夏は古代エジプト展

中学から高校生にかけて、
エジプト文明はわりかし好きだった。

「大人になったら、エジプトを旅行してみたい
とも思っていた。

当時、既に旅行社によるパックツアーはあったのだけど、
10日ほどで50万円とか60万円とか。

まだ働いたことがない身にとっては
とてつもない高額さで。

まぁ、夢のまた夢だった。

ところが、大人になってみると、

まず、ツアー料金が半値以下になっていた。

しかし、治安とか政治状況とか、食べ物とか、リスキーさがあることがわかってきた。
(1997年の遺跡での事件が衝撃的だったし)

そして、エジプトから遺物が渡ってきて展覧される機会も増え、
最近はそれで満足しちゃってる。

毎回、展覧会そのものがテーマ別だったりするし。

ある年はミイラと棺ばかりを見たこともあったし、
ある年は「死者の書」を中心に展示してあったし。

今回は「女王と女神」

東京都美術館にて。

ハトシェプストの像がとても美しかった。

カバの像もかわいかった。（小さいけど精巧）

化粧道具が充実しているのも意外。

でも、小壺は興味深かった。

こういうの、中国でも同じように香油入れなんかであって、
そういうのが日本に渡って「茶入」として珍重されることになる。

いわば、「茶入」の祖先？

朝一番に行っって、さっさと見たので、
最後の方は一人だけでじっくりと鑑賞できた。

暑い時期だから、暑い国の文明展。

それもいいかも。


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