湯川学の波がある人生 ~双極性障害だっていいじゃん~

双極性障害とともに生きる日常を書いています。「躁鬱病患者の電気けいれん療法」からブログのタイトルを変えました。

双極性障害と対人関係

2011-10-19 19:13:50 | 対人関係・社会リズム療法
---はじめに---
詳細は、水島広子先生の「対人関係療法でなおす双極性障害」に記載されていますので、正確にはそちらを参照してください。

ここでは、俺が理解したことを、極力、自分なりの言葉で書いて、また、思ったことや考えたことを言葉にすることで、自分の状態や症状を把握したり、回復度合いを確認することができたらいいと考えています。
---(昨日も書きましたが、念のため、同じ事を書いておきます)---



「対人関係療法」という言葉を聞いて、俺は、人付き合いの方法やコミュニケーション能力とかに主眼が置かれるのかと思ったのですが、あくまで病気の症状が良くなることに主眼が置かれています。よく考えれば、「療法」と言っているので当たり前なのですが・・・(^^;)

「病気が対人関係に与える影響」もありますが、逆に、「対人関係が病気に与える影響」もあります。
双極性障害の場合、対人関係によるストレスだけでなく、対人関係によって社会リズムが乱れ、影響を受けるという点も重要です。


そこで、対人関係療法では、次の4つの問題領域に対して、具体的に対応策を検討していきます。
1.悲哀(重要な人の死を十分に悲しめていない)
2.役割をめぐる不一致(重要な人が自分に対して期待する役割、自分が重要な人に対して期待する役割)
3.役割の変化(上記2、の役割の変化に適応できていない)
4.対人関係の欠如(上記の3つの問題に当てはまらない場合)

また、双極性障害に対しては、特別に第5の問題領域が設定されています。
5.健康な自己の喪失の悲哀
これは対人関係というより、自分自身を受け入れるためにどうしたらいいか、ということだと思います。
病気の症状を良くするために、自分自身との関係も、広い意味の対人関係と捉えて、対人関係療法で扱います。


病気になる前に、もともと不得意だった人付き合いのスキル(性格的なもの)を改善することに主眼を置いていません。あくまでも、病気に関連して影響を受けた対人関係が対象です。ただ、結果として、人付き合いのスキルが改善することもあるようです。


俺は、対人関係スキルを身につけたいと全然思っておらず、症状を良くして、病気とうまくつき合っていきたいと思っています。
そのために、社会リズム療法と併用して、対人関係療法を活用しようと思っています。


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