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Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

日本の春?

2009年02月01日 09時57分52秒 | 美術館・博物館etc.
冬季展 日本の春-華やぎと侘び
畠山記念館 ※3月22日(日)まで

面白かったのは野々村仁清作の富士山香炉。
朝・昼・暮と3つ蓋があって、景色を表現している。
確かに形とか裾野の釉薬は違うんだけど。。。
よく、わからん。
私は基本、関西の人間で富士山は“憧れ”みたいな存在なんだけど、
都が京都にあった時代の仁清や都びとにとっての富士山の存在って。。。
と想像してみたり。
千利休が牧村兵部にあてた書状。
そういえば、先日観た妙心寺展で牧村兵部の肖像画を見たなぁ。
展示リストを確認すると「牧村利貞」。
同一人物
「利休七哲の1人」ぐらいしか知らないので、ちょっと気になった。

藤村三入に宛てた佐久間将監の消息も印象に残った。
「茶筅三本忝く候云々…」という内容。
やっぱ、当時も茶筅は貴重な存在だったんだなぁ。
(藤村さんは後に上林と改名しているから、宇治の御茶屋さん)

道具類では特別展示の十分の光悦茶碗。赤楽 銘「雪峯」。
たまたま割れたから継いだのか、わざと割ったのか定かじゃないけど、
金継ぎの景色がすごい。
同じ光悦で赤楽「李白」も出ていたけど、対象的。
こちらは腰が張っていて、いかにも光悦っぽいしっかりした形。

唐物鶴首茶入「養老」、十二支棗。
西村道爺作の「広口釜」は蓋は別人の作で、蓋の彫り模様が見事。
明代の牡丹唐草文の七宝建水。見立てちゃう間性がすごい。

ほかにも逸品ありだけど、すべては紹介しきれない。
今回は原三渓旧蔵の品がすこし多かった気がする。
畠山即翁の交友関係も偲ばれて、興味深い。
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