Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

千家十職 竹細工師 黒田正玄展

2007年11月22日 00時23分22秒 | 美術画廊・ギャラリー
十三代 黒田正玄氏の個展
※11/27まで 横浜高島屋7階美術画廊 11/21-25の11時~16時まで呈茶席あり(三千家が交替で担当)

千家十職ともなると、こうも扱いが違うのか。
と、びっくり。
会場内のいたるところに加湿器が設置しており、作品のほとんどがアクリルケース入り。
「触るんじゃねぇ!」と露骨にアピールしていた。
去年、三越日本橋本店で観たけど、アクリルケースはなかったゾ。
(なくても、触らなかったョ)

作品は竹の花入、表面に溜塗をした香合、薄器、水指、小棚、四方盆、食籠、建水、茶杓、蓋置。
どれも見事。
お値段もスゴい。

竹花入、一桁違います。
煤竹を張り合わせた手桶水指が一番高かったけど、思わず何度も見直してしまった。
茶杓89万円が安いと感じてしまった。
竹の蓋置は一対で50万ちょっと。
前回、Oh! Crazy!だった34万円の柄杓は今回はなし。
残念。

最近、とみに思う。
正玄さんにしろ、永楽さんにしろ千家十職の中の役割をはみ出していないかと。
黒田家は竹細工師。
柄杓に茶杓、竹花入に竹水指で、塗りはやっていなかった?

ま、時代も変わる。
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1 コメント

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Unknown (多聞)
2007-12-01 10:57:28
楽しく拝見しました。

>千家十職の中の役割をはみ出していないか
とのこと
私が思うに、一般庶民がその分をはみ出して
いるのではないかと思います。(苦笑)

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