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創建当時の東大寺東塔の復元案

2024-04-26 06:32:06 | ニュース
創建当時の東大寺東塔の復元案(「東大寺東塔の復元研究」から転載)© 共同通信

 奈良時代の764年ごろに完成し、平安末期に焼失した東大寺(奈良市)の創建時の東塔について、奈良文化財研究所は25日、高さ約68メートルの七重塔だったとする復元案を作成、発表した。

明治時代から続いた高さ約23丈(約68メートル)説と約33丈(約97メートル)説の約1世紀を超える論争に奈文研は「決着を見た」とした。68メートルでも奈良時代の木造塔としては、現存する奈良市の薬師寺東塔(約34メートル)を大きく上回り、「創建当時は国内で一番高かっただろう」としている。

 創建時の東大寺には大仏殿の南に東塔、西塔があった。東塔は鎌倉時代に再建されたが、室町時代に落雷で再び焼け落ちた。鎌倉時代の塔は記録では高さ32丈(約96メートル)だったという。

 創建時の東塔の高さは、写本によって「23丈」や「33丈」とする史料があり、見解が分かれていた。奈文研は33丈説の根拠とされた文献「朝野群載」の写本を調べ、江戸時代後期の国学者伴信友が23丈と記されていた箇所を33丈に書き直していたことなどを突き止めた。



犯罪被害者等給付金」で改正案

2024-04-26 06:28:58 | ニュース
「犯罪被害者等給付金」で改正案 遺族団体評価も課題指摘
2024年4月26日 5時41分 事件
犯罪被害者の遺族などに支払われている国の給付金について、支給の最低額を大幅に引きあげる改正案が25日まとまり、経済的な補償の充実を求めてきた被害者遺族の団体は評価する一方で、過去に犯罪被害にあった人が対象に含まれないなど、課題も残されていると指摘しています。

殺人事件などの被害者の遺族や、犯罪によって重い障害が残った人などに支給される「犯罪被害者等給付金」について、警察庁は25日、支給の最低額を大幅に引きあげる法律の施行令の改正案をまとめました。

これを受けて「新全国犯罪被害者の会」、通称「新あすの会」が都内で会見し、副代表幹事で、オウム真理教による事件で父親を亡くした假谷実さんは「救済を求める被害者たちの切実な声を訴え続けてきた。給付金の最低額が上がることはありがたいと思う」と評価しました。

一方、新たな制度の対象となるのは改正案の施行後に発生した事件の被害者遺族となる見通しで、假谷さんは「いま困っている人を救えない。課題が残った点は残念だ」と述べ、過去に起きた事件も対象に含めるよう求めました。

「新あすの会」では、被害者が加害者に損害賠償を求めても支払われないケースが多いとして国が賠償金を立て替える制度の創設なども求めていて、経済的補償のさらなる充実に向けて引き続き国などに働きかけることにしています。