
幾日たったかわからなくなったころ、
大家さんは相変わらず勢いよく部屋のドアを叩いていた。
私は ウルサイネェ と苦笑いをした。
横にいる酒井さんも苦笑い。
私、いや私たちは段ボールの中にいる。
ここは暖かくてお腹も空かなくて、色んな人がいて退屈しない。
中で私は酒井さんと、
「私はあなたほどお家賃滞納してなかったわよ?」
「あら!お互い様でしょー!失礼しちゃう!」
なんて言って笑いながらじゃれあって遊んでいた。
もう外の事はどうでも良かった。
危なくて汚くて混沌とした外よりも、
こっちにいた方がずっと良い。
だから私たちは、外にいる人を助けてあげるために、
また誰かの部屋に行かなければならない。
「今度はどこにいこうか?」
そう皆で相談して、
アナタの家に決めた。

待っててね☆
