今週はいろいろ忙しくて、報告が遅れてしまったが、
先日、念願の茶の湯落語を聴く機会に恵まれた。→こちら
ホント、このブログでも以前から「聴きたい、聴きたい」と書き続けてきたからねぇ。
→ 2008年2月14日『落語と茶の湯』
→ 2009年7月11日『茶のある噺』
落語家さんも三遊亭竜楽師匠。
お茶関係のイベントで落語を語る噺家さんとして、評判は聞いてしたので、
当日は身を乗り出すようにして聴いた。
ちなみに、出し物をあらかじめ指定することはタブーなのだそうな。
あくまで、噺家さんがその日の気分やお客さんの空気から、その場で決めるそうで。
だから、何が出てくるかわからないドキドキ感。
即席の高座に座られ、「さすが裏千家の茶道を学ぶ会ですねぇ」。
座布団の位置が正しいと、感心していらっしゃった。
(意外とちゃんと置けていない場合が多いらしい。
そーいえば、茶事稽古で「違う!」って注意されたことが何度か~)
なんか、いい印象を持っていただけたようだ。
マクラで「落語には『茶の湯』という噺があって~」とあらすじをサラッと紹介。
このまま『茶の湯』に入っちゃったら、イヤだなぁ。
(だって、あれは茶道としてはポジティブな内容じゃないから)
と思いつつ聴いていたら、スッと入った噺が「金明竹」。
あーーーっ! あれかぁ!とニンマリ。
知らないヒトは「なぜ、これが茶の湯落語なの?」と疑問に思うかもしれない。
早口コトバなような、伝言の中に茶道具が出てくるのだ。
「青磁の香合」、「ノンコウの茶碗」、「金明竹の花入」
「風羅坊正筆の掛け物」「沢庵、木庵、隠元禅師の~」
わかった上で注意して聴かないとちゃんと聞き取れないないけどね。
ノンコウが楽家三代目の道入だなんて、茶道をある程度やってるヒトじゃない
ピンとこないかもしれない。
「青磁の香合」も、ワタシの資料では「織部の香合」。
竜楽さんによれば、4回あるうち順番をすべて変えて語ったり、
長年の何人もの噺家さんによって、それぞれに口伝で練られた噺なのねぇ。
休憩を挟んで、後半では「井戸の茶碗」。
最初の一言で「おっ!」
聴きたかった噺の一つなので、とっても嬉しかった。
これも噺を聞いて「井戸茶碗」を頭に浮かべられるようになるためには、
茶歴が必要かもね。
でも、どちらの噺もたとえ茶道具の知識がなくても単純に楽しめる内容。
初心者の方はこれからノンコウや井戸茶碗に出会った時に
「あれかぁ!」って思えればいいネ。
また他の噺も聴ききたいなぁ。
上方の茶の湯落語も聴きたいなぁ。
先日、念願の茶の湯落語を聴く機会に恵まれた。→こちら
ホント、このブログでも以前から「聴きたい、聴きたい」と書き続けてきたからねぇ。
→ 2008年2月14日『落語と茶の湯』
→ 2009年7月11日『茶のある噺』
落語家さんも三遊亭竜楽師匠。
お茶関係のイベントで落語を語る噺家さんとして、評判は聞いてしたので、
当日は身を乗り出すようにして聴いた。
ちなみに、出し物をあらかじめ指定することはタブーなのだそうな。
あくまで、噺家さんがその日の気分やお客さんの空気から、その場で決めるそうで。
だから、何が出てくるかわからないドキドキ感。
即席の高座に座られ、「さすが裏千家の茶道を学ぶ会ですねぇ」。
座布団の位置が正しいと、感心していらっしゃった。
(意外とちゃんと置けていない場合が多いらしい。
そーいえば、茶事稽古で「違う!」って注意されたことが何度か~)
なんか、いい印象を持っていただけたようだ。
マクラで「落語には『茶の湯』という噺があって~」とあらすじをサラッと紹介。
このまま『茶の湯』に入っちゃったら、イヤだなぁ。
(だって、あれは茶道としてはポジティブな内容じゃないから)
と思いつつ聴いていたら、スッと入った噺が「金明竹」。
あーーーっ! あれかぁ!とニンマリ。
知らないヒトは「なぜ、これが茶の湯落語なの?」と疑問に思うかもしれない。
早口コトバなような、伝言の中に茶道具が出てくるのだ。
「青磁の香合」、「ノンコウの茶碗」、「金明竹の花入」
「風羅坊正筆の掛け物」「沢庵、木庵、隠元禅師の~」
わかった上で注意して聴かないとちゃんと聞き取れないないけどね。
ノンコウが楽家三代目の道入だなんて、茶道をある程度やってるヒトじゃない
ピンとこないかもしれない。
「青磁の香合」も、ワタシの資料では「織部の香合」。
竜楽さんによれば、4回あるうち順番をすべて変えて語ったり、
長年の何人もの噺家さんによって、それぞれに口伝で練られた噺なのねぇ。
休憩を挟んで、後半では「井戸の茶碗」。
最初の一言で「おっ!」
聴きたかった噺の一つなので、とっても嬉しかった。
これも噺を聞いて「井戸茶碗」を頭に浮かべられるようになるためには、
茶歴が必要かもね。
でも、どちらの噺もたとえ茶道具の知識がなくても単純に楽しめる内容。
初心者の方はこれからノンコウや井戸茶碗に出会った時に
「あれかぁ!」って思えればいいネ。
また他の噺も聴ききたいなぁ。
上方の茶の湯落語も聴きたいなぁ。