grow 徒然日記

花と緑・・・ときどき犬

ありえる★

2015-06-30 12:32:30 | 日記
皆さまこんにちは夏は目前いかがお過ごしでしょうか

文というのは、読むのも書くのも面白くて、最近久しぶりに買った本が私の中で大ヒットとなりました☆
映画「電車男」を企画・プロデュースされた河村元気さんの作「億男」。
面白すぎて、いっきに読んでしまいましたし、心に残るモノがありましたネ

チャップリンの名言から始まるのですが、いわく。

「人生に必要なもの、それは勇気と、想像力と、ほんのすこしのお金さ」


ところで、『あり得る』
皆さまは、どうお読みになりましたか?
「ありうる」が正しいのだそうですが、ふだん会話の中でも「ありえる」って話すことの方が多いし、PCに“ありえる”で変換キーを押しても→“あり得る”に、ちゃんと変換されます。

中学校の時に国語で習った五段活用でいうところの、「ありえない」の未然形の下一段活用だったら“ありえる”が存在する特殊な例なのだそうです。
なので、“ありえる”は、「ありえなーい!」とは、言い切れないもの。


見出し画像は、我が家の“アリエル”★
燕がきてから、空が来たのだから、地には千、水も何かいるデショ。などと思い購入したベタ。
ベタは、オスとメスだと美しいのはオスなので、メスはあまり人気がないのですが、数いるベタの中から出会い選びだしたラッキーガールがアリエルです
ひとなつこくて可愛いくて、なにより購入時に彼女がいる容器を持ったときに、ビビビッと親指に電流が走りました
恋愛のビビビは聞いたことあるけど、ベタにビビビですかと嬉しいような悲しいようなキモチでアリエルとのお付き合い開始です。



★☆★
デンマークの童話作家アンデルセンの有名すぎる作品“人魚姫”は皆さんご存知ですね

美しい姿と、美しい声をもつ人魚姫は、ある日難破した船から王子を助けましたが、偶然通りかかった娘が王子を介抱したために王子はその娘が命の恩人だと思う。
王子に恋心を抱いた人魚姫は、魔女からその美しい声と引き換えに人間の足を手に入れる。ナイフでえぐられるような痛みとともに。
命を救ったのは自分だといいたくても伝えられないまま、やがて王子はその娘と結婚することに。
王子が他の女性と結婚するのならば、姫は海の泡となって消えてしまう。。そこで姫の姉たちが自分の髪と引き換えに魔女からもらった短剣を姫に差出し、「王子の流した血で人魚にもどれる。」というのですが、人魚姫は愛する王子を殺せずに海の泡となりました。


幼心に切なすぎるストーリーを絵本でみて、哀しくなりましたが、人魚姫にもハッピーエンドがありえた!

ウォルトディズニーが贈る人魚姫アリエルは、セバスチャン達の活躍により声も取り戻して王子様とのハッピーエンド
いまやこちらの方が有名でしょうか
そう、何をするにも大切なのはセバスチャン達なのかも
すべての事は“ありえる”

可能性に満ちていて、最近のお気に入りの言葉です


千が人なつこくなることも、ありえる







私が姫路マラソンに参加できて、完走もしくは、いいセンいくとも、ありえる





ちなみに、燕は巣立ったものの、ふと気づけばまた一羽、巣で“温めポーズ”をしていました
先日卵も孵ってチビちゃん達がヒヨヒヨかぼそく鳴きはじめたと思ったら、あっという間に顔をピヨっと出してます
またもピーピーピーピーおねだり声を聞く日々です

鳥の声ってきれいだナって思います
“迦陵頻伽”(かりょうびんが)という上半身が人で、下半身が鳥の仏教における想像上の生物がいます。
その声はとても美しく、“妙音鳥”ともいわれ、日本では美しい芸者や花魁(おいらん)のことを指してこの名で呼ぶこともあったそうです。
(せとうちじゃくちょう予備軍とお呼びください


「人魚姫は泡となり、海に溶け込み、やがては地球温暖化により蒸発して空高く上昇して迦陵頻伽として生まれ変わり、その美しい声を取り戻したとさ。」
めでたし☆めでたし☆




前回の問題の答え★
C.イタヤカエデ(葉のカタチから推測するに。。ですが)

ちなみに、A.はクスノキ B.はイチョウ


それでは皆さま、ひとときの涼やかな日々を





セレンディピティ☆

2015-06-29 14:29:13 | 日記
“セレンディピティ”

探していたものとは違うものばかり発見してしまう能力。




皆さまこんにちは
六月も終わりに近づき、いよいよホントの一年の半分の時期になりました
暑さを感じるなかでも吹く風は心地よく、、素敵な日々を過ごされていることと思います


先日、他県からの来客があり姫路をプチ案内していた際に痛烈に、でもなんか可笑しく爽快に感じたことがあります。
それが、セレンディピティ


姫路城の裏手に、“男山千姫天満宮”という小さなお社があり、姫路城の西北に位置します。
本多忠刻と再婚した千姫が、本多家の繁栄を願って建立し、千姫が過ごす西ノ丸長局の廊下から朝夕拝まれていたと言われています。

姫路市の厄年の男性は、厄年にこの男山に上る。と以前に聞いていて、私は千姫天満宮には参詣していたのですが、急坂の階段の頂上に男山神社のようなものが存在して千姫天満宮とそれとは別物だと思い込んでいていたのです。

なので、男でもないし、厄でもないからあの階段を登ることはないナ。と思っていたのに、来客者が「厄年なので登りたい」と申し出たので「いってらっしゃい。」
と言ったのですが、そんなワケにもいかず私も男を上げる()べく登ることに。。


何段あるのか、なんせ急な階段で、しかもピンヒール
ここでコケて転がり落ちたらシヌ。。と思い手すりにしがみつきながら一歩一歩登り、大好きな珍獣ハンターのイモトちゃんがマッターホルンを登頂したシーンを思い出しつつ、「彼女、本気ですごいナ!」と尊敬しながら一歩一歩、「ナゼ男でもないのにこんな目にホントに男らしくなったらどうしよぅ」などとブツブツ思いながらガクガクの足と心で頂上まで到着

『アレ
そこには、あるであろうはずのお社がナイ!ナンニモナイ!

少し段の高い所に芝生がひかれていて麦わら帽子をかぶったオジサンが、丁寧にちょんちょんと芝のお手入れをしていました

「あのぅ、ここに男山のお社は、、というか、ここって姫路の厄年の男性が上るアレですょネ!?」
などと半分錯乱したことを尋ねると、「ん?そんなのないょ」とオジサン。

うそ。というか私がウソをついてしまった。またもや断片的に覚えていたことを言って間違ってた
「ゴメーン!」と言うと、「でも気持ちいぃネ!」と言ってくれたので落ち着いて景色をみると、超絶景
姫路城をこんな高いところからこんな角度で見るのは初めて。

なんか可笑しくなってアハハハハ!と笑ってしまいました

目指していたものはなくて、けど目指していたよりも、もっとずっと素敵な発見があって、神様のちょっとした遊びみたいに思えました。

“人生ってコレと似たようなモンょ、覚えときなさ~ぃ”と言われている様ナ

ゼエゼエ、悶々しながらでも目的をもって一歩一歩登っている事実があって、そこには登りきらないと分からない何かがあって、その道中や自分自身が積み重ねたものが“何か”を形成しているのだから、そこにこそ大切なものが詰まっていて、それが各々の階段なのかナと。

ちょっぴり先に人生とはなんぞや。を見せてくれたよぅナ
なのでガクガクの足で、汗した額で、姫路城の絶景で、風がとことん気持ちよくて大笑いしてスカーっとしました

それでフと、前に本でみたフレーズを思い出したのです



“「セレンディピティ」とは、探していたものとは違うものばかりを発見してしまう能力のことです。

 では、発見したものが役に立たないか、というと決してそうではありません。

 むしろ、探していたものよりもずっと見つけたもののほうが「真実を捉えている」事があります。”




見出し画像はセレンディピティトリオ。
千とワインとゼラニューム

メジャーを買いにいったホームセンターで出会った千。
バースデープレゼントを買いにいったワインショップで出会ったトロ・ボー。
卍郎と月磨呂にお供えする花を買いにいった園芸店で出会ったワインレッドのアイビーゼラニューム。

TOLLOT-BEAUT トロ・ボーは、女性ワイナリーから生産されていて、ボトルのシェイプからこだわりをもって作られたその味は優美で力強いもの。
2012年は当たり年だそうで、千の生まれ年でもあるので、また機会があったら入手したいものです



素敵なセレンディピティな出会いがありますよう

それでは皆さま初夏の、爽快な日々を