北極のお話では、北極のトイレは大変なことをおもしろ、おかしくお話していただきました。そして、北極でトイレのときは、白クマに襲われないように犬と、ライフルをもたなければいけないとのこと。また、「セイウチの牙」「マッコウクジラの歯」「一角クジラの角」など、博物館にもなかなか置いていないものをもってきていただき、直に触らせていただきました。子どもも大人も大興奮でした。触ったことを示す、証明書までいただきました。
<o:p>菅原先生を見送り、テント撤収です。子どもたちは、ペグぬき、ポールの片付けなど、自分たちで考え、動いていきます。最後は、野外活動センターのゴミ拾い。そして、歩いて学校に無事到着しました。たくさんの経験を積み、レベルアップできた宿泊学習でした。<o:p></o:p>
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朝食後、テントを干して自由時間。しばらくすると、ゲストティーチャーの先生が到着しました。宮古市在住、環境省の環境アドバイザーを務める菅原省司先生です。菅原先生からは、「なぜ『蝶』という字なのか」「田代に30年ほど前、ミドリシジミというチョウがいたこと」「自分の足で歩くことで身の周りにある自然に気付くことができること」「北極探検のお話」など、様々なお話を聞かせていただきました。「蝶」の中にある「世」という字は「世の中」の他に、「弱い者」という意味もあるそうです。木が無くなれば、弱い者であるチョウが無くなる、そして虫もいなくなるとのこと。子どもたちは真剣な様子で聞いていました。
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〈2日目〉<o:p></o:p>
4時ごろから、日が昇り始めました。本日も快晴のようです。
<o:p> 起床時間の6時になると、子どもたちは自分たちで目を覚まし、6時には全員集合しました。早く寝ると、早く起きることができます。テントは、段ボールやマットを上手に敷いていたようで、どの子も「ぐっすり眠れました。」と笑顔でした。<o:p></o:p> 荷物をまとめたあとは、朝食作りです。献立は、「サンドイッチ」「コーンスープ」「ヨーグルト」です。お湯だけ、大人が沸かしましたが、それ以外の準備は全て子どもたちが進めました。木々に囲まれた中でほおばる朝食は、学校で練習したとき以上においしく感じたようでした。<o:p></o:p>
本日の最後、ナイトハイクと星空観察です。「こわーい。」「雨が降っていたら行かなくていいのに。」と消極的な子どもたち。でも、夜道を歩くと、川の音や、葉っぱのこすれる音が聞こえてきます。帰り道になると、「ライト消してもいいですか?」「星がすごくきれい!」と普段経験したことのないことをとても楽しんだようでした。
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センターに戻り星空観察。最初は、座りながら見ていましたが、「寝ながら見たいです。」と子どもたち。急きょ、ブルーシートを広げ、雲一つない、満天の星空を眺めました。北極星や、北斗七星、夏の大三角、人工衛星、流れ星。この日、この場所でしか見ることができない最高の天体観測でした。<o:p></o:p>
いよいよ夕飯です。お皿に盛り付けて、スプーンを口に運びます。食べ始めるとみんな笑顔に。「学校で作ったときよりおいしい!」「ソーセージがすごく熱い!」「学校で食べたときより辛い気がする!」学校のときと同じ、バーモントカレーの中辛を使ったのですが、鉄鍋で温められた分、辛く感じたのかもしれません。おいしいカレーを食べているころ、児童館から帰る4年生のお家の車が通過しました。「お~い。」「カレーあるよ~!」「食べていって~!」去年の学級の仲間を、声を大にして呼びましたが、願いかなわず、車は通過。しかし、応援に別の先生が登場。カレーを食べていただきました。そのあと、近くにいた1年生のお父さんにも味わっていただきました。<o:p></o:p>