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Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

茶通箱、灰形は土風炉の壁!?

2012年05月27日 00時00分30秒 | 稽古の備忘録
先週に続いて今週末も茶道の稽古。
門をくぐったところの琉球月見草がきれい。
気がつくと、あっちにもこっちにも。
で、ちょっと撮ってみた

今回も早めに行って、灰形の練習。
先に稽古着を着てから灰形の前に正座して向き合う。

九寸の土風炉。唐銅の道安風炉よりも一回り大きい。
釜合わせをした後、タイマーを30分に合わせてスタート。

前側を高めに作ったら、後ろ側の灰が足らない
姉弟子に相談して、灰を足す。

大きいということもあるけど、土風炉は唐銅とは違った苦労(?)がある。
土の上から漆を塗っているというか漆を塗った紙を貼り付けているので、
そこに灰匙が当たり続けていると、いつしか敗れて土が剥き出しになってしまうのだ。

眉風炉はかなり悲惨というか無残
そして、土風炉にもその兆候が
右後ろの壁下のところがそれで、そこを気にしているうちに、アラームが鳴ってしまった

結局、20分オーバーの50分で仕上げた。

灰の感触も違うしね

一応、記録写真を撮影

わわっ
右の後ろ壁が不自然に上がってる

前から見ると顕著だ

化粧灰を撒いたにもかかわらず、未練たらしく上がった部分を灰匙で撫でていたら、、、
崩落してしまった

慌てて修正して、いくらかマシになったけれど、今度は右前が
(気がついて、そちらも直した)

隣の眉風炉はやはり、ダメだなぁ
次回にもう一回最初からやり直そう。

点前稽古の前に1時間半、そんな感じで脱力状態

人数が揃って(=指導の姉弟子さんいれても5名)午後1時に稽古が始まった。

初炭手前を見学したのち、茶通箱をさせていただく。
だいたい覚えているものの、実はまだノートを起こしてない
(炉のノートは2年前の3月に一念発起してまとめたものの、風炉はまだ手つかずだった

順番というよりは、手や手首などの所作でのアドバイスが入った。
茶碗を持つ親指(←左?右?がよくわからない)のこととか、
柄杓を持つ手と腕のところ。手首を使いすぎてるとのこと。
いずれも自身では自覚がないので、意識的に修正していかないとならないなぁ。

他には初炭のところで香木を風炉中に入れる順序。
研究会で見ていて「あれ?」と思った。
私は先に胴炭の上において、後に温灰においているのだが、
舞台では先に温灰、後に胴炭だったノダ。(業躰先生もそうおっしゃっていた)

姉弟子さん曰く「ここでは先に胴炭と習ったけど、教本は逆なのよね。確認してごらん」。
そう仰って、手前されている方に指導されていた。

言われてみると、炭手前の教本で該当部分を読んだことなかったなぁ
教本もおいおいにじっくり読んでみよう。

私の点前のあとは、台天目、盆点の稽古を見学。

四箇伝は上の点前と混乱しやすいから、難しいなと感じた。

次回は振替稽古に出席する。
自分が手前にあたるかどうかはわからないが、自分の作った灰形に炭が入る、、、ハズ
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風炉の稽古スタート

2012年05月20日 00時00分23秒 | 稽古の備忘録
茶の実倶楽部から稽古場へ。
最寄駅に着いたら、11時半回ってたので昼食を先に済ませておいた。

一番乗りかと思いきや、もう姉弟子さんがいらしていた。
灰形の稽古をしたい旨を申し上げ、眉風炉がまだだったので作らせていただいた。

真形釜を据えて釜合わせもやった。

姉弟子さんと「二人で話す機会はめったにないから~」とお話し。

まぁ、今後のこと。
私の場合、熱心に取り組んでいるので、今のままではもったいないのではないか。
ちゃんと先生についた方がよいのではないのではなかろうか。
自分たちに遠慮して脱げそびれているのなら、それは気にしなくていいよ~

心配していただいていることに少しビックリ。

そうですねぇ。

別に灰形に通っていることはご存知なので、
そちらとの兼ね合いがあること、
今は灰形の実践をしたいので、それが可能な此処は魅力的なこと、
生活パターンも不規則で必ずしも同じ曜日に通えないので、振替できる環境も都合がよいこと、
を挙げて

「また社中に入るのなら、それなりの覚悟が必要なわけで、今の私には精神的にも時間的にも余裕がないんです。
慌てて先生を探す状況でもないですし、暫くは此処にいたいです」と応えた。

偽らざる本音。

今無理して動くのは得策ではないような気がする。

「あまり期間を置きすぎるのはよくないのでは~」と姉弟子さんも心配してくださるし、
灰形の先生からは「お金を棄てるようなもの」とバッサリ言われちゃった

でも、本当に今は新しい先生や社中に入る自信がないんだもーん

「待てば海路の日和あり」とも言うけれど、フリーだからこそ慎重にしたいんだよねぇ。

稽古は出来るだしね。それも、とても恵まれた環境だし。

点前の種類と手順(順番?)はなんとか覚えたけど、ただそれだけ。
それを正しくキレイな所作で表現できるように模索をしている最中に先生が亡くなった。

だから、まだ自分の中では迷いがあって、自信を持って点前ができないでいる。

思えば、先週の「お茶を習おうと思って~」と声をかけられて「アワワワワワ~」となったのも、
自分の自信のなさの表れだったんだろうなぁ

その中で、今はせめて自分に自信をつけていきたい。

それがどれくらいかかるのかはわからないけれど、焦らずに行きたいな。
(ノンビリしすぎてもいけないのだろうけど

そんな会話をしたせいか、ただでさえ難しい眉風炉なので、あまりいい出来映えにならず。
来週は道安風炉でがんばろっと。

稽古の方は花月。
炭手前の当番だったので、お炭を組んでおく。

最初は炭付花月。
最初は「一」を引き、席中にて最初に「月」を(わざと)引く。

今シーズン最初の稽古でいきなり初炭とはハードルが高い?
羽根の扱いでアドバイスを受けた。
あ、なるほど。
今まで上手く行かなかったのは、そういうことか

私が“ぬるま湯”にならないように、姉弟子さん方が客観的に厳しく稽古をつけてくださるのが有り難い。

次は濃茶付花月。
しまい花。

棚が吉野棚で久しぶりだったし、戸惑う。
風炉の点前も半年ぶりと言っても、去年はかなり抜けたから、あれあれ?
(もっとも、私一人だけではない?)

少し時間があったものの、「花月はもう足が」と姉弟子さん方
先週は欠席したということもあり、「薄茶平点前をやってみたら」と奨めていただいたので、
有り難くさせていただき、他の方々に飲んでいただいた。
(途中で交替して私も一服いただいた)

まぁ、会の中で浮かないように、稽古を続けていきたい。

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炉の灰上げ

2012年04月30日 00時00分35秒 | 稽古の備忘録
あっちもこっちも、ハナミズキが満開。

点前を稽古している隣の四畳半で姉弟子さんが炉の灰を上げていた。
今まで、その瞬間を見たことがなかったので後で見学。

炉壇が深かった。50センチはあるだろうか。
これも「本炉壇」なのだろうか。
正式な定義には当て嵌まらないような気はするけど。

それでも、又隠に倣った造りにはしてあるとは知っていたけど、本格的だったんだなぁと感動。

八畳の広間は茶室仕様にはなってなくて、床の間の位置も違っているし、炉もずっと後に切った。
炉壇も嵌め込み式の。
こちらは廻り炭などで四隅を掻き上げたり、五徳の位置変えたりしてたので、深くないのは把握してる。

「これを篩にかけるのよ」とおっしゃる姉弟子さん。
夏の湿し灰作りや灰洗い、こちらは姉弟子さんがされる。

私はまだまだお手伝いのお呼びはかからないだろうなぁ。

だけど、別途習いに行ってるから、やり方はわかる。
だから、ふと「これだけの量を洗うのは大変ですね」。

しかし、「湿し灰」として撒く分しか洗わないそうだ。

ふぅん。

改めて、茶道を“ちゃんと”できる環境というか施設の維持の希少価値を思った。

今年は篩を買いに行かなくちゃ。
5月は時間確保できないから、6月は忘れずに時間作らないと
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炉の長板総荘

2012年04月29日 00時00分48秒 | 稽古の備忘録
↑木瓜(もっこう)薔薇だっけ?

三日間ほど冷たい雨が続いた後はいきなり夏日
半袖でも歩けそうな陽気。
今月最後の稽古に行った。
今季の炉も稽古納め。
トリは長板総荘。
炉の長板は一つ置で稽古することが多いので、総荘は久しぶり?

まず、初炭。
次に薄茶。
さらに貴人点で。(合わせ技は混乱する)
次は私の順番が回ってきて、濃茶点前をさせていただいた。
前回が真台子だったので、違いがわかった?
杓立の位置が違うし、居前のねらう位置も違うから、混乱しちゃうなぁ
次に長板で貴人点の濃茶を見学したけど、さらに混乱した。

雨上がりで庭の緑が鮮やかで清々しい。
しだれモミジも紅葉して木漏れ日がキラキラ
窓を開けて、通る風も薫風さわやか。
だから、炉の熱がちと暑かった

来月からは風炉だ。
余裕を持って稽古に臨みたい。
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4年ぶりに真台子

2012年04月17日 00時00分22秒 | 稽古の備忘録
椿の季節ももう終わりだねぇ。

亡き先生が育てていた椿。
鉢植えのものは随分と枯れてしまったものもあるらしいが、地植えのものは健在のようだ。
次の秋冬もここの椿をお付き合いしたいな。

先週末の土曜稽古は真台子を稽古したそうだが、私は欠席して月曜日に振替。
月曜日は月初めに真台子をされていたのだが、私が振替で出席するということで、
土曜日に出した台子をそのままにしていただいて、週明けにそのままお稽古させていただくことに。

第一週目の土曜稽古に姉弟子さんからそう伺った時は、少しプレッシャー
「着物で行こうかしら」とも思ったが、当日になってみると一週間の疲れがドーッと溜まって
朝起きるのに精一杯。

前の晩に少し、行きの電車内でノートを広げて予習。
真台子の最終更新日付が2010.2.14。
そこから稽古日誌を捲ると、その前日に真之炭を稽古して、真台子を見学したことになっていた。

「お点前したのはいつだっけ?」と更に遡ると、なんと2008年1月だった

風炉の方は別に稽古しているとはいえ4年も御無沙汰したとなると、さすがに不安になってきて、
短い時間の中で集中して目を通し、念のために真之炭にも目を通す。

お稽古ではまず真之炭を見学。
「わりとノートが出来てるなぁ」と確認できた?

続いて、真台子の点前を見学。
ほとんど真っ白状態でなされていらっしゃったので、もどかしい気持ちも芽生えつつ、予習が出来た

そのおかげで、自分の番になった時はスムーズ
集中力が途切れると、細か~い手が抜けてしまう。
でも、忘れたわけではないので、そんなに落ち込まなかった。
(後でノートを確認すると、ちゃんと書いてあったし

集中力は周りの緊張感の空気も関係するから、けっこー微妙かなぁ。

ほぼノンストップで50分ほどで終わったので、姉弟子さんがもう一点前。
大円之真をなさった。

私が苦戦している点前。
この春はもう稽古できないけど、見学できてよかった。

片付けもサクサク。
3時過ぎに稽古場を出た。

帰り道は高島屋横浜店に寄って、吉向十三軒さんの四十周年展をちらっと覗く。

「覗く」程度になってしまったのは、既に疲れていて茶道具鑑賞する集中力がなかったのと、
エレベーター内で「大北海道展」の広告を見てしまって

「北菓楼の開拓おかき、まだあるかしら~」と、そっちの方が気になってしまい~
先に寄って、2袋Getして満足してしまって、さらに茶道具を見ようという意欲が薄れてしまって~。

目に入っていても、おそろしく気持ちがスルー
楽茶碗とか交趾とか、よかったですヨ。
ちなみに、本日(4月17日)まで。

ふと、「麦わらの火入、今どこにあるんだっけ?」と思い出してしまった。(←独り言)

見終わった後は隣の茶道具売り場で濡れ小茶巾を買って(←初めて買ったけど、意外と経済的だった)
再度、北海道物産展に逆戻りして男爵コロッケを購入。

夕食は手抜きさせてもらって、復習

ノートもね、先生の訃報を境にピタッと更新が止まっている。
今季の炉は始まって間もなく師匠の訃報があって、とてもノート整理できる心境ではなかった。
おいおいに再開していかないとな。
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千鳥ケ淵じゃなくて、千鳥板~

2012年04月08日 00時00分28秒 | 稽古の備忘録
満開の桜を眺めながら、茶道の稽古に向かう。

仕度をしていて、どえりゃ~ビックリ
懐紙の間から千鳥板が出てきたんだもの

blogには書きそびれたんだけど、3月最後の月曜に振替稽古に行った。
貴人清次且座(たしか貴人役)、貴人清次花月(薄茶のみ)やった後、
最後に貴人清次の薄茶をさせていただいた。
慌てて片付けに入ったから、抜き取るのを忘れてしまった。

更に、次の稽古まで気がつかないなんて、恥ずかしい

で、4月第一回稽古は花月の日。
炭付花月。初花・しまい花に当たった。
濃茶付貴人清次花月は最初に貴人に当たる。
ややこしい。

最後は相弟子さんの貴人点に半東。

道中が寒かったせいか、帰宅後に疲れがどっと来た

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春は別れと旅立ちの季節デス

2012年03月18日 00時00分34秒 | 稽古の備忘録
彼岸の入りというのに、朝から寒くて冷たい雨が降っていた。

午後から茶道の稽古の前に山種美術館に行こうかなぁと思っていたんだけど、
前の晩にあれこれ考えてたら面倒になって
自宅でやりたいこともあったし。

炭手前、それも盆香合を稽古させていただくことは予め決まっていたので、週半ばに教本を確認。
「わりと覚えてる○」と思えたので、あとボンヤリしている時にイメトレ。
貴人点濃茶と貴人清次濃茶は行きの電車内で教本を見直した。

盆香合、順番は問題なかったし、炭も水屋で火箸で持った上で組んだがらスムーズに継げたけど、
道具の位置や釜の清めのところが反省点
やはり、順序は覚えてたんだから、他で細かい配慮に神経遣わないとね、と改めて感じた。
香合も両手扱いをちょこちょこ忘れちっまった


貴人点濃茶は半東、貴人清次は最初はお供2、二回めは貴人。
どの役割でもそれぞれに注意しなきゃならないことがある。

立つ時の足首に注意入る。
ちゃんとくっつけないと、後ろから丸見えだよーん
稽古着だと着物と同じだからね
意識しないとね

後輩ちゃんが帰り際に青年部の研修旅行の栞を見せてくれた。
修学旅行のような丁寧さダ
すごいっ

そして、来月から若手の後輩ちゃん2人は他の社中に移ることになった。
先生亡き今、これから許状を取る立場はやはりちゃんと先生について習った方がいい。
生前の先生も姉弟子さん方に宜しく頼むと託されていたらしい。

そして、移る先の社中も申し分ないところ。
10年来の、青年部にいた頃からの仲良しさんもいるし。
お稽古場も近所だし
そういえば、先生が亡くなる少し前に茶道具屋さんの添釜に寄せていただいたなぁ。
だから安心できる

姉弟子さんによれば「土曜日の昼間に稽古つけて下さるところは少ない」とのこと。
支部内で探すから少ないのか、一般的に少ないのかは不明

確かに、彼等のためを思えば、早い時期に先生に入り直すのは賢明だとわかる。
今の環境は彼等にとって、いい状況とは言い難く、
だから、これでよかったのだと思う。

心配だったから、肩の荷を下ろしたような気もなくはなし~。

でも、ぶっちゃけ寂しい

それはお互い様なんだろうなぁ。

複雑な気持ちで帰途につく。

帰りは都心で落語を聴くことになっていたので、その前に腹ごしらえ。

「今日は写真撮らなかったなぁ」と初鰹茶漬けを撮った

食べながら、青年部の部長さんに一報したかなきゃと、早速
(即レスにビックリ)

こちらの心配も、もうこれからはしなくていいんだなぁ。
とも思う。

本当に“送り出した"気分。

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予習して稽古に臨むゾ!

2012年03月11日 00時00分53秒 | 稽古の備忘録
土曜日は冬に逆戻りしたような寒さ
名古屋・信州の旅行では邪魔で仕方なかったダウンコートの世話になる。

社中稽古に行く。
(午後からなので、朝のうちが少しノンビリできるのが有り難い

4日前(←つまり旅行中)、姉弟子さんからカリキュラムの連絡があった。
「廻り炭を1回やって、あとは貴人点と貴人清次をやります」

廻り炭は2月の振替で2回も東をやったので、重い役は当たらないだろー
と予測して、空いた午前中に教本を開いて、貴人点と貴人清次を予習。

フムフム。貴人点の薄茶は大丈夫。
貴人点の濃茶は1箇所だけ要注意がある。
付箋貼っとこー

貴人清次の薄茶。。。うっ、ちょっとややこしー
気になる箇所は付箋貼ったり、点前上落としそうなところは赤線引く。

貴人清次の濃茶。。。。混乱するなぁ

例によって、また稽古着、ラップ箱から帛紗類だして帛紗挟みに入れて~
教本ともども鞄に入れて、自宅を出た。

稽古はちょうど5名集まった。
その5名に対して、姉弟子2人が指導についてくださる。

廻り炭は次客。
もともと左利きだし、苦手なのは皆さん周知なんだけど、それに甘えてもいられない。
下手なりに、炭を転がしながらも何度もトライして、火箸で挟んで継いだ。
火は熾さずに、「東」役が炭をおいて、廻り炭の稽古はアップ。

火がついていない炉中の炭を引き上げて、相弟子さんが炭斗に後炭を組む。
四畳半に移れば、吊り釜の支度が整っている。
そこで、吊り釜の後炭を見学。

そして吊り釜で貴人点の薄茶。席外から見学。

それから、貴人清次の薄茶。
順番的には私だったんだけど、相弟子さんに譲って、“貴人”になった。

教本をさらった順番は貴人薄→貴人濃→貴人清次薄→貴人清次濃だったので、
予習したものの、頭の方が混乱し始める。

そもそも、貴人点&貴人清次の炉編を教本で読んだことがなかった。
だから千鳥板のところで「あれ?」と思うことがあったんだよねー。

姉弟子さんもそれは同じだったようで、記憶ではアヤしくなって、
書棚から教本を持ってきて確認しようとするも、かなり古い教本で
(写真がない教本

おそるおそる「あの~。写真が入ってる教本持ってきたんですけど」
見せてくれる?となったので、控え室から持ってきてお渡しする。

やはり、先生から教わったのとは異なる手が一つあった。
「ほー」と一同少し戸惑いながら、教本に従う。

「亡くなった先生、貴人清次はお嫌いでほとんど稽古つけてくださなかったしね
人間に格差をつけるのがお嫌だったようだ。

来週、やっと炭手前が稽古できる
盆香合をさせていただくことになった。
その後は貴人点と貴人清次の濃茶を稽古する。

また予習をしていこう。
(貼りまくった付箋に姉弟子さんも私の姿勢はわかってくれたみたい?

先週の雛祭りの日の稽古を欠席したので、主菓子を渡された。
京都の雛祭り菓子の「引千切」。(たしか、「ひちきり」だっけ?

「絶対に上のきんとんを帰り道に潰すだろーなー」と思った。
やっぱり潰れた。

でも、お味は美味しかったから、よしとしよっ
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廻り炭の亭主を2回!

2012年02月28日 00時26分30秒 | 稽古の備忘録
先日書いた稽古着の記事に対して、「できるだけ本物の着物で稽古を」とコメントをいただいた。

確かにそれは正論である。
私だって、出来ればそうしたい。
だけど、稽古の前後に仕事を入れたり、歯医者の予約を入れてたりと、
パズルを嵌めるように時間のやり繰りをしている生活において、
着物で一日通せる余裕はなかなかない。
茶会や茶事の時は他に予定を入れないに、かなり前から計画的に調整してるから可能までのこと。
毎回の稽古にまでとなると、それこそ働かなくても生きられる恵まれた立場にならないと無理っ!

だから、悩んで、考え出した工夫の顛末がblogネタとして成立するんだけどなぁ。
(それが当blogの、というか私自身のオリジナリティな面白さ?)

と思いつつ、稽古着を通勤鞄に入れて、いつもより早い時間帯の電車に乗って始業前のオフィスへ。
前日、疲れ過ぎて忘れた作業(=所要時間数分)をして、コソコソと失礼する。
(とても着物で行ける場所ではない)

なんせ、レギンスに丸首の長袖Tシャツにデニムの丈長シャツを羽織った部屋着ルック
その上からロングコートを着てごまかす
↑だから、コートも脱がずに去って行った不気味なヒト

で、稽古場へ。
直行すると早過ぎるので駅ナカで朝ご飯食べて時間調整

それでも余裕で一番乗り。
家主にあたる亡き師匠の御家族に挨拶して中へ。

稽古着をしっかり着付けてから、稽古の準備。
先生亡き後、一人で準備するのは初めてだし、入院中から準備の当番が回せてなかったので、
すごく久しぶりで緊張するし、いろいろ戸惑うし。

他のお弟子さんが来て、ホッとした。

当日の課題は廻り炭之式。
亭主役。

巴ハンダを整えるのも一年ぶり。
亭主も二、三年前ぶり。

午前中は私も姉弟子さん方も斑な記憶でなんとかやった。

午後は他のお弟子さんの盆点を正客で見学。

やはり、茶杓は確認しないとな。

土曜日に教えていただいている姉弟子さんが午後からいらして、もう一度、廻り炭。
しっかり手順を覚えていらっしゃったから、いかに午前中がグチャグチャだったかがわかった

廻り炭の式の本は半月前に借りたけど、その箇所は見ずに返却しちゃった
また借りよう。

しばらくぶりに炭手前をできたのは嬉しいけど、
相変わらず、自己管理ができないのが恥ずかしくなった。
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四ケ伝の稽古

2012年02月21日 00時00分47秒 | 稽古の備忘録
☆写真と本文は何ら関係はございません。

先週の土曜日の午後に3週間ぶりに稽古場へ行った。
(1月と2月はセットで計3回になっている)

まず、初炭を見学した後、高校生の濃茶平点前で一服いただく。
しばらく間隔が空いたので、皆さんブランクが如実。

人数少なく、あと3人。
「茶通箱を除く四ケ伝の3つを交替でやって」と指示あって、私の順番は最初。
肩衝茶入の清め方の復習にしてもらえばと思い、台天目。

点前の流れは身についているから、そこは問題なかったのだけど、
指が両手ともにバラッとなってしまう悪い癖と茶杓の扱いがダメ

茶道具の展覧会を見て歩いて、私は茶杓があまりよくわかってない、らしい
という自覚がある。
気がついてみれば、茶杓の扱い(点前における帛紗の捌き方の違い)が弱い。

と、気がついてしまった

自分の後で唐物と盆点を見学していたのだけど、茶杓のところだけが「ん?」
帰りの電車内でノートを開くと、おっそろしくアバウトな書き方
(他は細かいのに)

あっちゃー。
自覚なかったんだけど、苦手だったんだぁ

ノートも書き込みは入れてあるけど、それを元データに反映できてない。
ここ1~2年、ノートを放置気味だったなぁ

手のばらつきは意識して、直していかないといけないなと半生

どちらも自宅で割稽古できるし、ノートの整理もまた再開しないと。
と感じた。

次は月末に振替。
来月は諸々あって、2回になっちゃうかなぁ。
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稽古再開

2012年01月29日 00時00分04秒 | 稽古の備忘録
二ヶ月余りのブランクを経て、茶道の稽古が再開。

東横線に乗るだけでもウキウキ
乗り換えて、駅に下りて、駅前に出ると、もう嬉しくなる
稽古場も好きだけど、その界隈も好きだから。
また足を運べてよかったぁって、思う
ただ、その先に先生はもういらっしゃらないのだけど、
努めて悲しみを抱かないようにした。
(ちなみに、稽古再開が28日で2回目の月命日。
 って、、、思うとまた涙が出てしまう

あちらこちらに雪がまだ残っていて、路上もところどころ凍っていてビックリ

さて、肝心の稽古は仙遊之式。
「東」役をさせていただいた。
何回かやったことがあるのに、ほとんど忘れていて
指導の姉弟子さんがしっかり予習してくださるから、ほとんど指示待ち

濃茶練るのも久しぶりだから、少しアヤシかったりして

次回から自分自身もちゃんと予習復習しなきゃと反省した

二回目は見学。
2回もやったし、最初に稽古の運営についての説明があったから、
午後1時スタートしたのに、予定から1時間オーバーの5時前に終了。

月謝ならぬ「会費」は月謝より少しお安くなった。
月一の別稽古が花月やら古帛紗の月賦やらで出費が嵩むので、助かる

存続が危うかったベテランクラスも残り、平日への振替もさせていただけるし
精神的に“自立”して今後も参加したい。
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これからの稽古のこと

2011年12月20日 00時00分01秒 | 稽古の備忘録
週末、久しぶりに稽古場へ行って今後のことを話し合った。

ある人が言った。
「茶道を教えるにあたって先立つものは、場所とお金と時間だ

そして、確かな技術
もちろん、道具も必要だけどね。(←これは「お金」に含まれる?)

3つの中で一番大事なのは「場所」だっ
(お金と時間は努力でやりくりはできるけど、場所だけはどうにもならない)

先日亡くなった先生はその「場所」を遺してくださった。
それとお稽古に必要な道具も。

で、来月末から「会」として稽古を続けることになった。
月謝は会費になる。

迷ったけれど、今でも葛藤はあるし、灰形教室の方々からもいろいろアドバイスをされた。
だけど、早急にどうこうと動き慌ただしくすることなど、私には出来ない。

“(茶道の)稽古難民”ていうのは、あちこちで起こってるモンダイなんだって。
当面、向こう1ヶ月は茶道の用事があんまし入らないので、また私なりに書きたいと思っている。

ただ、もう疲れちゃって
(あれこれ言われ過ぎちゃって、頭の中がグチャグチャ

ホンネをいうと、しばらく茶道のことを忘れて、離れたいんだけど。
だけど、blogがねぇ
しばらく休もうかなぁ。
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やっと。

2011年12月17日 08時28分23秒 | 稽古の備忘録
今年も残すところ2週間。
やっと今日、稽古場へ行ける。(午後からね)

お通夜に訪れたのがちょうど半月前。
あの時は悲しくて、今後のことなんて考える事が出来なかった。
出来れば、年内は悲しみと思い出に浸っていたい。

そんなことを考えつつ、稽古に使うはずだった時間を無為に過ごしてしまった。
偲ぶ会を終えた相弟子から「次に予定していた稽古日に今後のことを話し合います」
とメールをもらった時、「えぇ~。もう?」と最初は思った。

しかし、みんなの言う通りだった。
不安もあるが、それ以前に稽古できないのがつらかった

集まって相談するにあたっては、「今後どうしていきたいか、それぞれ考えてくるように」。

茶道は習いたいから習ってきたわけだし、○○部や灰形のことも、すべて自分の意思で決めてきた。
これから、どうしたいか。

もちろん、茶道はこれからも続けていきたい。
ただ、茶道に対して何を求めるのかによって、習い方が違ってくる。

茶歴や年齢的なことを考えれば、単純な“お稽古事”感覚ではなく、もっと専門的に技術を追究する段階にきている。
でも、そうするには費用はこれまでよりももっと高くなるし、よりストイックに臨む姿勢が求められてくる。

それはわかってる。
しかし、茶道にはもう一つの要素もあって、そこも見逃せないポイント。
それは“日常生活を癒す時間”。つまり“息抜き”ということ。

まぁ、月イチで別に習っていることもあるし、日常生活がそれなりにハードな現状を思えば、
ワタシはやはり“癒し”の時間と空間を失いたくない。

というのが、この半月間考えた末の結論。

さて、その希望は叶えられるのか
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亡き師匠との別れ

2011年12月03日 10時18分52秒 | 稽古の備忘録
昨夜、茶道の先生のご自宅へ行ってきた。

約束はお通夜が始まる1時間前~午後5時からだったのだけど、待ちきれなくて少し早めに着いた。

金曜クラスの方々は既に呈茶接待のスタンバイ中。
姉弟子さんにすぐに駆けつけられなかったことのお詫びをし、一緒に準備が整うのを待ち、
順番に対面させていただいた。

亡くなってから既に4日経っているのに、対面できること自体が信じられないほどの有り難さ。
きれいにお化粧されてあったので、病気との苦闘はわからなかったけど、穏やかなお顔に見えた。
やはり眼鏡をかけていらっしゃった。

かなり、昔のことだけど、相弟子が稽古されている時に先生が居眠りをされたことがあった。
暖かい土曜の午後、相弟子の点前が優雅に順調に進んでいたこともあった故の安心?
その寝顔が可愛らしくて、居合わせた弟子一同、静かにしていったっけ。

あの、穏やかな日々を彷彿とさせるお顔でいらっしゃった。

修学院離宮で見た、苔と落葉のように、散ってなおの美しさ。


その後、成り行きで参拝者の下足番のお手伝いをさせていただいた。
何分、御自宅の上、動線が大切。
裏玄関から入っていていただいた後、お参りをして表の座敷(=茶道の稽古場)で精進落とし、
縁側伝いに表玄関からお帰りいただく。
(そのため、裏玄関で脱いだ靴を表玄関へを運ぶ作業が必要で、その人手が足りなかったので)

下足番はお茶会スタッフの奉仕の中でも、まず最初に当たるお仕事。
初心に還ったつもりで、運ばせていただいた。
(何でもいいからお手伝いをさせていただきたかったので、嬉しかった)

そうして、2時間ばかり経ち、気がつけば御通夜そのものが終わっていた。
(無宗教だったので、お経もなく通常の御通夜とはちょっと異なった空気感?)

当初、御通夜そのものは親族のみにてということだったので、私たちは御遠慮するはずだったのに、
結局、最後までいることになって、焼香ならぬ献花のお参りもさせていただいたし、
その上、精進落としまでしっかりいただいてしまった。

コートを羽織っていたといえ、寒風吹く中での下足番だったので、
御遺族の方々からも「本当に申し訳ない~」とお声がけいただいてしまった。

屋内に戻った時に、私の顔が青白くなっていたので、姉弟子さん方もびっくりされて、
ものすごく熱い大服の抹茶をいただいた。

顔色が青白いは元からの“地シロ”であって、別に外にいたからではないんだけど~。
コート着ていたし、寒さは慣れているし、お手伝いも喜んでやっていたのだけど~。
これぐらいのことをさせていただかないと申し訳が立たないですし~。

と、小さい声で言ったんだけど、ね

代稽古をしていただいている姉弟子さんの隣で精進おとしをいただいたのだけど、
その時初めて、亡き先生が“イケル口”だったことを知った。
(私が入門した時は既に70代半ばでいらっしゃったので、お酒は控えていらっしゃったので)

息を引き取られたのは月曜日の早朝。

月曜クラスの方々はいつものように稽古場に来て、花月をやろうということになって、
炭を熾し、湯を沸かし、仙遊之式をやるべく、花台に茶花を揃え、香炉の準備もしていのだそうな。

あるお弟子さんが「一昨日にね、先生の夢を見ちゃった。車椅子に乗ってお帰りになられたのヨ~」
という話をされていたのだそうな。

そうしたら、奥から同居されていない親族のお一人が顔を出されて訃報を告げられたそうな。

寝耳に水で、もうビックリ。

数年前から稽古もされている御家族の方は「稽古が終わった後でお話しするつもりでした」。
ずっと付き添われていらっしゃったから、もう一度稽古場に戻りたかった先生の気持ちを察して、
せめて、最期に傍で稽古をしていただきたい、とのこと。

でも、聞いてしまっては稽古どころではなかったそうで。

温まった香炉にお香を焚き、茶花を生けて、抹茶を点てて、枕元のお供えして、
稽古場は片付けて引き上げたのだそうな。
(そして、他の曜日を預かっている姉弟子さんに御連絡~)

姉弟子さん曰く「いちばん付き合いが長かった月曜日の稽古の日にお戻りになるなんて、先生らしい」。

花月は故人を追悼する意味合いをあるのだから、(利休忌追善茶会でも花月やってるし)
そこで仙遊之式をやったら、もっとよかったのになぁ。。。。

と思いつつ、それは口にはしなかった。

私は「28日は利休さんの月命日ですから、その日に逝ったのもさすがですよねぇ」。

帰り際、最後にもう一度、お顔を拝見させていただいた。
「有り難うございました」と申し上げることができた。

今日の告別式は親族のみ参列で、荼毘にふされ、明日正午に茶道関係者対象の「送る会」が催される。
(先生はもうお骨になられていらっしゃる)

私は明日はもう休み明けで仕事に出なければならないので、欠席させていただく。
「本当に申し訳ありません」とお弟子さん方にお詫び申し上げたら、

「もう、充分よ。あなたの気持ちはもう充分に先生に伝わっているワ」と。

下足番をさせていただいたことに感謝

帰り際、水屋からチラッと広間を見たら、床の間に「露堂々」の横軸が掛かったままだった。
その前は参拝された方々が精進落としを召し上がっていただく部屋になっていて、
床の間だけ“異空間”。

「露堂々」は、11月になった時に先生自ら掛けるようにと御指示されたもの。
入院されても、掛ける軸とか稽古のカリキュラムは病床から御指示を下さった先生。

あそこに掛ける軸を考えてくださる方は、もうこの世に存在しない。

そのことをリアルに実感して淋しく感じつつ、帰ってきた。

今朝は地震があったし、ずっとお天気も荒れ模様
たいへんだろうなぁ。

風邪を引いてしまったら、また皆さんに心配をかけるので、
今日は自宅にいて、心静かに先生の御冥福を祈ることにしよう。
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茶道へ通じる門

2011年11月30日 00時00分59秒 | 稽古の備忘録
たぶん、この写真はまだ使ってない。
今月初めに稽古場へ伺った折り、門のところで撮影。

Googleのストリートビューには思い切り門そのものが写っているのだけど、
他人様のおうちだからね。
地べたのあたりの、特定できない辺りを写した。

この門は、私にとっては、未知なる、そして一生付き合っていく茶の湯の世界への入り口だった。
まだ、ここを潜って玄関の戸を開けたら、先生が出てきそうな気がする。

14年前、前の師匠が友人の伝手の伝手のそのまた伝手で探してくれて、それで渡してくれた1枚のメモ。
そこに書かれていた電話番号はここのおうちのものだった。

全くの面識のない、しかも紹介者すらハッキリしない状態で問い合わせをしなければならなかった。
本当に電話するときは受話器を持つ手が震えたなぁ。
応対された先生も、「ウチの電話番号、いったいどなたから~?」と、とても不審気だったし。
(今みたいにネットの道場検索ができない時代)

そうして、とりあえず見学させてもらうことになって、
伺った住所を便りに、職場の資料室で住宅地図を調べて位置関係を確認し~。

でも、道に迷った。この辺りを一周して、やっとこ辿り着いた。

辿り着いて、足がすくんだ。

大正か昭和初期だかの、とても重厚な純日本建築のおうちで立派な門構えだったから。
あまりの雰囲気におじけづいて、回り右して帰ろうかと思ったほどだ。

大丈夫かな、高ピーな奥様じゃないかなとか、話が合うかな、
お小遣い(月謝)足りるかな、ちゃんと他のお弟子さんと付き合っていけるかな。

恐かったなぁ。

まぁ、通い出してから2、3年はビクビクしていたけれど。

そして丸14年、もう門を潜るたびに緊張することはなくなったけれど、
ここを通る度に感じる茶道ができる喜びの思いは今も途切れることなく続いている。

もう、このあの思いをあそこで感じることはないのかなぁ。

先生の年齢と病状からすると、「急」という状況ではなかった。
覚悟はしていたし、もっと冷静に受け止められると思っていたのだけど、
実際に「その時」が来てしまうと、自分でも驚くほどに動揺してしまって。

偶然ながら、京都行きの前日。
キャンセルしようとしたら、諸々の日程が週末だそうで、直後の3日ほどは動きなしとのこと。

日常の中にいると、ポカッとチョンボしてしまいそうなので、少し心を休めてきます。
(今日=29日も仕事のアポを1つ忘れてしまったし)

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