうナ。。という予感がします

害虫駆除には早めの薬剤散布が一番なのでしょうけど、最近我が家に燕夫妻が巣を作りはじめまして
エサになるかもしれないので薬は避けたいナ、とは思っています。

先日、一般宅の期間限定の公開ガーデンにお邪魔させて頂きました
そこはまさに理想で、薬剤は一切使わずハーブの効能を利用して害虫を避けながら上手く共存していると説明して頂きました。
それらのヒントをもとにハーブの勉強をしながら役立てていきたいものです
本当に素敵なお庭でした~
なんでも見える人にはフェアリー(妖精)が住んでいるそうで、私には見えませんでしたがそういう優しいガーデンゆえにでしょうね



姫路薔薇園も、今年初めて訪れましたが、かなりの感動はありました
ある企業の先代がこよなく愛した薔薇を、その方を忍んで植えだしたのが始まりだそうで、その愛情の深さがにじみでてるのか、
どこか感動を覚える庭園でした
ついつい薔薇グッズを多々購入してしまい、中でも薔薇キャンディーが気に入り今でも余韻を楽しんでおります


ほんとに、薔薇は愛情や手間をかければかけるほどに応えてくれる花なのでしょうね
想いが強い華麗なお花です右下の赤薔薇が、ハートに見えて素敵すぎ

最後に、薔薇の言い伝えや花言葉からの引用をご紹介します

ペルシャの言い伝え
ばらの花が咲くと、ナイチンゲール(西洋のウグイスとも言われるほど美しい鳴き声の鳥)が歌い始めるという。
それは、ばらの花への愛の告白。
やがて鳴きつかれ、またまたこの花の芳香に酔いしれ、最後にばらの木の下にくずれ落ちる。
アラーの神は、ばらを花の女王とした。
ナイチンゲールはそれを喜び、ばらの芳香にひかれて飛んでいった。
近づいたと思ったら、その胸に棘がささり、こぼれた血が花びらを赤に染めた。
真紅のばらが生まれたのは、それから。。
今でもペルシャの人々は、この鳥が夜を徹して歌うとき、ばらのつぼみが開くのだと信じている。

かなり切ないニュアンスの言い伝えですが、他にもルーマニアに言い伝えなんかもチャーミングなおはなしです
また、別の機会にご紹介します

花占い
ひかえめでありながら、理想が高い人。
相手を好きになっても、自分を失わないクールさをもっています。
しかし、愛するということは、相手の心の中に深く入り込まなくてはなりません。
そして初めて、愛される喜びを知るのです。
高すぎるプライドは、じゃまもの。
            



パンジーのススメ

2014-06-03 11:28:29 | 日記
こんにちは★
春になったと思えば、もう梅雨入り。。。という春の短い昨今ではありますが、皆様、春を十分に満喫されましたか?

grow gardenに昨年末に植えたパンジーも、もうそろそろ寿命が近づき、最盛期にブログアップしようしようと思っていたパンジーの魅力をご紹介する時間を、やっと作れたのでご一読宜しくお願いします

「パンジーは綺麗なだけじゃなく、土を豊にするのよ」
私は、漫画から得た知識(合ってるのかはさて置き)がとても多く、このセリフは田村由美さん作“7seeds”というコミックの登場人物、マドンナによるものです

随分前に読み、当時はフーン..?と思っていましたが、花の世界に入り、小さいながらもgrow gardenをせっせと育むにあたり、最近フとこのセリフの持つ意味に気づきました

本当にそうかもしれない、、
庭に咲いてるパンジーを愛でたり、水遣りにの度にうれしそうに揺れる姿に癒されたり、切り花としての長持ちさ可愛さも抜群なので故愛犬に供えたり、オアシスに挿してテーブルアレンジにしたり。

とにかく春に一気に盛りを迎えたパンジーは大活躍でした

昨年末に購入しましたが、特に気に入った株があったので業者さんにお願いし、その株ばかりをゲット

ムーランフリルが欲しかったけど、とても高価なので似た感じのフリル咲きパンジーです
年越しの一番寒い時期には花色が変化してしまい、濃い紫色になってしまい期待はずれにションボリしてましたが、なんのなんの
春になり元の魅力以上の実力を発揮してくれました

そして今はその他たくさんのお花が咲き乱れていますが、去年購入したミニ薔薇も肥料をあげ損ねていたのであんまり咲かないかも、、と心配していましたが予想を上回り見事に咲き誇り、ライスフラワーも2株のうち、パンジーゾーンの分はまぁ威勢よく、すべてのお花がイキイキしています

植え込みの際にクリエイティブグリーンさんのエコっ茶を使用したのも勿論大きな起因でしょうが
クリエイティブグリーンさん有難うございます



最後の力を振り絞るかのように、輪を小さくして頑張って咲いてくれているパンジー。
なんとなマドンナのセリフが甦った次第です
ありがとうパンジー

庭で咲いた花で作るアレンジはどこか優しく可愛く仕上がるもので、おかげ様で咲いたバラやライスフラワーやオレガノで作った“パンジーと愉快な仲間たちの庭花アレンジ”ほっとします

いつかレッスンというか、お遊びというか、皆で庭で花を収穫して楽しめたら♪と思うので実現できるようにチャレンジを重ねてゆきます

故愛犬に供えた分は、1週間以上も長持ち
しかもお水も一切汚れない、、切り花としての実力も発揮してくれました

そして法事の後に予約した海に面している素敵なレストランの個室でも、親族で囲むテーブルに華を添えてくれました
おそろしくタイトなスケジュールの中、速攻で作りあげたのでテキトー感満載ですが
それでも可愛い


宴席で、いとこが「パンジーってオッサンに見えてしゃあない」
とつぶやいており、
「えぇ?!こんなに可愛いのにどこが?」と思いましたが、いとこによると、このタイプのパンジーに限るそうで、
よーく見てみると、なるほど黒ひげ危機一髪系の髭をはやしたオッサンということです
オッサンパンジーはすごいんですょ

皆さん是非いちどパンジーを育ててみてくださぃませ