
★湯木美術館 サイト
『わび茶の継承と普及− 利休のわび茶を深化させた千宗旦と茶の湯を通じて交わった人々−』
※6月27日(日) まで
ここ数年、湯木美術館の訪問頻度が下がって、年会費のモトがとりづらくなっている。
なので、今回もがんばって行ってきた。
かれこれ14年近く展覧会のたびに訪れているから、そろそろ展示物にも飽きてきたかなぁ。
それにしても長いタイトルだなぁ。
<ケース1>
宗旦筆(署名?)が入っている瓢花入「面壁」。
形と花を入れる穴の開け場所が絶妙。達磨さんのような輪郭のような。
その宗旦が所持したという赤楽茶碗「再来」(長次郎作)
仙叟作の竹茶杓「神わざ」。随分と細身だこと。
<ケース2>
江岑宗左(宗旦の三男、表千家の始祖)の竹一重切花入「高観音」
鉈目がスゴイ(最初から?) 鈍翁所持とのこと。
赤楽茶碗「是色」(道入作)は長次郎の「早船」に似てる。
与次郎の阿弥陀堂釜はおなじみ。
<ケース3>
少庵寄附公用文字釜(与次郎作)。今回も回転台に載っていた。
<ケース4>
これもお馴染みの斗々屋茶碗。
江岑宗左作の茶杓「長命」 春屋宗園の添文つき。
<ケース5>
道入の黒楽平茶碗に一入の黒楽平茶碗(黒いけど赤くも見えるのが一入の特徴)
道入作の緑釉割山椒向付は大ぶりで迫力がある。
<ケース6>
掛物が4幅。
今回は江雲宗龍筆の墨蹟「円相」が印象に残った。
<ケース7>
与次郎作の四方釜。小さい。ひびは入って鎹で3か所修繕してある。
(これで水漏れしないとはスバラシイ)
この釜に合わせたと思われる銀象嵌の鉄カンに籐組平丸炭斗、桑柄火箸、籐組釜敷。
そして、四方釜とは関係ないと重れる昔炮烙と道安形桑柄灰匙。
道入作の赤楽三足蓋置、竹蓋置(光悦在判だけど、かなり古い)
砂張合子建水(使いやすそう)
<ケース8>
宗旦筆の短冊「待合に」(←よくわからなかった)
宗旦在判の唐物朱輪花盆
今回はあまり気持ちを持たず、淡々と鑑賞した。
そっか、千宗旦を軸にその時代背景や茶風?を考えながら鑑賞したらよかったんだねぇ。
この1年、いや3年か4年くらい、茶道に対するモチベーションが上がらなくて。
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