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Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

細川井戸

2008年04月15日 00時05分39秒 | 美術館・博物館etc.
平成20年春季展『細川井戸と名物茶道具』
畠山記念館 http://www.ebara.co.jp/socialactivity/hatakeyama/display/2008/spring.html
※6月15日(日)まで

井戸茶碗はどちらかというと好きな方ではなかった。
しかし、先日の京都・大阪で井戸茶碗をたくさん観て、理解の必要性を感じた。
今回は珍しく(?)予習。
淡交社の『茶道具の世界2 高麗茶碗』に目を通してから観賞に臨んだ。
(もっとも、「細川井戸って、落語の『井戸の茶碗』に出てくる茶碗じゃないのかぁ」くらいの誤解改めをしたにすぎないのだが)

天下三井戸の一つだけあって、とても均整のとれた形だなー、とまず思った。
それは他に展示されていた井戸茶碗が歪んだ物ばかりだったから、余計にそう感じたのかもしれない。
カイラギの部分が見えづらかったのが残念。
大きさも少し大ぶりなのも、他と比較してよくわかった。
三井戸の他の2碗を観ずして推測するのは早計かもしれないが、たぶんコレがお手本なのだろう。
社中の稽古でも、お茶会でも高麗茶碗で濃茶をいただくことがある。
いずれも、この細川井戸とよく形が似ているし、大きさ、高台の高さ、カイラギとどれも似ている。
故に、新鮮な感動は少し薄く、他の井戸茶碗の方が“らしく”見えてしまった。

だから、奥に展示されてあった保管の際の付属品展示に改めて、貴重さを教えてもらった。
四隅のクッションや幾重もの箱。
大正名物鑑など珍しいものも観ることが出来た。
井戸茶碗以外の茶道具も逸品揃い。
珍しい責紐釜や沢栗の炉縁など珍しいものもあり、堪能。
青磁の花入、南蛮縄簾水指も見応えあり。

 ※前回までの畠山記念館の訪問記↓
  2008.3.4 http://blog.goo.ne.jp/akatsukian/e/f72f91063ca877a3d90365b23a0127fb

  2007.12.10 http://blog.goo.ne.jp/akatsukian/e/a1ff38dcbfd7801094f7095580a61ea6

  2007.11.17 http://blog.goo.ne.jp/akatsukian/e/767b58a9758bfab404b431f370117f0e
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