今年のゴールデンウィークもはや後半戦。
とは言ってもカレンダー通りの生活をしている身にとっては、一般的に言われている「前半」はなく
5月3日(水)から7日(日)にかけての5連休がGWを実感できる期間。
新型コロナによる行動制限がないことで4年ぶりに気兼ねなしに何処へでも旅行できるんだけど、
値段は高いし、混雑するしで鼻から遠出の予定は入れてない。
かねてからの懸案事項である断捨離に取り組まねばっ。
ということで、ようやく炉灰を処分した。
「処分」といっても廃棄したのではなく、必要としている知人に譲り渡した。
半年ばかり前に会う機会があった際に話をもちかけ、炉の灰を上げる時期になったことで
「GWに送っても差し支えないか」と打診。
(炉の季節が終わるというタイミングもあったけど、荷造りや集荷してもらうための算段というこちらの事情もあり)
快諾もらって、もう7年半も玄関脇に放置した段ボールを開け新たに調達した段ボールに炉灰30袋分を移し替える。
約10年前に灰形&お茶事教室から自宅に炉灰を送る際に10袋分ごとにビニール袋に分け入れておいたよかった~
知人も同じように教室で炉灰を買って自宅に送ったのだが、実際に自宅で使用しているため
私の倍も購入したにもかかわらず、そろそろ厳しくなって市販の炉灰を買わねばならぬか、でも余所の灰と混ぜたくない~
と頭を痛めていたタイミングで私から声がかかったので、喜んでいた。
で、「一袋△△円でいかがでしょう」←当時の買った時の値段。
ん? と、こちらも過去の家計簿を捲る。実際には△△円より少し安い金額だぞ~
いやいや、引き取ってくれるだけで御の字と思っていたので。
かと言って、同じ金額というのも気が引けるので6掛けぐらいのキリの良い値段、そして着払いということで話をつけた。
(儲けるのもおこがましく、むしろ当時の浪費の一部が回収できることが意外な心境)
30袋以外に10袋分の私が2017年に篩にかけ洗って作った湿し灰のなりそこないも入れた。
自宅で仕上げて持って行ったら、「不純物が混ざっている。こんなものは使い物にならないっ!」と先の工程に進めなかったシロモノ。
篩にかけたので量は少なくなっているとはいえ、そこそこある。まぁ、これは付録。
段ボールには70リットルのゴミ袋が多数、ゴム手袋、お玉なども。
緩衝材代わりに間につめて荷造り完了。
昨日、集荷してもらって送り出した。
やりとりの途中で、知人が自分の所有する風炉で切った灰形の写真を送ってくれた。
道安風炉、朝鮮風炉。とても上手。教室で並んで稽古している時から上手だったけど、ますます腕を上げたなぁ。
私の家にも道安風炉と風炉灰はある。
以前は毎晩、夕食後に稽古していた。
コロナ禍で外出ができなかった時にいくらでも稽古する暇はあったのに、やらなかったなぁ。
よし! たまたま早起きしてしまった今朝、風炉灰を篩にかけ始めたが~
10分で挫折。「てか、ちゃんと覆いを被せておいたからゴミや埃は混じってない。そもそも篩にかけ直さなくていいじゃん」
それでなくても重い風炉をベランダまで運んで、腰を痛めそうになった。
なまじベランダに出したことで危うく虫さんが侵入し、髪の毛も混入しそうになるというリスクも。
気が付けば、より丈夫なビニール袋の風炉灰を移し替えて、五徳と敷瓦代わりのお皿をわけて~
と風炉と灰を分ける作業に。
灰形の稽古を再開するどころか、いざ引っ越しになっても困らないレベルに片づけちゃった。
気持ちと行動が真逆になってしまった~ (実際に冷静な判断力がセンチメンタルな感情を排除して体を動かくことができる)
そして、灰を移す時には必ず起こる少量の灰こぼれ。ベランダに落ちてしまったら回収はできない。
灰を動かす度に貴重な灰を無駄にしてしまってる~
やっぱなぁ。灰形の稽古、再開は難しいなぁ。
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