どうも迷子になってますあかるです!
今日はお友達(ギャル風の子と人妻さんね)と
待ち合わせをしてるんだけど、
なんかこないだ降りたバス停と違~う
こんなとこ知らな~い
駅がな~い
仕方ないので駅に行きそうな人のあとをつけることにしました。
そういえば中学生一年か二年の時、
意気込んで一人で(友達いないから)
盛り場に行ってみたんだけど
やっぱり楽しみ方が全然わからず
誰とも言葉を交わさないまま時間が過ぎて
帰ろうとしたけど帰り道がわからなくて
仕方なく帰りそうな若者カップルのあとをつけることにしました。
カップルはずんずん歩いていき、
やがて歓楽街の愛の巣へと消えていきました。
その後どうやって駅についたのかは忘れましたが、
初めての一人での都会に酷くがっかりして
さらに乗った帰りの電車で痴漢に遭い、
振り向いたらそれはそれは暗い目をした青ヒゲのサラリーマンが私をにらんでいて
ああこんなことって本当にあるんだ、
東京って怖いなぁ本当に怖いなぁ、と怯えました。
帰ってから家族に
「なんか痴漢にあったかもしれない」
と言うと
「なんかの勘違いじゃないの」
と言われてしまって
ああじゃあそうなのかもな、
と無理矢理納得してみたけれど、
あれから高校生になるまで
受験以外で東京に行ったことは殆どありません。
東京なんて嫌いです。
でも地元の変態村はもっと嫌いです。
そんなことを思い出しながら私は強く思いました。
「やっぱり人に聞こう!」
目の前を歩くカップルも
またいつ愛の巣に転がりこむかわからない(ストーキング中)。
ならば人に聞こう、
そのくらいの中国語なら大丈夫、
大丈夫私!
優しそうなおじさんにねらいを定めて
「すみません、駅はどこでしょう」
「ああ駅ですか、
駅はですね、
ここをまっすぐ行って右に曲がって、
あれ、
右じゃなかったかな、
右かな、
ああ、
えーとあなたは日本人ですか?」
「はい日本人です」
「ああやっぱり日本人ですか、
ペラペラペラペラ
(聞き取れなかった中国語)
私の姉も日本に住んでました大阪です。
あなたはどちらに?」
「東京です」
「東京ですか!
ペラペラペラペラ
(聞き取れなかった中国語)
台湾へは私は遊びできていて
ペラペラペラペラペラペラ
(聞き取れなかった)
あなたは?」
「え?えーと学生です(手探り)」
「あ~学生さんですか!
ペラペラペラペラ
ペラペラペラペラ
(だんだん聞き取る気がなくなってきた)」
「えーとあの駅は……」
「あ、駅はあの辺です(おおざっぱに指を指しながら)」
「あ、あの辺ですか、どうも!(よくわかってない)」
十分近くも凄く親切に話してくれたんだけど、
わかったことは、
彼のお姉さんが大阪にいたってこと、
あそびで台湾にきていること、
駅の場所は彼も良くわかっていないこと、
それだけでした。
待ち合わせには確実に間に合わないし、
自分の語学力の無さと
道を聞く人をチョイスするセンスのなさをも激しく感じる日でした。
待ち合わせは遅刻しました。