
紀伊勝浦駅前の商店街でランチして、駅前に戻った。
ここからはバスを利用しまくる旅程。
(JRきっぷに引き換え券あり。バス乗り場で引き換えた)
13:05発の熊野那智大社方面へ向かうバスに乗車。終点までは行かず、大門坂下にて降りた。
世界文化遺産~
今回の旅、メインは「熊野古道を歩く!」。
もちろん、がっつり歩くことはできないので、初心者向けで雰囲気のある、そして体力的に楽なところをつまみ食い。(^^;
沿道のお屋敷跡(大阪屋旅館跡)も風情が残っている。
夫婦杉
「石畳は並べなおしたのかなぁ」「文化遺産だから、昔からのままじゃ?」「いや、それはないだろー」とアホな会話しながら歩いた。
荷物も背負っていたし、坂がだんだんつらくなってきた~。600メートルほどの距離が後半はきつかったなぁ。
登った先の案内板? うれしかった。
で、やっと熊野那智大社に到着。
おぉ。こんなに登って来たのかぁ。(バスも含めて)
世界遺産の説得力、感じちゃった。
遠くに那智の滝も見えた。
おぉ~
平安時代の方々、ほとんど徒歩で京都からここまで熊野詣にきたのよねぇ。すごいなぁ。
ここも熊野古道。
ここを昇れば大雲取越え。さらに小雲取も越えたら、那智本宮大社に到達~。でも、難所すぎて行けない~
三重の塔、実は鉄筋で中にも入れた(有料)。滝が近い。
塔から鎌倉時代の石段を下りて、那智の滝へ。
ここも結構きつかったけど、サンダルでここを下りている人もいた!
飛瀧神社も参拝~
御神体は瀧そのもの。
あれ? 23年前に来た時(=1997年)と、なんか違う気が。。。(以前はもっと1本の糸みたいだったんだけど)
この時は記憶違いかと思ったけど、そうではなさそうだ。
2011年の9月3日から9月4日未明にかけて日本列島を縦断した台風12号は紀伊半島に甚大な被害をもたらした。
今からちょうど9年前のこと。
この時、那智の滝でも崩落があったとか。だから、滝の落ち方が変わってしまったのだと思われる。
(80年代半ばに華厳の滝も同じように崩落があって、落ち方が変わってしまった)
滝だけでなく、那智大社の裏も土砂崩れがあり、その下の集落も家屋が流されるなど大きな被害があった。
中辺路も熊野古道が何百メートルごそっと崩落したり、大斎原が濁流に沈んだり、
新宮のあたりも浸水して、紀勢本線も寸断とか、、、、
当時の新聞を読み返して、改めて被害の大きさに愕然としてしまった。
当時は8月31日から9月1日にかけて長野県から新潟県へ旅行していて、→こちら
1日は上越線を南下して帰る途上、高崎の手前ですごーく雨が降って電車が遅れた。
これが台風12号の影響と聞いて「え、まだ四国のはるか南方にいるのに、ここまで影響が?」と思ったのを今も覚えている。
そうして、自分はなんとか帰宅できて、台風12号のことは終わったと思っていたのだけど、
それから2~3日経って、西日本を通り抜けた台風が甚大な被害を及ぼしたという時間差攻撃みたいな状況にも驚いたなぁ。
印象が衝撃すぎて「紀伊半島には当分行けない」という思いがずっとあったけど、今回再訪できてよかったなぁ。
と、思った。
というわけで、次回に続く~