一昨日、大学受験情報収集に全く力が入らないって書いたけど、長男の部屋の大学のパンフレット見てたら、ちょっとだけ面白くなってきたよ
この間も書いたように、私はアメリカでは英語で(当たり前だけど)他の学問の勉強ができるので一石二鳥だと思ったけど、
他にもアメリカの大学で「これはいい!」と思ったシステムがある。
アメリカの大学では、入学時に学部を選ばなくてもいい
1-2年ではいろんな分野からいろんな授業を取って、だいたい3年時で学部に入学する。
だって高校生の段階で、中々自分はこれを専門にやりたい!って思うの見つからなくない
やってみて面白い!って言うのあると思うし、日本の大学って、なぜあんなに細かく入学時にいろんな学部や学科に分かれてるんだろう
もちろん学部入学には、各学部で成績の基準(GPA3.0以上かつDがないこと等)や、それまでに取っておくべき単位が決められていて、例えば医学部や薬学部などの難関学部の基準は高い。
私の場合は政治学部で 、国際関係101、政治統計学101、アメリカ政治101等の基礎の授業は学部入学までに取っておく必要があったので、まず入学したらすぐにそれらの単位を取った。
(101というのは「入門」と言う意味。 最初の数字が該当する学年を表す。 100番台は1年生向き)
でも他にも興味があった栄養学入門とか、会計学入門とか言うのも取って、面白かった
同じ政治学部でICUからの留学生だった友達は、写真101から写真にはまって、結局専攻を写真に変えて、カメラのメーカーに就職してた
卒業して政治学部の学位を取るには、政治学部の専門単位と、その大学全体で必要な単位の両方の単位を獲得して、両方の成績基準をクリアしないといけない。
聞いたことないけど、卒業はしたけど学部の学位がないとかってあるのかなあ
何はともあれ、高3で自分の専門分野を決定しなくていいのはすごくいいと思う
日本でこれできるのって、東大だけじゃない? と思ってたら、ある私立大は学部は入学時で選ぶものの、学部の垣根を越えて自由に授業を組み立てられるらしい。
これはいろんな学部がある総合大学なら、もう無限大にいろんな教授の、面白い授業を探すことができる
それこそ短大の一般教養の授業なんて、ほとんど選択の余地もなく、おざなりのめちゃくちゃ退屈な授業だったから、
一般教養でも、本来の学部生に交じって専門家の授業が受けられるというのはすごく羨ましい
ついでにもう一つ言えば、アメリカの大学では、授業を選択しても一定の期間内ならDropできる。
例えば、私は入学してすぐに面白そうなので「アメリカ映画」の授業を取った
これは授業ごとにいろんな映画をみて、レポートを書くので面白そう!と思ったけど、実際上映される映画はもちろんハリウッド映画ではなくて、すごく難解で、留学してすぐの外国人には理解不可能
だいたい2-3週間だったと思うけど、この期間内にこの授業をDropすれば、お金もかからないし、成績にも残らない。
思ったのと違う、先生が合わない等、理由はいろいろ。
なので、たいてい最初は8個くらい授業を取っておいて、試用期間に半分くらいに減らす。
授業が4つだと楽に見えるかもしれないけど、実際は1つの授業に対して週3回あるから、週に12コマある。
1日平均2-3つの授業だけど、1つの授業に対する予習復習が2-3時間は必要なので、1日3コマが限度。
このDropのシステムも今は日本の大学でも導入してるところあるのかも?